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さわらの名前の由来

さわらは大きさで名前が変わる!出世魚である理由とは?さわらは大きさによって名前が変わる出世魚。今回はさわらの名前の由来と、出世魚と呼ばれる理由を解説。また、地域によって異なる旬事情と呼び名についても紹介!

 

さわらの名前の由来

さわらという漢字は魚編に春と書いて「鰆(さわら)」と書く。しかし、この字が使われるようになったのは近世になってからで、江戸時代には「狭(さ)腹(はら)」と書いていた。これは、さわらの胴体が細く、お腹周りが狭いことからその名がつけられた。また、小さい腹と書いて「小腹(さわら)」と書くこともある。
さわらは別名サゴシと呼ばれるが、これは腰回りが狭いことから「狭腰(サゴシ)」という名がついたとのこと。
さわらは晩秋から春にかけて産卵期を迎える。現在使われている「鰆」という漢字は、さわら漁が春に最盛期を迎えることに由来する。しかし、旬の時期は地域によって異なり、必ずしも春だけの魚ということではない。鰆という字は全国共通だが、冬に獲れるさわらも脂がのっていて美味!!

さわらが出世魚と呼ばれる理由

さわらが出世魚と呼ばれるのは、成長段階に応じて名前が変わるためだ。関東では小さい方から順に、サゴシ・サコチ・サワラと、関西ではサゴシ・ヤナギ/ナギ・サワラと呼ばれる。

名前が変わることを出世と見立てるのは、日本独自の風習に由来する。実は江戸時代まで、武士や学者は成人すると、元服を機会に幼名から実名(成人後の名前)に変える習慣があった。そのことから、成長に応じて名前が変わる魚を「出世魚」と呼んでいる。

一般的に出世魚は縁起物とされ、おめでたい席では必ずと言っていいほど出される。代表的な魚といえばブリやスズキだろう。さわらは出世魚の中ではやや地味な存在だが、その一角を占めることは間違いない。

同じ魚を大きさや外見の違いで呼び方を変えるのには訳がある。成長の早い魚は一年毎に外見だけでなく魚としての特徴も変化し、味や用途など商品価値に関わる部分も異なる。

それらを同じ名前で呼ぶと、漁業現場や流通現場では取引する上で混乱を招く恐れがある。そうしたことを防ぐために、成長段階に応じて呼び名を変えたのが実際のところだ。出世魚の名はまさに漁師たちの生活の知恵から生み出されたものに他ならない。

日本各地のさわらの旬とその呼び名

さわらは春に多く獲れることから「鰆」という字がつけられたが、実は地域によって旬の時期は異なる。
春に旬を迎えるのは主に関西~瀬戸内で、5~6月に漁が最盛期を迎える。春に食べるさわらは「春鰆」と呼ばれ、和歌山県では「桜鰆」とも呼ばれる。一般的に春のさわらはさっぱりとしていて、食べやすいのが特徴だ。さわらは春の使者とされ、俳句の季語にもなっている。

一方関東~駿河、伊豆地方ではさわらは12月以降の冬が旬とされている。冬のさわらは「寒鰆」と呼ばれる。冬に獲れるさわらは脂が乗っていて、刺身にするとマグロのトロのようなコクのある味わいだ。

さわらは自分が住んでいる地域の旬に合わせて食べるのがベスト。旬の時期の新鮮なさわらは刺身にしても、焼いて食べても旨い。さわらが美味しい季節になったら、酒のつまみに、ご飯のおかずに、色んな食べ方で楽しもう。

そもそも出世魚って何?

出世魚とは、成長に従って大きさがかなり変わっていくことから、大きさによって呼び名が変わる魚をいいます。
出世魚の例としては、サワラとブリのほかにスズキなどがあり約80種にもなります。
出世魚の名前は通称なので正式名称と異なる場合があります。

こうした出世魚は、江戸時代のころから名前が変わる魚として親しまれ、成長のお祝いなどに利用されていました。
出世魚は縁起が良いとされているため、贈り物などとしても喜ばれます。

関東圏では

サゴチ→ナギ→サワラという順番でその呼び名を変えますが、関西圏ではサゴシ→ヤナギ→サワラという順番で名前を変えていきます。

では、どのような基準で呼び名が変わるのでしょうか?
実際に、出世魚であるサワラの呼び名を成長順にご紹介します。

サゴチ(サコシ)

40~50㎝程度の大きさで生後1年程度の個体です。
漢字だと狭腰と書きます。
関東だとサゴチ、関西だとサコシ、サゴシと呼ばれることが多いです。

ナギ(ヤナギ)

60㎝程度の個体です。
生後2年頃の大きさです。
関東だとナギ、関西や四国ではヤナギと呼ぶこともあります。

サワラ

60㎝より大きな個体を呼びます。
漢字だと鰆、もしくは狭腹と書きます。
関東でも関西でもサワラと呼びます。

生後3~4年くらい経つと、80㎝もの大きさになるものもいます。
出世魚のサワラの成長の最後はかなり大型です。

 

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