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japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。

点心とは?飲茶とは?点心と飲茶の違いについて 9

「点心」と「飲茶」、どちらも聞いて思い浮かぶのは、中華料理やせいろじゃないでしょうか?せいろの蓋を開けて、立ち上る湯気のから現れる焼売などを点心や飲茶だと思っていませんでしたか?

中国でいう本来の点心や飲茶の意味は少し違ったんです^^

では、点心とは?飲茶とは?その違いは何でしょう^^
今日はそんなお話をしていきたいと思います。

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点心とは?

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点心とは、そもそも中国では昼食と夕食以外の時間に摂る軽食や間食のことをいいます。食べ物ではなく、食事スタイルをさします。

食べる時間帯によってその言い方も変わります。

■ポイント■
・朝食…早点(ツァオチエン)
・午後3時…午点(ウチエン)
・夜10時頃の夜食…晩点(ワンテイエン)

 

 中国の人々の食生活は、2度のご飯(昼飯と夜飯)と3度の点心(朝食、午後3時の軽食、夜10時の夜食)からなっています。

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また、「点心」は、私達が想像する ❝ 蒸籠に入った焼売 ❞ などだけではありません。
お菓子類も点心に含まれます!

 

飲茶と点心の違い

軽食の「スタイル」が飲茶

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「飲茶」とは、中国茶を飲みながら点心を食べる習慣のことを意味します。つまり、飲茶は食べ物の事ではないのです!そうなると、「飲茶を食べに行こう」という表現は間違いで、正確には「飲茶をしに行こう」が正しい表現となります。 

そもそも、現代の飲茶の元は明の時代まで遡ります。明の時代に様々な点心が作られ、次々と点心のお店も出現。 そして、いまのような飲茶のスタイルも明の時代に起源があり、大きな器に緑茶を注いで、点心を食べたことが、はじまりになったみたいです。

そして「飲茶」とは広東語ですが、英語では「dim sum(ディムサム)と言います。この飲茶の習慣は、広東が発祥といわれていますが広東だけでなく北京,蘇州,杭州などでも行われているそうです。

 

 

飲茶の仕方

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「飲茶をする」にあたり、本場中国ではいくつかルールがあるので覚えておきましょう!
まずはお茶選び!

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日本のように座ればお水やお茶が出てくるのではなく、お茶のオーダーから始まりますので、中国茶の知識を身につけて、本場のお店へ行く事をオススメします!

そしてお店に行く時間帯ですが、基本的に中国の人が飲茶を楽しむのは、朝〜15時頃まで。夕食として提供しているお店は少ないので、せっかく行きたかった飲茶のお店が夜は閉まっている、なんて事がないよう観光する際、時間には気をつけておきたいところ。

お茶をおかわりしたい時は、急須のフタを逆さまにして乗せておくか、少しずらしておけば、お湯を注いでほしいという合図になります。そうしておけば、わざわざ店員さんに「お湯くださーい!」と言わなくてもお湯を足してくれます。これは嬉しい情報ですね!

 

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点心とはどんな料理?

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スープ類を除き、2度のご飯の時間以外に食べれば、点心と呼ばれるんですね。
例えば、大皿料理なども小皿に盛り3度の点心時間に食べればそれは「点心」になるということです。

小皿が蒸籠の中に入って出されるメニューを体験したことありますか?
あれも点心だったんです!

 

点心の種類

点心の種類には、大きく分けて4種類あります。

■甜点心(テエンテイシン)

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主に甘味の点心。ごま団子、桃饅頭の他、杏仁豆腐、マンゴープリンなど冷たいお菓子も甜点心として分類されます。中華料理などのコースでは、最後に食べるデザートとして出てくるので、馴染みがあると思います。

 

■鹹点心(シェンテイシン)

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塩味の点心。餃子や肉まん、小龍包など。主に小麦の皮で餡を包んだもので、主に小麦の皮で餡を包んだものが多く、調理法は茹、蒸、揚と様々です。

 

■小吃(シャオチー)

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主に小皿料理の点心。普段は大皿で盛り付けられている料理を、小皿などに盛られて正式の食事の時間以外で提供されれば、点心という事になります。エビチリ、酢豚、そしてチャーハンやお粥も小吃に分類されます。

 

■果子(グオズ)

果物やナッツ類、またそれらをシロップ漬けにした果物や飴をからめたもの。
そのまま食べられる果物やナッツ類、またそれらをシロップ漬けにした果物や飴をからめたものを呼びます。すいかやひまわりの木の実などもこの分類になります。

もう一度!飲茶とは?

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飲茶とは、中国茶を飲みながら点心を食べる食習慣のことをいいます。

主に3度の点心が盛んなのが、広東省と香港。
小さい蒸籠をそのまま食卓に運べば合理的かつ衛生的、そしてお茶を飲んで水分を補い、消化に優れた点心を少しずつ食べる、「飲茶」とはそんな健康的な食べ方として今でも多くの方の習慣になっているそう。

中国広東省、香港、マカオを中心に行われている習慣で、中国茶を飲みながら点心を食べることを言うのです。
広東省出身の華僑・華人が多い中国国外のチャイナタウンや、国内の一部ホテルの朝食などにおいても行われている。茶は味の濃い点心と相性がよいことに加え、消化を促進する作用があり、また点心の油分の吸収を阻害する手段にもなっています。

広州の人たちにとって「ヤムチャ」することは、日常生活でなくてはならない存在です
広州の人々の朝は、家の近くのお店に行って飲茶をすることから優雅に始まります。

 

ヤムチャというのは広東語ですが、広東圏以外の地方でも広東料理を食べに行く時、「飲茶に行く」という意味で普通に使っています。

飲茶を直訳すれば「お茶を飲む」ということですが、実はお茶を飲むだけでなく、餃子や海老団子を食べたり、ウーロン茶を飲んだり軽いお食事をすることを飲茶と思えば間違いありません。広州は中国でいち早く改革開放政策を取り入れた町として、生活リズムは中国のほとんどの都市より速いです。

広州の若い人たちは「飲茶のために早起きするより、少しでも寝ていたほうが良い」と考えるようになり朝早く起きて飲茶をする習慣ははだんだん変わるようになりました。

■朝の飲茶は「早茶(中国語でzaochaと言います)」
■お昼の飲茶は「午茶(中国語でwuchaと言います)」

飲茶はこのように時間帯によって分けられています。朝が弱い若い人たちは、「早茶」の代わりとして「午茶」を楽しむようです。

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点心は主菜と中華スープ以外の料理を指していますが、餃子、中華まん、ワンタン、シュウマイなどは、私達が普段よく食べている点心です。
しかし、中国で言う点心の範囲は日本人が思っている点心の範囲を遥かに超えています。

中国の人は間食やお菓子、軽食類も「点心」と言うので、ケーキ、クッキー、チョコレートなども「点心」の一種類なるわけです。

 

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最後に

いかがでしたでしょうか!なかなか慣れないとわかりにくいと思いますが、覚える必要はないのでご安心ください。何やら紹介しているうちに点心や飲茶がしたくなってきたような気がするんですが、気のせいでしょうか???

 

 

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