柑橘類が美味しく感じますよね。
「こたつにみかん」は冬の風物詩とも言えますが、いよかんもおすすめですよ~
- いよかんってどんな果物?
- いよかんの栄養価
- 捨てずに食べたい薄皮
- 伊予柑を選ぶポイント
- 保存方法
- 料理にも使えます
- 色々なスイーツにも
- 皮もおいしい
- いよかんの栄養の上手な摂取方法
- 旬のいよかんを食べる
- 薄皮ごと生で食べる
- 皮ごと加工して食べる
- いよかんの栄養は食べ過ぎるとどうなる?
いよかんってどんな果物?
日本では、温州みかん、不知火(デコポン)に次いで生産量の多いかんきつ類です。
いよかんは日本が原産とされ、明治時代に山口県で発見されました。
かつては当時の地名の「穴門(アナト)」にちなんで「穴門蜜柑(アナトミカン)」と呼ばれていましたが、愛媛県に移植されて盛んに栽培されるようになり、旧国名の伊予国からこの名が付きました。
現在でも愛媛県で主に生産されており、全国の80%以上のシェアを誇ります。
皮は少々厚めですが、手で剥く事が出来ます。
酸味と甘味のバランスが良く、色・味・香りの3拍子が揃った魅力たっぷりのフルーツです!
いよかんの栄養価
なんと言ってもビタミンC!
柑橘類とあって、やはりビタミンCが豊富です。
ビタミンCは歯肉炎の改善や、免疫力をアップして風邪などの感染症を予防する効果があります。
体内で生成する事が出来ない物質であり、喫煙やストレスで消費されてしまうので、意識的に摂るようにしましょう!
クエン酸で疲れ知らず
柑橘類や梅干しなどの酸味成分のクエン酸。
クエン酸は疲労物質である乳酸の分解に作用する事で、素早く疲労を回復する効果が得られます。疲れ気味の方や激しい運動をされる方に特におすすめの成分です。
シネフィリンとビタミンCのダブルの力で風邪を撃退!
シネフィリンは気管支を緩める効果があり、のどに起こる風邪に有効とされています。
ビタミンCとの相乗効果で、風邪対策もばっちりです!
捨てずに食べたい薄皮
いよかんの薄皮には、食物繊維のペクチンが多く含まれています。
食物繊維は、生活習慣病の予防などに効果的です。
また、ポリフェノールの一種でビタミンPの一種であるヘスペリジンが含まれています。
ヘスペリジンは血中のコレステロール値を低下させる他、抗アレルギー作用がある為、花粉症の改善効果も期待出来ます。
近年、生産日本一を誇る愛媛県では、合格を勝ち取って欲しいとの願いを込め、「愛媛のいよかん、いい予感!」というキャッチフレーズでいよかんをPRし、注目されているようです。
受験シーズンはいよかんが美味しい時期なので、栄養補給も兼ねて食べ、是非あやかりたいものですね
伊予柑を選ぶポイント
イヨカンを選ぶときは、ヘタの部分が小さく、皮に張りと艶があり、色が濃い橙色のものを選びます。また、手に持ったときにずっしりと重みを感じるものの方が果汁が沢山詰まっているものです。
保存方法
イヨカンは比較的貯蔵性が高いので、室温が高くならず風通しの良いところで保存しましょう。暖房が入るような室内なら乾燥しないよう袋などに入れてから冷蔵庫に入れておきます。
料理にも使えます
イヨカンはさっぱりとした甘さと適度な酸味があるので、鶏肉料理や豚肉料理などにもソースなどに果汁やすりおろした皮などを加えて利用します。果汁でドレッシングや、ソースを作ります。
色々なスイーツにも
果肉をタルトのトッピングとして綺麗に並べると非常に彩りも鮮やかで、味もクリームとの相性が非常によく美味しいタルトが出来ます。また、果汁を使ってジュース、シャーベット、ゼリーやゼリー寄せ、ムースなどに使えます。
皮もおいしい
皮も使ってマーマレードにしても美味しいいです。また、シロップで煮て砂糖漬けにしたり、ピールチョコにしても香りが良く美味しいです。
いよかんの栄養の上手な摂取方法
いよかんにはさまざまな栄養素が含まれているが、食べ方によっては栄養素を損なってしまう恐れがある。ここでは、いよかんに含まれる栄養素を損なわずに食べる方法を紹介する。
旬のいよかんを食べる
いよかんに限らず、旬の時期のものは栄養価が高いといわれている。ハウス栽培といった栽培方法の発展や保存技術の発展によって時期を問わずに食べられるものも増えているが、旬の時期のほうが流通量が多く、手に入れやすいというメリットもある。
ちなみに、いよかんの旬は1~3月。地域によっては11月末から流通し始める。現在、いよかんの主産地は愛媛県となっているが、愛媛県のブランドいよかんは1月に収穫後、熟成させて3月ごろに流通する。気になる人はぜひ購入してみよう。
薄皮ごと生で食べる
薄皮とは、実を包んでいる白い皮を指す。いよかんの場合、薄皮は厚みがあるため取り除いて食べるという人も多いだろう。しかし、薄皮にも栄養素が含まれているため、できれば一緒に食べてほしい。また、加熱せずに食べることも大きなポイント。
栄養素のなかには熱に弱いものもあるからだ。いよかんに含まれる栄養素の中ではビタミンCが該当する。ビタミンCは加熱すると壊れてしまうため、いよかんに含まれるビタミンCを満足に摂取することができない。しかし、生で食べれば栄養素を損失せずに済む。
皮ごと加工して食べる
薄皮は生でも食べることはできるが、さすがに皮も生で食べるというのは難しい。しかし、ジャムやピールに加工すれば皮に含まれる栄養素も摂ることができる。ジャムを作る場合は、実と薄皮も一緒に使うのがポイント。
加熱するためビタミンCは壊れてしまうが、そのほかの栄養素を丸ごと摂れるというメリットがある。皮だけを加工したいならピールがおすすめ。ピールはそのままでもよし、お菓子作りの材料にしてもよしと活用範囲が広いので重宝する。
いよかんの栄養は食べ過ぎるとどうなる?
爽やかな香りと程よい甘酸っぱさで手が止まらなくなってしまういよかん。しかし、食べ過ぎると2つデメリットが引き起こされてしまうため、注意が必要。
まず1つ目のデメリット
エネルギーと糖質の摂り過ぎだ。いよかん1個当たりのエネルギーと糖質はそれほど高くないが、食べ過ぎると過剰摂取になってしまう。ちょっとしたカロリーオーバーでも肥満の原因になることがあるので、とくにダイエット中は注意しよう。
2つ目のデメリットは
ビタミンCの過剰摂取による体調不良だ。ビタミンCを摂りすぎると下痢や胃のけいれんを引き起こすことがある。とはいっても、成人のビタミンCの上限値は2000mgなので、1日中いよかんを食べていたというようなケースがなければ心配ない。食事バランスガイドでは1日あたり200gの果物を摂ることが推奨されている。
いよかんの重さは200~300gなので、1日1個を目安にするとよい