まだまだ続く『世界三大シリーズ』!今回は『世界三大コーヒー』です。
前回の『世界三大嗜好飲料』続編でもあります。
コーヒー好きならお分かりかもしれませんね。しかし、断固として!紹介させていただきます!どうぞお付き合いくださいませ。。
- "世界三大コーヒー”
- キリマンジャロ
- キリマンジャロの歴史
- キリマンジャロの豆の特徴
- キリマンジャロ豆のランク
- ブルーマウンテン
- ブルーマウンテンの歴史
- ブルーマウンテンの品質保証
- 風味特性
- コナ
- 幻のコナコーヒー「ピーベリー」
- 『余談!世界三大珍コーヒー』
- 最後に
"世界三大コーヒー”
世界三大コーヒーは、特定の限定された地域で栽培される品質の高いコーヒーで、生産量が少なく貴重な豆のため、高級なコーヒーと言われています。
キリマンジャロ
ブルーマウンテン
コナ
ではそれぞれどのようなコーヒーで、どのような特徴があるのかを詳しく見て行きましょう。
キリマンジャロ
まずキリマンジャロは、アフリカ大陸のタンザニアにあるキリマンジャロ山のふもとの町で栽培や加工、生産されているコーヒー豆のブランドです!標高1500~2500メートルの広大な土地を利用して、コーヒー豆のみを栽培、大規模生産しています。
キリマンジャロの歴史
1900年頃、ドイツやイギリスがキリマンジャロ山域を開拓したことがきっかけでコーヒーの栽培が始まりました。
日本でキリマンジャロコーヒーが知られるようになったのは、1953年に日本で公開されたアーネスト・ヘミングウェイ原作の「キリマンジャロの雪」がきっかけだと言われています。
キリマンジャロの豆の特徴
1粒1粒のサイズが大きく、水分を多く含んでいるのが特徴的ですが、それには生産地の気候や栽培環境が大きく関係しています。また、高地栽培ならではの良質な酸味と、甘酸っぱい華やかな香りを楽しめるのも特徴です。
現在ではタンザニアで生産される全てのコーヒーがキリマンジャロというブランド名になっています。豆の品種はアラビカ種の1つで、味わいとしては強い酸味がありながら甘い香りやコクがあるというのが大きな特徴です。一般的に他のブルーマウンテンやコナとの違いは、ブレンドしないで飲む事が多いという点が挙げられます。
キリマンジャロ豆のランク
AA | 6.75mm以上(スクリーンサイズ18の豆が86%以上含有) |
A | 6.25mm~6.75mm(スクリーンサイズ16~17の豆が約90%~95%以上) |
B |
6.15mm~6.25mm(スクリーンサイズ15~16の豆) |
C |
5.9mm~6.15mm(スクリーンサイズ14~15の |
コーヒーにミルクを入れて飲む方もいますが、実は種類によってミルクと合う・合わないがあります。キリマンジャロコーヒーは酸味が強いため、ミルクとの相性があまりよくありません。そのため、「酸味が強いコーヒーは苦手」「マイルドな味わいを楽しみたい」という方は、他の豆とブレンドするのがおすすめです。
特にブラジル産のコーヒー豆は、キリマンジャロの酸味を抑えつつ、マイルドな口当たりに仕上がるため、相性がいいと言われています。
ブルーマウンテン
ブルーマウンテンのコーヒーの木は、ジャマイカにあるブルーマウンテン山脈の内側で栽培されています。ブルーマウンテン山脈の内側をブルーマウンテンエリアといい、このエリアで栽培されていることから、ブルーマウンテンと呼ばれるようになりました。
ブルーマウンテンの歴史
ブルーマウンテンの品質保証
ブルーマウンテンコーヒーの中でも格付けがあり、品質が一番高いものを「ブルーマウンテンNo.1」次に「No.2」「No.3」と呼ばれています。
また、通常2つ一緒に実るコーヒーの実(コーヒーチェリー)が、1つしか実らない「ピーベリー」と呼ばれる、希少なブルーマウンテン豆もあります。
「黄金バランス」とも言われるほど、香り・味・コクのバランスがとれた上質な味わいのコーヒーです。
風味特性
ブルーマウンテンは「黄金バランスのコーヒー」と呼ばれるほど、コーヒーの長所を兼ね備えたコーヒーです。マイルドな口当たりとなめらかなのど越し、上品な香りが特長。
コーヒー特有の苦味があるものの、すっきりとしていて飲みやすく、まろやかな酸味とも調和がとれています。奥深い甘味もあり、飲み終えた後も余韻を楽しめます。しっかりとした味わいと飲みごたえがあるコーヒーです。
コナ
コナも世界三大コーヒーの1つに数えられる有名なコーヒーです。粉じゃないよ!
