チョコレートに生クリームやバターを加えたものをボール型にまとめて、ココアパウダーなどをまぶしたもの。高級食材「トリュフ」の形に似ていることが名前の由来とされる。外側にチョコレートをコーティングしたり、粉砂糖をまぶしたものなど様々な形とフレーバーがある。
- そもそも「トリュフ」とは?
- トリュフの種類は?
- トリュフチョコの由来や意味は?
- トリュフチョコレートは茸のトリュフが名前の由来!
- トリュフチョコにトリュフは入ってない?
- 「ガナッシュ」は、チョコレート菓子に使われる材料の名前
- ガナッシュを丸めて作る「トリュフ」はチョコレート菓子の名前
- 「生チョコレート」はガナッシュを改良したお菓子の名前
- トリュフと生チョコの違いは?どっちが簡単に作れるのか
- 簡単 チョコレートトリュフ
- コツ・ポイント
そもそも「トリュフ」とは?
トリュフとは、チョコレートと生クリームを主にして作るクリーム「ガナッシュ」を芯にし、チョコレートでコーティングした粒チョコレートのこと。
高級食材として知られる茸のトリュフに似ていることから、トリュフと呼ばれます。なめらかな口溶けが美味しいチョコレートですよ。
トリュフの種類は?
このガナッシュとコーティングする材料の組み合わせによって、トリュフにはさまざまなバリエーションが生まれます。
ガナッシュにシャンパンを加えたシャンパントリュフや、ガナッシュの生クリームに紅茶の風味を移して作るティートリュフ。ココアでコーティングしたココアトリュフも定番ですが、ガナッシュにブランデーを加えたココアトリュフは大人のお菓子として楽しめますよ。
他にもナッツやカシス入りのものや、カルバドスというフランス・ノルマンディ地方のりんごのお酒を加えたものなど……たくさんの種類があるんです。
トリュフチョコの由来や意味は?
トリュフチョコの由来は、高級食材であるトリュフ「セイヨウショウロ」に似ていることからです。
トリュフチョコはフランス発祥の有名なチョコレート菓子ですが、日本でも定番人気がありますね。「トリュフ」とは和名でセイヨウショウロと呼ばれるキノコの呼び名で、「トリュフチョコ」はトリュフに見立てて作られたチョコレート菓子のことです。
また、トリュフの主な産地はフランスで主な消費地でもあります。
そのためトリュフという呼び名はフランス語の「truffe」に由来し、学名は「Tuber」、英語名は「Truffle(トラッフル)」といいます。
トリュフチョコレートは茸のトリュフが名前の由来!
トリュフとは、ガナッシュをチョコレートでコーティングしたもの。シャンパン入りのガナッシュや紅茶風味のガナッシュ、粉砂糖やココアでコーティングしたものなど、種類が豊富なのもトリュフの魅力の一つですね。
トリュフチョコにトリュフは入ってない?
トリュフチョコには、実際にトリュフは入っていないものが大半です。
トリュフチョコの形はトリュフに似ていますが、実際にトリュフは入っていません。
また、トリュフはとても貴重で高価な食材です。
「トリュフ入りトリュフチョコ」を手作りしようとなると、トリュフを入手するのに苦戦することでしょう。
しかし最近、実際にトリュフをガナッシュに練り込んだ、贅沢な「トリュフ入りトリュフチョコ」を提供している店舗もあります。
トリュフとチョコの相性は絶妙で、芳醇な香りのトリュフが凝縮されたチョコは大人が楽しめる味わいに仕上がっています。
「ガナッシュ」は、チョコレート菓子に使われる材料の名前
まず「ガナッシュ」とは、温めて溶かしたチョコレートにクリームやバターなどを混ぜたチョコレート・クリームのことです。ガナッシュはこれ自体が完成形ではなく、さまざまなチョコレート菓子を作るための『材料』のひとつです。主にはチョコレートの型に詰めたり丸めたり、ケーキのコーティングに利用したりなどに使われます。
クリームや牛乳などを加えているため、溶かしたままのチョコレートよりもなめらかでトロトロとした口当たりになります。チョコレートとクリームの分量比率でも食感をコントロールできることから、例えばとろけるようなフォンダンショコラを作りたい場合はクリームを増やす、クッキーやマカロンに挟むなどパーツのひとつとして使う場合はクリームを減らす、といったように柔軟に調整できることもポイントです。
