Web Analytics Made Easy - Statcounter
View My Stats

japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。

アスパラガスについて

アスパラガスから発見された成分アスパラギン酸が豊富で、うま味とコクのある野菜です。
節々にあるハカマや、固い根元近くの皮は、ピーラーなどでで剥いておくと美しく口当たりもよく仕上がります。茎の根元の方を持ってポキッと折れる部分が筋が少ない部分との目安になります。
茹でる時は、切らずに長いまま茹でることで、うま味や栄養分の流出を減らせます。少なめの湯に塩を入れて数十秒ほど蒸すと、さわやかな香りや自然な甘みを堪能できます。
近年はハウス栽培により、収穫期間が大幅に長くなった国産品が増えてきました。

 

アスパラガス

アスパラガスは多年性の植物で、発芽直後の若い芽の部分を食用としています。比較的新しい野菜の印象を受けますが、日本に入ってきたのは実は江戸時代。
野菜ではなく観賞用として栽培されていました。その後明治時代から食用として栽培されるようになり、昭和に入ってから食卓でもおなじみになりました。アスパラガスにはグリーンアスパラガスのほか、缶詰めなどでおなじみのホワイトアスパラガスがありますが、これは全く同じ品種です。
ホワイトアスパラガスは発芽後すぐに盛り土をして、日光に当てずに地中で育てます。栄養価はグリーンアスパラガスにかないませんが、クリーミーな舌触りと独特の香りが楽しめます。

 

グリーンアスパラガスの栄養

グリーンアスパラガスは、カロテンやビタミンC、E、B群が多い緑黄色野菜です。
疲労回復やスタミナ増強に効果のあるアミノ酸の一種、アスパラギン酸も多く含まれています。
穂先に含まれるルチンは、毛細血管を丈夫にする働きがあり、間接的に血圧を下げる効果があるとされています。

 

グリーンアスパラガスの選び方

穂先が締まっており、緑が鮮やかで、太くまっすぐに伸びているものを選びましょう。
切り口がみずみずしく、硬くなっていないものが新鮮です。

 

グリーンアスパラガスの保存方法

鮮度が落ちやすいので、買ったら、すぐ調理するのがおすすめです。保存するときは、水分蒸発を防ぐため、キッチンペーパーなどで包んで、冷蔵庫の野菜室に立てて保存しましょう。

 

アスパラガスの歴史

原産地とされる南ヨーロッパからロシア南部では古くから自生していたそうです。少なくとも紀元前200年頃にはギリシャやローマで栽培が行われていて、食用のほかに薬としても利用されていたようです。その後、17世紀頃までにはヨーロッパに広く普及し、移民によってアメリカ大陸にも伝わり、アメリカでも広く栽培されるようになりました。

日本へは江戸時代後半に観賞用として伝来。そして明治時代初期の北海道開拓にともなって食用の種子を導入しました。ただし本格的に栽培されるようになったのは1923年(大正12年)以降といわれます。当初はホワイトアスパラガスがメインでほとんどが缶詰にされていましたが、昭和40年代以降はグリーンアスパラガスが好まれるようになり、ホワイトアスパラガスは減少しました。

グリーンアスパラガス

アスパラガスの中で最も流通しているのがこのグリーンアスパラガスです。茎が緑色で歯ごたえがよく、甘味があって風味も豊か。店頭で品種が明記されることはほとんどありませんが、「ウェルカム」や「スーパーウェルカム」「グリーンタワー」などの品種があります。また、冬場はオーストラリアやメキシコなどからの輸入物が店頭に並びます。

 

ホワイトアスパラガス

茎も穂先も白いアスパラガス。土寄せや遮光フィルムなどで日光を当てないように栽培しているため、全体が白いまま育ちます。

缶詰用に加工されたものはやわらかいですが、生のものは皮がかためなので、皮をむいてから調理するのが一般的。香りはグリーンのものより少なめで、独特の甘味とほのかな苦味があります。

青果では外国産のものも多いですが、春から初夏には北海道産をはじめ国内産のものが出回ります。

 

ミニアスパラガス

グリーンアスパラガスを若いうちに収穫したもの。長さは10cmくらいで細くやわらかいので、火の通りが早くて調理しやすいのが特徴です。甘味があって食べやすくサラダやパスタなどにおすすめ。ホワイトアスパラガスのミニ版も流通量は少ないですが作られています。

 

紫アスパラガス

全体が紫色をしたアスパラガス。紫色の色素はアントシアニンなどのポリフェノールによるものです。香りがよくて甘味があり、茎はやわらかめ。鮮度がよければ生のまま食べることもできます。なお、加熱すると紫色の色素が消えて緑色になってしまいます。

