飲食業界で働くエリアマネージャーの仕事内容、必要なスキル、活かせる経験 、身に付くこと、平均給与、求人募集の未経験採用などについて紹介します
- 飲食店のエリアマネージャーの仕事内容
- 具体的な仕事としては
- エリアマネージャーに必要なスキル
- コミュニケーション能力
- 数字管理
- 活かせる経験
- 身に付くこと、キャリアステップ
- キャリアステップとしては
- 平均給与
- まとめ
飲食店のエリアマネージャーの仕事内容
エリアマネージャーの仕事は飲食店の現場というよりも地域にある飲食店全ての管理をし、それぞれの飲食店の店長と協力をして売上を伸ばしていくことが主な仕事になります。そのためエリアマネージャーになるにはチェーン店展開、同業態、複数店舗をしている飲食店に勤める必要があり、店長を経験した後になるというケースがほとんどです。
現場の仕事が少なくなるので残業や休日出勤が無く、あったとしても少なくなり週休2日勤務という場合が多いです。ただ飲食店という性質上、年末年始、ゴールデンウィークなどの休みはとりにくいことがあります。ただし、あくまでも自己裁量権を持っていれば、休もうが、早めに帰ろうが自由です。
具体的な仕事としては
1、アルバイト・パート、社員などを採用し教育や管理を行う
2、食材の品質管理や在庫管理
3、チラシ、ポスティング、クーポンといった販売促進活動
4、売上管理を行って本社(本部)に報告
売上が悪い場合には、売上が悪い原因や改善策について考え、売上があがるように努力します。
他にも本社からの情報を各店舗に伝えたり、現場のスタッフから得た経営状況などを本社に報告するなど、各店舗と本社との橋渡しをしたり、エリア内の競合店に行って色々チェックをしたりといったリサーチも行います。
販売促進のキャンペーンやクーポンを企画をしたり、売り場のレイアウトを考えるなど、店長よりも責任のある立場なのでやりがいを感じることの多い仕事です。
エリアマネージャーに必要なスキル
エリア内に複数ある店舗の全てを統括し支援や指導を行う必要があるので、
1、問題を発見し解決策をつくり実施できるようなコンサルティング力
2、多くのアルバイトや社員をまとめて売上目標を達成するためのリーダーシップ
3、コミュニケーション能力
4、トラブルに迅速に対応できる力が必要になります。
いつでも新しい知識を追求する勉強意欲、時代や業界の流れを知るために情報を収集する能力も必要です。
コミュニケーション能力
エリアマネージャーは、各店舗の店長から相談を受ける機会が多い立場です。店舗の状況を把握するためにも、話し合いを頻繁に行う必要があります。店舗の問題点や改善すべき点を明白にするためにも、相手の話を理解する能力は必須です。さらに、アドバイスや指導する立場でもあり、聞き手がしっかり理解できるよう、わかりやすく伝えるためにコミュニケーション能力が必要不可欠です。
数字管理
各店舗の売り上げや客数を上げるために数値化したデータを分析する必要があります。エリアマネージャーは、そのデータをもとに問題点を洗い出し、戦略を考えて各店舗にアドバイスをしなくてはなりません。数字を読み取る力がないと、エリアマネージャーは務まらないでしょう。
活かせる経験
エリアマネージャーは、エリア内の店長を教育したりアドバイスしたりする立場なので、スキル、経験、知識が豊富で全てにおいて店長以上である必要があります。
普通は店舗のスタッフ、店長を担当して様々な知識や経験を積んだ上でなる職種ですが、以前に接客経験や営業経験があればその経験を活かすことができます。
エリアマネージャーが未経験であっても社内研修で店長を経験してエリアマネージャーになれるというチェーン店もあります。
前職で飲食店、またはそれ以外の接客業を経験していれば、初心者の方に比べて有利に働くことができます。接客業はお客様の反応やリクエストに応じて臨機応変に対応する必要があるので、経験が長ければ長いほどプラスに。(年齢は別問題ですが!)
前職でリーダー的ポジションを担った経験があれば、なおさら良いでしょう。店舗を管理する立場の多くは、売り上げ管理やスタッフの教育にも関わっていることなので、これらの経験は大きな強みとなります。
エリアマネージャーになるためには、一般的に店舗スタッフから始め、店長を一定期間経験しなくてはいけません。前職の経験を活かせれば、スムーズに昇格できます。
大事なのはその場で何を学んで、何を実行して、結果どうだったか!です
のらりくらりしてエスカレーター式でエリアマネージャーになった場合は部下からの信頼は
100%得られません。
身に付くこと、キャリアステップ
エリア内の店舗の売上を上げる必要があるので、エリアマネージャーをすることで売上などを分析するための数値能力があがります。店長やスタッフをまとめていかなくてはならないので、高いコミュニケーション能力が身につきます。
問題を発見し解決するためのコンサルティング力、スタッフとの円滑な関係性を築ける対人能力、他社の情報や業界の流れを知るための情報収集能力も身につきます。
常に頭をフル回転しないとなりません。ただ単に自分の意見ばかりでは誰もついてこない、相手の言うこともしっかりと聞きながら、正しい道に導かなくてはなりません。
キャリアステップとしては
半年から1年で店長候補になり接客や運営について学びます。店長の間にマネージャーから経営知識について学び、マネージャー代行として数店舗の管理を任されるようになります。その後、エリア内の店舗を統括するエリアマネージャーとなります。
エリアマネージャーで実績を積んだ後は営業部長や統括マネージャーとなります。
平均給与
飲食店のエリアマネージャーの平均給与額がいくらなのか、年代別・飲食店の種類別・地域別に分けて紹介します。
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年代別平均給与(サービス業のエリアマネージャー)
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20代で328万円
30代で424万円
40代で452万円
50代以上で496万円となっています。
20代と30代では、96万円の差が見られました。会社の規模や業務形態、成果制度の有無によっても大きく異なり、20代や30代でも年収が600万円を超えるケースも。全国展開チェーン店は、比較的給料が高い傾向にあるようです。
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飲食店の種類別給与
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レストランの場合は25~30万円、ファーストフードは30~40万円、居酒屋は30~40万円となっています。もちろん、会社の規模や個人経営によっても給与の増減あり。個人経営でも複数の店舗を経営する場合であれば、更なる年収アップが見込めます。
以外と安いんです。。。
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地域別給与
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地域によって時給や集客に大きな違いがあります。飲食店に限らず、地方よりも都市部で勤務した方が給料は高くなる傾向に。また、居酒屋や夜遅くまで営業しているレストランなどでは、深夜手当によりさらに給与がアップするでしょう。
まとめ
飲食店でのエリアマネージャー(統括)は本気で飲食と向き合わないとできない仕事です。
適当に店長を行なっているからと言ってできるものではないです。ここ数年飲食店の店長のレベルがかなり低くなってます。それは単に店長がダメなのではなく、エリアマネージや統括がしっかりと教育できていない、指導されていないからそうなってるんでしょう。
時代とともに教える方が減ってきているから飲食店のでレベルが落ちているのでしょう。
もちろん頑張ってはいるのでしょうが、、、、何を頑張っているのか、、、。