ガナッシュを丸めて作る「トリュフ」はチョコレート菓子の名前
対して「トリュフ」は、このガナッシュを丸め、チョコレートでコーティングし、粉糖(ふんとう)やココアパウダーをまぶしたりして完成させた『チョコレート菓子』のこと。外はパリッ、中はトロッとした食感となっており、その対比が人気のひとつにもなっています。コロンとした丸い見た目が高級食材であるきのこの「トリュフ」に似ていることからこの名が付いたと言われています。 ちなみに、よく聞く「ボンボンショコラ」とは、中にガナッシュなどを詰めたひと口サイズの大きさのチョコレートのこと。先にご説明した「トリュフ」もボンボンショコラのひとつです。中に詰めるフィリング(具材)としてはガナッシュのほかに、「キャラメル」やローストしたナッツ類をカラメルで和えてペースト状にした「プラリネ」もよく使われます。
「生チョコレート」はガナッシュを改良したお菓子の名前
そして「生チョコレート」は、「チョコレート菓子」の名前です。溶かしたチョコレートにクリームや洋酒、ピューレなどを加えてガナッシュを作り、その後冷やし固めてカットします。パリッとしたチョコレートで覆うトリュフの作り方とは異なり、生チョコレートは口に入れた瞬間からやわらかく、なめらかな口どけが特徴。シルスマリアでは職人の手で代々受け継がれてきた製法を大切に、分量や温度帯などにもこだわって作っており、香り高く濃厚な味わいが楽しめます。
トリュフと生チョコの違いは?どっちが簡単に作れるのか
トリュフチョコと生チョコは別の商品です。
生チョコは「ガナッシュを冷やし固めたもの」で、トリュフチョコは「ガナッシュをチョコレートでコーティングしたもの」といった違いがあります。
トリュフ
トリュフは滑らかな口どけのガナッシュをチョコレートでコーティングしてあるチョコレート菓子のことをいいます。
やわらかい食感のもの、歯ごたえのある食感のものなど、多種多様となっています。
ちなみに、まわりに振りかけたココアパウダーは、土から掘り出した本来のトリュフの様子を表しているんですよ。
生チョコ
生チョコとは生チョコレートの略で、「ガナッシュ」を改良した日本生まれのチョコレートです。チョコレートの中で最もやわらかいとされています。
また、ガナッシュとは溶かしたチョコレートに生クリームを加えてクリーム状にしたもので、生チョコはガナッシュを冷やして固めたものです。
ただし、ガナッシュの周りはチョコレートでコーティングせず、そのまま冷やし固形化します。
その後、粉砂糖やカカオパウダーをまぶして完成です。
常温での保存ができないため、日持ちしないという特徴もあります。
ちなみに生チョコには日本独自の基準が設けられており、それをクリアしないと生チョコと名乗ることはできません。
チョコレートが全重量の60%以上でクリームが全重量の10%以上、クリームに含有するものを含めた水分量が全重量の10%以上といった基準があります。
簡単 チョコレートトリュフ
レシピ・材料
材料3つで作れる、子供から大人まで喜ばれること間違いなしのチョコレートトリュフの紹介です。手軽な材料で簡単に作れるので、おやつやデザートに食べたいときに作れますよ。
『ガナッシュ』(トリュフチョコの中身です)
ミルクチョコレート200g
生クリーム100ml
ココアパウダー(仕上げ用)20g
作り方
1.耐熱ボウルにミルクチョコレートを割り入れます。
2.鍋に生クリームを入れ弱火で沸騰直前まで温めて1に入れ耐熱性のヘラでミルクチョコレートが溶けてクリーム状になるまで混ぜ合わせます。ラップをして冷蔵庫で30分冷やします。
3.2をスプーンですくい、一口大に丸めて、バットに並べます。
4.ココアパウダーをまんべんなくまぶし、器に盛り付けて完成です。
コツ・ポイント
作り方4、で丸めている時にチョコレートが溶けやすいので、氷水で手を冷たくする等して、素早く丸めることをおすすめします。 (少し熱いです)
ご使用のゴムベラよっては溶けてしまう恐れがあるので、耐熱性のものをご使用ください。