話題のクラフトコーラ、実は簡単に作れるんです!!!材料はシナモンなどのスパイスとレモン、砂糖、炭酸水だけ。とてもシンプル!
テクニックがいらないので初心者でもスパイシーで爽やかな自家製コーラができるんです。今回は基本の作り方を料理研究家の吉田瑞子先生に教えてもらいました。アレンジももちろんOK、自分だけのオリジナルコーラに挑戦してみてください。
クラフトコーラは材料を煮るだけで作れる!
クラフトコーラは、すっきり爽やかな味わいとピリリとスパイシーな風味が特徴です。基本の材料はシナモンスティックやバニラビーンズ、クローブなどのスパイスと、レモンなどの柑橘、そして砂糖と水。鍋で煮出して、スパイスと柑橘の風味を移した甘いシロップを炭酸や水で割って飲みます。
【クラフトコーラの作り方】
味の決め手はスパイスのバランス
まずはコーラシロップを作ります。作り方は材料を鍋に入れて煮た後に、寝かせるだけ。スパイスの分量や種類を変えて楽しむのもおすすめです。
材料(コーラシロップ約500ml/コーラ約10杯分)
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水…400ml
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三温糖…400g
※上白糖でも可(透明に近い薄い色味になる) -
クローブ(ホール)…40粒(約4g)
※ホール…挽いていない状態 -
カルダモン(ホール)…20粒(約3g)
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シナモンスティック…3本
※なければシナモンパウダー小さじ1を工程4で加える -
バニラビーンズ…1/2本(7~8cm)
※なければバニラエッセンス5~6滴を工程4で加える -
レモン(ノンワックスのもの)…2個
[スパイスや柑橘はお好みで]
スパイスの分量や種類を変えて楽しむのもおすすめです。
1 シナモンスティックを半分に折る。カルダモンとバニラビーンズの種を取り出す
風味がよく出るように、シナモンスティックは手で半分に折り、カルダモンは包丁やキッチンバサミで半分に切って種を取り出す。バニラビーンズは縦に切れ目を入れ、包丁の背を使って中の種をこそげながら取り出す。
2 レモン1個分をすべて輪切りにする。もう1個のレモンはレモン汁を絞り、皮を細切りにする
レモン1個を厚さ5mm程度の輪切りにする。もう1個のレモンは半分にカットして絞り器などを使って果汁を絞る。残った皮はさらに半分に切って5mm幅程度の細切りにする。
3 鍋にレモン汁以外の材料をすべて入れて中火にかけ、沸騰したら弱めの中火で約10分煮る
容量1リットル以上のホーローやステンレスなど、酸に強い鍋を使用する。水・三温糖・シナモンスティック・クローブと、工程1・2で準備した材料を入れる。1のカルダモン・バニラビーンズは殻と種、2のレモンは輪切りと皮を入れる。シナモンパウダー、バニラエッセンスを使用する場合はここでは入れない。沸騰したら鍋がフツフツとする程度の弱めの中火に落とし、約10分煮る。
4 火を止め、粗熱がとれたらレモン汁を加え1日程度寝かせる
火を止めて鍋に入れたまま粗熱をとる。粗熱がとれたらレモン汁を加える。シナモンパウダー、バニラエッセンスを使用する場合はここで加える。さらに鍋に入れたまま秋冬春は常温、夏は冷蔵庫に移し1日ほど寝かせて味をなじませる。
5 ザルで濾し、保存容器に移して冷蔵庫で保存する
目の細かいザルで濾してレモンやスパイスのかけらなどを取り除く。清潔なペットボトルやガラス瓶などの保存容器に移して冷蔵庫で保存する(冷蔵で約2週間保存可能)
スパイスの香りが刺激的なコーラシロップが完成。三温糖で作ると濃い色味になり、味わいにコクが出る。上白糖で作ると薄い色味になり、味わいもさっぱりとする。
6 完成! 炭酸水で割って飲もう
コーラシロップ50mlを、炭酸水250~300mlで割る(コーラシロップ1:炭酸水5~6が目安)。コーラシロップと炭酸水の分量は好みで調整を。水やお湯で割っても美味しい。
◆かき氷やアイス、ヨーグルトのトッピングにも
原液のままかき氷のシロップとして使ったり、アイスやヨーグルトにかけるのもおすすめ。大人の方はお酒に加えてカクテルにしてもいいですよ。
【冷凍保存】保存容器に入れて冷凍庫へ
コーラシロップを長期保存する場合は、カビの発生を防ぐため保存瓶や保存容器に入れて冷凍しましょう。コーラシロップは完全に凍らないので、冷凍後も解凍せずに使えます。
冷凍可能な保存瓶やふたつきの保存容器に、2割程度の余裕をもって入れ密閉して冷凍する(冷凍で約4週間保存可能)。
【解凍方法】
冷凍庫から取り出し、そのまま清潔なスプーンなどで適量をとり炭酸水で割る。