「意志が弱いからダイエットを続けるのが難しい」
「どうして自分はダイエットが続かないのだろうか」
「こんな自分でも続けられるダイエット方法はあるのだろうか」
など、あなたは今、ダイエットが続かないことに悩んでいませんか?
- 1.ダイエットが続かない7つの理由
- 無理な食事制限が大きなストレスになる
- 完璧主義である
- ダイエットをモチベーションで続けようとしている
- 自分に合ったダイエットをしていない
- 停滞期で挫折してしまう
- 漠然と痩せたいと考えている
- ダイエットの基礎知識について理解していない
ダイエットを成功させるためにはある程度の時間がかかりますが、ダイエットを長期間続けられずに、「また痩せなかった」「またダイエットに失敗してしまった」と途中で挫折してしまう人は多くいます。
そして、ダイエットに失敗してしまった理由を「自分の意志が弱かったから」「忍耐力が足りなかったから」と自分のせいにしてしまう人も多いでしょう。
しかし、実際には、ダイエットが続かないのは意志力や忍耐力の欠如ではなく、正しいダイエットについて理解していないことや、厳しい食事制限のストレスなどが原因です。
つまり、正しいダイエット方法について理解した上で、自分が長期間できるダイエットを選択するようにすれば、ダイエットが続かないという悩みは解消できるのです。
1.ダイエットが続かない7つの理由
ダイエットが続かない下記7つの理由について解説していきます。
・無理な食事制限が大きなストレスになる
・完璧主義である
・ダイエットをモチベーションで続けようとしている
・自分に合ったダイエットをしていない
・停滞期で挫折してしまう
・漠然と痩せたいと考えている
・ダイエットの基礎知識について理解していない
無理な食事制限が大きなストレスになる
ダイエットが続かない理由のひとつとして、無理な食事制限が大きなストレスになることがあげられます。
多くの人にとってダイエットは「辛いもの」「苦しいもの」であるがゆえに、「辛い期間を長引かせたくない」と短期間で一気に体重を落とすことを計画し、無理な食事制限を取り入れてしまうことがあります。
具体的なカロリー計算をせずに、とにかく食事の量を極端に減らすことで、ダイエットを成功させようとしてしまうのです。
しかし、無理な食事制限というのは大きなストレスになり、そのようなストレス状態というのは長く続けることができないため、途中で挫折してしまうのです。
多少極端な食事制限を続けられて体重が減ったとしても、元の生活に戻ればすぐにリバウンドしてしまうため、結局この方法ではダイエットを成功させることはできません。
これらのことから、ダイエットを続けるためには、無理な食事制限をするのではなく、長期的なダイエット計画を立てるようにしたり、カロリーをきちんと計算したりすることをおすすめします。
無理な食事制限が大きなストレスになり、そのようなストレス状態は通常長く続けることができないため、ダイエットが続かない
完璧主義である
ダイエットが続かない理由のひとつとして、完璧主義であることがあげられます。
「明日からダイエットをする」と決めた途端、全てを変えて完璧にダイエットを遂行しようとする完璧主義という性質もダイエットが続かない原因のひとつです。
「完璧主義なのだから、ストイックにダイエットできるのでは?」と想像する人もいるかもしれませんが、完璧なダイエット計画を立てたとしても、日々の生活の忙しさや体調不良などによって計画に多少の誤差が出てきてしまうのが普通でしょう。
また、体重の増減は単純なものではないので、計画的に体重が減らないということも往々にしてあります。
完璧主義者の人は、ダイエット計画が少し思い通りにいかないと嫌になってしまい、ダイエット自体を投げ出してしまうのです。
ダイエットを続けるためには、経過や結果に完璧さを求めすぎず、とにかく正しい方法で長期的に続ける工夫をすることが大切です。
ダイエットをモチベーションで続けようとしている
ダイエットが続かない理由として、モチベーションで続けようとしていることがあげられます。このタイプの人は、モチベーションや感情によって自分の行動を決めているので、モチベーションが低下すれば、すぐにダイエットをやめてしまうという傾向にあります。
