「そういえば社会人になってから勉強をしなくなった」
「このまま勉強しないままだとまずい気がする」
「スキルアップのために何か勉強をしたい」
ある程度今の仕事に慣れてくると、このように考える人も多いのではないでしょうか。
そういった気持ちで働いていると、将来が不安になりますよね。あなたの近くに起業した人や、何か新しいことを始めた人がいると、こういった不安は更に大きくなります。
- 社会人の1日の平均勉強時間は6分
- 社会人で勉強している人の割合は約3割弱
- 社会人が勉強しているスキルTOP3
- 社会人が勉強しない原因
- 1、さまざまな誘惑に負けてしまう
- 2、時間を作るのが苦手
- 3、周りの環境に勉強し続けている人がいない
- 4、なにかを犠牲にする覚悟がない
- 5、なにから勉強したらいいかわからないので踏み出せない
- 6、現状にある程度満足してしまっている
- 給与が上がる可能性がある
- 仕事自体が楽しくなる
社会人の1日の平均勉強時間は6分
社会人が1日のうち勉強にあてている時間は平均で6分という結果が出ています。(少し前の話ですが!)もちろんこれはあくまでも平均値ですので、これよりもっと勉強している人もいれば、まったく勉強をしないという人もいるでしょう。勉強をまったくしない理由として「忙しくて勉強の時間が取れない」「なにを勉強すればいいのかわからない」と言う人も多くいます。
社会人で勉強している人の割合は約3割弱
リクルートワークス研究所によると、会社に雇われている社会人が自らの意思で本を読んだり、スクールに通ったりして勉強をしている人の割合は33.1%と発表しています。
自らの意思ということなので、会社から取得をするように言われた資格の勉強などはこの数字には含まれません。あくまで自己研鑽のための勉強が対象です。
つまり、約7割の人がほとんど自主的な勉強をしていないという状況となっています
社会人が勉強しているスキルTOP3
民間の調査によると、社会人が勉強しているスキルのTOP3は以下でした。
1位.プログラミング
1位はプログラミングで、32%の人が勉強しています。IT技術の急変化やIT市場の成長から多くの社会人がプログラミング技術の必要性を感じているようです。
プログラミング知識や技術が必要であると考える人がこれからの時代ますます増えていくでしょう。
2位.英語
英語は29%の人が勉強しています。英語を話せるようになるとビジネスの幅が広がったり、高収入を得る確率が上がったりするというメリットがあります。
今後ビジネスで世界展開を狙っている人にとって英語の勉強は不可欠でしょう。
3位.会計
9%の人が勉強していたのが会計。会計の知識は会社の事業を把握したり、成長させたりするためには欠かせません。会計を学ぶと会社がどう回っているかを走ることができ、数字で会社を捉えられるようになります。
高い視点で事業を捉えられるようになると将来のキャリアにとっても有利になるでしょう。
社会人が勉強しない原因
勉強ができない・はかどらない原因は沢山あります。
ここでは社会人が勉強しない原因として多いものを6つ紹介します。
1、さまざまな誘惑に負けてしまう
現代はさまざまな誘惑が多いです。会社帰りに居酒屋さんに寄ってしまったり、家に帰ってすぐテレビを付けたりしてしまうと、勉強に意識が向きません。
特にスマホには要注意です。スマホ1台でゲームや動画など勉強の妨げになることが気軽にできてしまいます。手元にあると、どうしても集中力がそちらに向いてしまい「勉強は今度でいいや」となってしまいがちです。勉強しようと決意したのであれば、スマホは机の上など目につくところには置かないようにしましょう。
2、時間を作るのが苦手
残業が多い会社に勤めている人は、長時間働いているため時間がなく、勉強のために時間を作るのが難しいでしょう。
そういった方は一度自分のタイムスケジュールを見直し、やるべきことの優先順位をつけ、勉強できる時間を見つける工夫が必要です。
3、周りの環境に勉強し続けている人がいない
あなたの周りに、夢を叶えるため必死に勉強している人がいれば、それが良い刺激になり、勉強の際には気が引き締まるものです。
勉強内容が共通のものであれば、お互いに情報を共有できますし、1人で勉強するよりも挫折しにくいというメリットがあります。
しかし、先述したように多くの社会人は勉強していません。
周りが勉強していない人達ばかりだと「周りも勉強してないしな」と、環境に流されてなにも勉強しないままということになります。
4、なにかを犠牲にする覚悟がない
勉強をする時間を確保するということは、勉強以外に使っていた時間を削ることになります。
そのほか、学習するためにスクールに通う場合は決して安くはないお金を払う必要があるでしょう。他にもやりたいことがあるから、あるいは欲しい物を買いたいから、などという理由でなかなか勉強に踏み込めない人もいます。
5、なにから勉強したらいいかわからないので踏み出せない
一口に勉強と言っても、その内容は実にさまざまです。
資格の勉強、営業方法の勉強、株の勉強など、現代では多種多様な情報で溢れかえっているため、何について勉強すべきか困ってしまいますよね。
その結果、調べるのが面倒で勉強へのモチベーションが下がり、行動を起こさない人が多いです。
6、現状にある程度満足してしまっている
今の生活に少し不満はあるけれど、何か行動を起こすほどではないという人も多くいるでしょう。そういった人たちは、現状に折り合いをつけ、ある程度満足してしまっています。
勉強をしなくても会社から解雇を言い渡されるわけではありませんし、勉強をする必要性をあまり感じることがありません。必要性を感じていなければ、モチベーションも上がらないでしょう。そのため時間があっても勉強を始めることができないのです。
社会人が勉強するメリット
給与が上がる可能性がある
今の会社であなたにしかできないスキルを身につけることにより、あなたの市場価値が高くなるからです。
例えばマニュアル通りに定形作業を行う事務職の人がいたとします。マニュアルどおりに作業を行う場合は、その人の技術力はさほど必要ではありません。
もし欠員がでても、誰かしらが代わりをできます。また、誰でもできる仕事なので給与が低い可能性が高いでしょう。
会社でプログラミングができる、あるいは英語を話せるのはあなたしかいないとしましょう。そういった場合、あなたの代わりを見つけるのは大変です。
病気やケガなどで急な休みを余儀なくされた場合など、あなたしかできない仕事を代わりにできる人が社内にいなければ、その間会社にとって大きな損害が出てしまうことも考えられます。そのような代えが効かない仕事をしてくれる人には高額な給与を支払う価値があるのです。これは少し極端な例ですが、勉強してこういった代えの効かないスキルを身につければ、給与は高額になる可能性が非常に高くなります。
ただし、どんなに代わりの効かない技術や知識を持っていたとしても、その会社に合わないスキルであったり、業績不振で会社にお金がない場合、給与が上がる可能性は低いので注意しましょう。
仕事自体が楽しくなる
また、目標とするスキルを身につけることで自分の働きたかった業界に転職することも可能です。
ただし、自分で考えるのが面倒でルーティンワークが好きという人はこれには当てはまらないでしょう。