キリマンジャロやブルーマウンテンと比べると知っている人も少ないですが、コーヒー好きならほとんどの人が知っている位有名です。コナは、主にハワイ島の南西部にあるコナ地区で栽培されているコーヒー豆の事で、世界の生産量の中でもわずか1%以下なので非常に貴重なものとして知られています。
豆の品種はアラビカ種の在来種であるティピカ種の1つで、味わいは苦味が少なく、甘い香りや柔らかな酸味があり、ハワイらしいトロピカルな香りが大きな特徴で、すっきりと飲む事が出来るコーヒーです。
ハワイ島南西部のコナコーヒー・ベルトと呼ばれる地域で生産されているコーヒーです。
コナコーヒーの豆は大きさでランクがつけられ、全収穫の15%ほどしかない一番大きな豆は「エクストラファンシー」、次に「ファンシー」、「プライム」とつけられています。
ハワイ州では内容量の10%以上コナコーヒーが入っていれば「コナ・ブレンド」と呼べるため、他のコーヒーとブレンドされたコーヒーが多く、安価で買うことができます。
幻のコナコーヒー「ピーベリー」
ちなみに実はこの5つの等級の格付け外に裏ボス的な感じで最高級のコナコーヒーが存在しています!ふむふむ!それは「ピーベリー」と呼ばれており、幻のコーヒーとも呼ばれています普通のコナコーヒーとは別にコーヒー豆の形状で特別に選ばれたコーヒー豆になるそうで、普通のコーヒーの実には平らな豆が2粒入っているのですが、ごく稀に丸いコーヒー豆が1粒だけ入っていることがあるとか! そのコーヒー豆は密度が濃く、かつ焙煎する際に均一にコーヒー豆を煎ることができます。その生産量の少なさと手間のかかり具合、コーヒー豆の濃厚さから、もともと高価なコナコーヒーの中でも最上級と言われており、なかなか市場で流通することもありません。 ピーベリーはコナコーヒー全体の3%程度しか獲れません。確かに通常であれば2つのコーヒー豆に供給されるべき養分が全て1つのコーヒー豆に入るので、より濃厚になることには納得がいきます。栄養分も2倍ですが、値段も普通のコーヒー豆より2倍!2倍!。
飲んでみたいですね〜
『余談!世界三大珍コーヒー』
世界三大珍コーヒーは、主に動物の糞から取れるコーヒーのことです。
滅多に取ることができなく、生産性が低いことから、希少価値が高く、高値で販売されています。
インドネシアで栽培されているコーヒーチェリーを野生のジャコウネコが食べ、消化されずに出てきた豆の部分を、きれいに洗浄して乾燥させ、焙煎したものです。
消化によってカフェインが少なく、独特の香りと風味のあるコーヒです。
映画「最高の人生の見つけ方」でもキーアイテムとして使われるなど、今ではとても有名なコーヒーとなっています。
そのため、ジャコウネコを飼育してコピ・ルアクを製造したり、数%のコピ・ルアクに他の豆を混ぜて高値で販売したり、偽物も多く販売されています。
アフリカで栽培されているコーヒーチェリーをサルが食べて、排出された豆からできたコーヒーです。
インドや台湾ではサルがコーヒーチェリーを食べて吐き出したものが、モンキーコーヒーとして同じように高値で販売されています。
ベトナムで栽培されているコーヒーチェリーをタヌキが食べて、排出された豆からできたコーヒーです。
集荷前の完熟したコーヒーチェリーをタヌキに食べられてしまい、仕方なくタヌキの糞から取った豆でコーヒーを淹れたところ、今までにないおいしさに気がついたことから、作られるようになりました。
あまり市場に出回らないこともあり、偽物も多くあると言われています。
ゲイシャ
中南米パナマで栽培される「ゲイシャ」と呼ばれる品種のコーヒーは、一般の栽培品種よりも収穫量が少なく、希少性が高い豆です。
ベスト・オブ・パナマというコーヒーの国際品評会をはじめとする、数々の品評会で何度も優勝しており、伝説のコーヒーと呼ばれるほどです。
また「スペシャルティコーヒー」と呼ばれる、上質なコーヒー(プレミアム)よりも上の、高品質なコーヒーとされ、世界で最も高いコーヒーの一つとも言われています。
ブラック・アイボリー
タイ北部の動物保護センターにいる、象の糞から取ったコーヒー豆です。
象の食事と一緒に33キロのコーヒー豆を与えても、わずが1キロのコーヒーしかとれないため、その希少性から、コーヒー好きの富裕層から人気のあるコーヒーです。
香りが強く、苦味の少ない滑らかな口当たりと言われています。
最後に
如何でしたか?普段よく飲むれているコーヒーの紹介でした。なかなか飲めないコーヒーもあるので、見つけた際はぜひ味わって見たいものですね。