モチベーションはダイエットを頑張るひとつの刺激として取り入れるのはOKですが、必ず上下があるものなので、モチベーションだけでダイエットを続けようとするのはおすすめしません。ダイエットを長期的に続けるためには、モチベーションよりも続ける仕組み作りや工夫が大切になります。
自分に合ったダイエットをしていない
ダイエットが続かない理由として、自分に合ったダイエットをしていないことがあげられます。ダイエット方法というのは、星の数ほどありますが、人は体質も性格も違うので、他人が痩せた方法が必ずしも自分に効果があるとは限りません。
例えば、下記のような話はよく聞くことです。
・知人がファスティングで痩せたから真似してみたら、多少痩せたけど大きくリバウンドした
・TVCMで流れていたスポーツジムに通ってみたけれど運動が嫌いでやめた
・有名人が痩せたと宣伝していたサプリメントを試してみたけど全く痩せない
特に流行りのダイエットというのはインパクトが強いために、多くの人が飛びついてしまいますが、合う人合わない人がいるのは当然のことでしょう。
合わないダイエットを選んでしまうと、「全然楽しくない」「全然結果が出ない」と嫌になって、途中でやめてしまう可能性が高くなります。
一方で、自分に合うダイエット、または、自分が楽しいと思えるダイエットを見つければ、自然と続けられるでしょう。これらのことから、流行りや他人の意見に流されるのではなく、自己分析をしながら、自分が「楽しい」と思えて、自然に継続できるようなダイエット方法を探すことをおすすめします。
停滞期で挫折してしまう
ダイエットが続かない理由として、停滞期で挫折してしまうことがあげられます。
ある方法でダイエットを始めたものの、体が途中でその方法に慣れてしまい、停滞期と呼ばれる体重が全く減らない期間に直面することが多くあります。
停滞期と呼ばれる期間が来ても焦らずに正しいダイエットを続けていれば、また体重は減り始めるのですが、多くの人は停滞期を超える前に挫折してしまうのです。
停滞期が来ても冷静に食事内容や運動内容を見直し、体重のみに一喜一憂しないようにすることが非常に大切になります。
漠然と痩せたいと考えている
ダイエットが続かない理由として、漠然と痩せたいと考えていることがあげられます。
多くの人はダイエットにおいて、「とにかく食べる量を減らす」「運動量を増やす」ということだけ決め、実際のカロリー計算や運動における消費カロリーを具体的に計算していないために、成果を出すことができません。
「そんなに食べていないのに」「たくさん運動しているのに」と考える人でも、実際に計算をしてみると、思ってた以上のカロリーを摂取していたり、あまりカロリーを消費していなかったりするのです。
そして、ダイエットの成果が出ないことで、「こんなに頑張っているのに痩せない」とダイエットを途中で挫折してしまいます。そのため、漠然と痩せたいと考えるのではなく、ダイエットの目的や目標を決めた上で、食事の摂取カロリーや運動の消費カロリーを具体的に計算しながらダイエットを進めていくことをおすすめします
ダイエットの基礎知識について理解していない
ダイエットが続かない理由として、ダイエットの基礎知識について理解していないことがあげられます。ダイエットの基礎知識について理解していないと、間違ったダイエットに着手してしまい、結果が出にくくなってしまいます。そして、結果が出ないことで嫌になりダイエットをやめてしまうのです。
また、ダイエットにおける基本知識を理解していないと、体重に一喜一憂するなどして、それが大きなストレスになりダイエットをやめてしまいます。
例えば、次章で紹介するように、脂肪を1kg増やすには約7200カロリーの食事を摂取する必要があると言われているのですが、この原則を知っていれば、「1日で1kg増えた」というような場合でも、脂肪がついたのではなく水分などが増えただけということが分かります。
そのため、ダイエット中でも焦らずに対策を立てられますし、1日の体重増減に大きく精神が揺さぶられることがありません。
しかし、ダイエットの基礎知識を理解していない人は、「どうしよう1kgも太ってしまった」などと毎日の体重に振り回されてしまい、無理な食事制限をしたり、有酸素運動をしすぎたりして、大きなストレスになってダイエットをやめてしまうのです。
世の中には多くのダイエット方法があり、それぞれ正当性もあるのですが、まずは、次章で紹介するダイエットの基礎知識を押さえておくことが大切になります。
続く