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japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。

イタリアの甘い誘惑!チョコレート

イタリア旅行のお土産にはチョコレートがおすすめです。イタリアには様々な種類のチョコレートと伝統のあるチョコレートブランドがたくさんあります。こちらではそんなイタリアの人気のチョコレートや人気の秘密などをご紹介してきます。

イタリアのチョコレートの歴史

チョコレート(カカオ)が人々に利用され始めたのは、なんと紀元前1500年前ものことでした。最初にカカオを利用し始めたのはメキシコの沿岸部の肥沃な地域に住む人々だったといわれています。

時は流れ、カカオは、貴重なものとして、上流階級のものにない、10世紀ごろからは戦争の目的となり、14世紀のアステカ王国では税金の代わりにカカオを収めていた時代もありました。
その後アステカ王国は16世紀初頭にスペインに滅ぼされ、カカオの文化はスペインの文化となりヨーロッパに広まっていきます。

カカオはそのご16世紀から19世紀にかけて一気に世界に広まっていきます。もともとアステカ王国ではカカオは砂糖を入れずに利用されていたのですが、ヨーロッパの食文化の中で、砂糖やミルクを入れたチョコレートが広まっていきました。
 
スペインからポルトガルにカカオが伝わり、その次に伝わったのがベルギー、イタリア、フランスだといわれています。その後、オーストリア、ドイツ、イギリス、スイス、アメリカ、そして日本に伝来することになります。つまりイタリアのチョコレートは、大変歴史が古いことで有名で、伝統のある食べ物であるということです。イタリアのお土産にはぜひチョコレートを購入しましょう。
 

イタリアのチョコレートの特徴

チョコレートにはその国により、様々な特徴があります。それはカカオの伝来の歴史とその国の食文化、そしてその時代の権力者の影響よりその土地のチョコレートに特徴がでることがありました。
例えば、分かりやすいのはスイスのチョコレートは、豊富な乳製品を使ったミルクチョコレートが特徴的ですし、フランスは小粒で職人の技が光るものが多く、アメリカのチョコレートは食べ応え重視です。
 
■イタリアのチョコレートの特徴■
ヘーゼルナッツをふんだんに使っているというところです。これはイタリアの歴史の中にその秘密が隠されています。

1806年

多くのヨーロッパ諸国を勢力下に置いていたナポレオンは、フランスの経済発展のために、「大陸封鎖令」を発令しました。これはヨーロッパ諸国とイギリスの貿易を禁止し、その他のヨーロッパ諸国間においてもフランスとの貿易以外には高い関税をかけるというものでした。イタリアでは当時チョコレートの原材料であるカカオをイギリス経由でアメリカ大陸から輸入していたため、カカオの材料が高騰し、チョコレートは超高級品になってしまいました。 
そんなときに考え出されたのが、ヘーゼルナッツをカカオに混ぜて作るチョコレートです。イタリアでは元々、ナッツ類の生産が盛んで、それらのナッツは大変品質の良いものとして有名でした。
 
このようにしてイタリアのチョコレートの最大の特徴であり、人気の秘密である、ヘーゼルナッツの香りの、香ばしいチョコレートが生まれたのです。
 
 

イタリアのチョコレートの本場は

 イタリアの老舗のチョコレートブランドにはある共通点があります。それはそれらのブランdの発祥がイタリアのピエモンテ州、トリノであることです。イタリアのトリノはミラノから特急電車で1時間ほどのところにあります。近年冬季オリンピックが開催され、フィギュアスケートの荒川静香選手が金メダルを獲得した場所です。
スペインからヨーロッパ諸国に持ち込まれたカカオですが、その希少性から、しばらくは王族や貴族などがたしなむ嗜好品でした。そんな貴重なチョコレートを17世紀に一般に販売できるようにしたのが、トリノのサヴォイア王家でした。サヴォイア王家はスペインからチョコレートをイタリアに持ち込んだ王家です。
すると、トリノには多くのチョコレート店が開かれ、多くのチョコレート職人、そしてチョコレートを使ったデザートなどが開発されました。
ジャンドゥイオッティやビチェリンなどのチョコレート飲料もトリノ発のデザートです。つまりイタリアのチョコレートの発祥の地といえばトリノであり、現在でも多くの老舗チョコレート店がトリノにあります。

イタリアのチョコレート人気ブランド

 