 

アスペルジュ・ソバージュ

見た目はアスパラガスに似ていますが別の種類で、フランス原産の山菜の一種。アスパラガスよりも茎部分が細く、穂先はつくしに似ています。クセのない味で歯ごたえがあり、オクラのような粘りが少しあります。ヨーロッパでは春先に出回り、日本では5月頃に輸入物が少量ながら流通します。

 

さぬきのめざめ

香川県農業試験場が育成した香川県のオリジナル品種で、2005年(平成17年)に品種登録されています。さぬきのめざめはサイズが大きいのが特徴で、長いものは40〜50cmになることも。一般的なアスパラガスに比べて太さもありますが、食感はやわらかくジューシーで、甘味もあって食味良好です。

 

アスパラの主な栄養素と効果・効能

ひょろっと細長い見た目から、「あまり栄養がなさそう…」と思われがちなアスパラ。

実は栄養豊富な緑黄色野菜の一種で、健康や美容に抜群の効果を発揮する特徴的な栄養素も含んでいます。

ここでは、アスパラのなかで流通量が最も多いグリーンアスパラを例に、代表的な栄養素と効果・効能をチェックしてみましょう。

 

アスパラギン酸:疲労回復

アスパラに含まれる栄養素として有名なのが、疲労回復やスタミナ増強に効果のあるアミノ酸の一種・アスパラギン酸。

もともとアスパラから発見された成分で、その名前もアスパラに由来しています。

体内のエネルギー代謝を活発にする作用があり、栄養ドリンクに含まれる成分としてもおなじみです。

 

ルチン:生活習慣病予防・アンチエイジング

ルチンは、アスパラにふんだんに含まれているポリフェノールの一種。

毛細血管を強く丈夫にして血流を改善してくれるので、高血圧や動脈硬化、脳卒中、心臓疾患などの生活習慣病の予防に効果があるとされています。

また、ビタミンCの吸収を促進するので抗酸化作用も期待でき、アンチエイジングや認知症予防にも有効です。

 

葉酸:妊婦さんにおすすめ

アスパラには、DNAや細胞の合成に関わる葉酸もたっぷり含まれています。

葉酸はおなかの赤ちゃんの発育に必要不可欠で、妊娠中の女性にとってはとくに重要な栄養素のひとつです。

赤血球の造成を助ける働きもあり、貧血や動脈硬化の予防にも役立つとされています。

 

βカロテンや各種ビタミン:抗酸化作用・美肌効果

アスパラに含まれるβカロテンや、βカロテンからつくられるビタミンAには強力な抗酸化作用があり、癌や糖尿病、アルツハイマー病など、さまざまな疾患の要因となる活性酸素を除去する効果があります。

シミやシワなどの肌の老化を抑える働きもあるので、美肌を保つためには欠かせない栄養素です。

このほかにも、アスパラは抗酸化力が強いビタミンCやビタミンEなどを豊富に含んでいます。

 

アスパラの栄養素は部位ごとに違う?

栄養豊富なのは穂先!離乳食にもおすすめ

まっすぐ伸びる茎の部分と、先端の穂先の部分。アスパラは、部位によって含まれる栄養成分に違いがあります。

栄養が多く含まれているのは穂先の部分で、アスパラギン酸やルチン、ビタミン類が豊富です。栄養たっぷりの穂先は茎よりやわらかくて食べやすいので、赤ちゃんの離乳食にも適しています。

 

あの三角形の部分「はかま」も栄養たっぷり

アスパラの下処理時、茎の表面にある小さな三角形の部分を捨ててしまっていませんか?

実は最近になって、「はかま」と呼ばれる三角形の部分に血圧の上昇を抑えるアスパラプチンが多く含まれていることが明らかになりました。

まれに筋張っていて食べにくいものもありますが、そうでなければ下処理時にはかまを取り除く必要はありません。

はかまもいっしょに食べて、機能性成分をもれなく摂取しましょう。

 

アスパラの食べ過ぎはNG!

栄養豊富なうえにダイエット向きとくれば、日々の食生活にたくさんアスパラを取り入れたくなりますよね。

ところが、アスパラの食べ過ぎは禁物。

アスパラギン酸には利尿作用があり、摂取し過ぎると水分やミネラルを必要以上に体外に排出してしまいます。

また、アスパラに少量含まれているプリン体は、摂取し過ぎると尿酸として体内に蓄積し、尿道結石や痛風を引き起こすことも。

毎日20本以上食べるなど、相当量を摂取しなければ大きな問題はありませんが、普段から尿酸値が高めの方は注意が必要です。

 

 

スポンサーリンク