Web Analytics Made Easy - Statcounter
View My Stats

japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。

バゲット『フランス発祥のパン』

フランスパンの代表といえば、バゲット。
フランス語で「杖」という意味があります。
外の皮はパリパリとして固く、中はフワフワで柔らかくおいしいのが特徴です。
今回は、フランスで一番よく食べられているという「バゲット」についてのお話です。

バゲットはウィーンからやってきた

バゲットは、ルイ16世の時代にウイーンから始まったという説があります。
これには諸説いろいろありますが、少なくとも1830年頃にはすでに、細長いパンがパリに存在していたそうです。
完全に今のような棒の形で定着したのは、1839年のこと。ウィーンからやってきた「アウグスト・ザング」という人物がパリに開いた「ウィーン風パン屋」が起こりとされています。

 

バゲットを流行らせた人。アウグスト・ザング

オーストリアの軍人アウグスト・ザング。
彼はもともとオーストリアの軍人でした。
商才にも優れていた彼は、1838年パリにやってきてクロワッサンの店を開きました。その店で彼は、蒸気を吹き込むオーブンを発明します。
そこで、当時ウイーンでも流行っていた長いパン「pain viennois」を発売したのですが、これがバゲットの起源になりました。この店でのパンがブームを起こし、パリに定着したのです。
ザングが1848年にパリを去ったあとも、蒸気オーブンでバゲットを焼くことがパリでは当たり前となりました。バゲットはそのままフランスパンの代表選手として、今も愛されるパンに成長したのです。

 

バゲットの歴史

ふかふかで、皮はカリカリで、こんがり焼けていて、満足感がある……きょうは、バゲットのちょっとした歴史です。

パンの柔らかい部分はパルプのようで、皮はカリカリしていて、たまらない香りがするバゲットは、フランス文化を、しっかり象徴するものです。

はじめは、パンは丸くありませんでしたし、長くもありませんでした。

18世紀、バゲットは、食べるものの9割を占め、私たちは日に1キロ半も消費していました。
バゲットは、夢のパンと思われていました。貴族たちの特権だったのです。
バゲットは、そうですね、エリートのものでした。全く同じ生地でしたよ。違いはありません。もっと厚い皮でしたが。私は、皮が大好きだから、とても満足しています。もっと肉感的で、ふかふかで、丸くて素敵なソフィー・マルソーのようなパンを好きな人もいますが。

フランス革命での要求の1つは、平等なパンでした。1793年の国民公会の政令により、パン屋は、すべての人に同じパンを作ることを求められ、従わないと禁固刑に処せられました。

このとき、バゲットが生まれました。登場したときは、長さ40センチで、重さは300グラムでしたが、現在は、長さ80センチで、250グラムです。

人々は、毎日白いパンを食べたいと思ったのです。白は、歴史的に、美しく、まじりけがなく、社会的な出世を思わせたからです。しかし、パンは黒色に近かったのです。
そこで、(小麦粉が)不足していたにもかかわらず、ものすごく速くこねて、パンを白くし始めました。パンを変質させたのです。ギリギリまでパンをふくらませて、すごく白くしましたが、味は落ちました。

 

正真正銘、バゲットはパリのもので、田舎で受け入れられるまでに時間がかかりました。農民は、栄養があり、1週間は持つパンが好んでいました。
バゲットは長持ちしません。1日しかもちません。目利きは、焼けてから1時間以内が一番おいしいとすら言うでしょう。
小麦粉、水、塩、イーストを混ぜて、パン屋が切り目をつけたあと、かなり高温のオーブンに入れます。パンは生き物です。毎日、パン屋は種をまいています。
それは、性的な行いに近いものです。成長するものを作っているのであり、いつも同じパンを作ることはできません

前日と同じバゲットを食べるのは悲しいことですね。工場で作られたものでしょう。私にとって、パンが生きていることは、とても素晴らしいことなんです。

医者の天敵であった時代を過ぎたあと、バゲットは、社会的に公認されました。それでも、スノッブなものになりつつあります。値段がどんどん高くなっています。

パン屋に言いたいです。「金の卵を生むメンドリを殺すな」と。1ユーロを超えるべきではありません。

そんなことしたらスキャンダルです。1ユーロ10、20,30と要求する人たちは、私に言わせれば近視眼的で、誠実かどうか、ギリギリのところにいます。

でも、バゲットが買えなくなるまでは、私のちょっとした楽しみは、家への帰り道に、大きな一切れをほおばることです。

 

日本のバゲット歴史は明治維新から

ここで日本に伝来した「バゲットの歴史」について、今から100年以上前、明治維新の時代です。

東京の小石川にあった、フランスのカトリック教会の孤児院(カトリック関口教会の前身)。孤児への職業訓練として、フランスパン作りが行われました。
これが日本で作られた、最初のフランスパンだと言われています。

その後、京都「進々堂」の続木斉が、日本人初のパン留学生としてフランスに留学しました。そこで、本場パリ仕込みのフランスパンを製造・販売したそうです。バゲットは明治時代から、日本人に愛されていたんですね。

バゲットのおいしい食べ方

いかがでしたでしょうか?バゲットは、そのままかぶりついてもよし。チーズやワインと一緒に、輪切りにして食べてもおいしい、優秀なパンです。
デザート感覚でフレンチトーストにしても最高に美味なので、いろんな食べ方でバゲットを味わってみてくださいね。

 


id:hahaha-ha-ohanashiさん

もしかして「歯」ですか!

チンすれば大丈夫ですよ。

 

スポンサーリンク