 Ferrero フェレロ社フェレロ社

一番庶民的で有名な商品と言えば、「Nutettla」(ヌテラ)でしょう。ヌテラは日本でもコンビニなどのお菓子コーナーにおいていたりもします。フェレロ社の名前は知らなくても、フェレロ社の商品については、イタリアではもちろんのこと、日本人でも多くの人がご存知なのではないでしょうか。フェレロ社は1946年ピエモンテ州で創設されました。 イタリアではヌテラはお菓子も人気ですが、ジャムコーナーのようなところに置かれて販売されています。パッケージの大きさや種類なども様々取り揃えられています。ヌテラは濃厚なヘーゼルナッツのクリームです。イタリアではヌテラは朝食のパンに塗ったり、アイスクリームに塗ったりして楽しみます。もうイタリア人の食生活の一部となっているようなおすすめのブランドです。


 さらにフェレロ社と言えば、ヘーゼルナッツの濃厚なクリームととウェハース組み合わせが大ヒットした「Roche」(ロシェ)も大変有名で、お土産にもおすすめです。ローストした丸ごと一個のヘーゼルナッツを薄いウェハースにくるんでヘーゼルナッツクリームのジャンドゥーヤで包み込み、外側は砕いたヘーゼルナッツチョコレートでコーティングした「ロシェ」です。
 

Perugina(Baci)  ペルジナ社

ペルジナ社のバチチョコレートも、もはやイタリアのお土産の定番と位ほどに有名なチョコレートです。ペルジナ社は1907年に創設されました。もともとはキャンディーメーカーでしたが、1922年に現在の大ヒットブランドであるBaci(バチ)が生まれました。

バチはヘーゼルナッツのクリームとその上にヘーゼルナッツを載せ、さらにコーティング施した、ヘーゼルナッツ尽くしのチョコレートです。

見た目が、パンチのこぶしのように見えることから、もともとはパンチという名前でしたが、「Baci」(キス)という名前になりました。
さらにバチチョコレートはパッケージに、恋愛にまつわるロマンチックなエピソードなどが書かれた紙をを入れ込んだり、ロマンチックなキャッチコピーでイタリア人の心をつかみ、今でも、イタリアでは知らない人はいないほどの一大ブランドとして有名です。
バチチョコレートもスーパー、空港のみならず、観光客などが集まるようなイベント会場などでもよくお店が出ています。
 

Caffarel  カファレル

カファレルもイタリアのチョコレートを語るうえではとても有名なブランドの一つです。カフェレルは1826年にイタリアのトリノで設立されました。カフェレルと言えば、イタリアを代表するヘーゼルナッツとカカオを組み合わせた、「Gianduja」(ジャンドゥーヤ)を開発したところとして有名です。

カファレルのお土産としては、ピラミッド型に成型され、上品でシンプルな金色の包み紙に包まれたジャンドゥーヤのチョコレートがお土産の定番です。
またこのジャンドゥーヤのスプレッドクリームも濃厚なヘーゼルナッツの香りが楽しめる絶品ですので、ぜひチェックしてみてください。
現在でもとても人気のあるカファレルのチョコレートやスプレッドクリームは、イタリア国内のスーパーなどですぐに見つかります。
 
 

BABBI  バビ

バビはもともと、イタリアンジェラートのコーンを製造する会社として60年ほど前に創業した、比較的新しい会社です。バビのチョコレートはそんなコーンづくりのノウハウを生かして作られたさくさくのウェハースとチョコレートが絶妙なバランスです。

ウェハースとチョコレートの組み合わせは、シンプルな「Viennesi」が人気ですが、ヘーゼルクリームやレモンクリームをウェハースに挟んだ「Babbino」もおすすめです。

イタリア伝統のジャンドゥーヤを使った「Cremini」も、イタリア風のチョコレートを楽しみたい場合には大変おすすめです。

Venchi  ヴェンキ

ヴェンキといえば、1878年にトリノで創業した高級イタリアンチョコレート店です。素材やカカオの焙煎方法にこだわっているヴェンキは、イタリア一美味しいという呼び声も高いチョコレートブランドです。ヴェンキのチョコレートは1粒ずつ選べるものもありますし、板チョコや、お土産用の個別包装などのチョコレートもあり、購入しやすいのも魅力の一つです。

そしておすすめなのは空港で出発前にいただくヴェンキのジェラートです。イタリアにはローマの空港やミラノの空港などに、こちらのヴェンキのショップが入っています。

そちらでチョコレートのお土産を購入することもできるのですが、その際に是非ジェラートを召し上がってください。イタリアの老舗チョコレート店のジェラートは格別です。
 

最後に

イタリアの甘〜い誘惑!チョコレートでした。

 

 

 

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