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japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。

塩辛とは?

私は塩辛が好きである!あの塩味、歯ごたえなど、ご飯が進んでしまう。

日本酒や焼酎と抜群の相性を誇る、塩辛。実は万葉集にも登場するくらい歴史の長い食べ物なのはご存知でしたか?

 

塩辛の原型は飛鳥時代にも!

塩辛の原型とされている存在が登場したのは、今から千年以上前の飛鳥時代。当時、日本では納税の代わりに各地の特産物が納められていました。現在でもその荷札は保管されていて、その中の1つである「鮒醢(醢=ししびしお)」が現在でいうフナの塩辛だとされています。

さらに、平安末期に書かれた『万葉集』では蟹と塩をかき混ぜて醢を作る歌が登場。同書の16巻にある「鹿のために痛を述べて作る」と言う歌でも、「わがみげ(みげ=腸や胃の肉)は御塩のはやし(現在の塩辛)」と言う言葉が登場するなど、当時から塩辛の原型は広く普及していました。

また、同時期に作成された『今昔物語集』の巻28第5話では、「鯵の塩辛」という言葉も記載していますが、この塩辛が現在の塩辛と同じものかという点については諸説あり、定かではありません。

江戸時代後期、現在の「塩辛」が定着

飛鳥時代~平安時代末期までは「ししびしお」、室町時代には「魚醤(なしもの)」と呼ばれていた塩辛。江戸時代初期には「塩辛」と「なしもの」が併用されるようになり、次第に「塩辛」という単語が確立しました。

1603年から1604年にかけて発刊された『日葡辞書(にっぽじしょ)』では「塩辛」という名前で紹介。現在の塩辛が初めて文献に登場するのは、この本であるというのが定説です。

江戸時代の後半には、現在とほぼ同じ塩辛が定着。魚の肝やイカの血肉、カツオの腸(酒盗)などが使われた塩辛は、庶民だけでなく藩主などからも高い支持を集めました。

塩辛の原型が登場したのは飛鳥時代!

現在と同じものかという点については諸説あるものの、魚や動物の肉を塩漬けにした料理として、飛鳥時代にはすでに存在していた塩辛。時代に合わせて名前を変えつつ、江戸時代を境に塩辛という名前で定着していきます。江戸時代後期には、現在のような見た目や作り方も確立。藩主からも強く支持されるなど、より幅広い世代から愛される料理として普及していきました。

代表的なものは、イカの塩辛やタコの塩辛

塩辛というのは、魚介類の身を、その内蔵と一緒に塩漬けにして発酵させた、日本に古くから伝わる保存食です。
代表的なものは、イカの塩辛やタコの塩辛等がありますが、各地方では他にも様々な食材で作られた塩辛があります。

珍味として、ご飯や茶漬けに添えて出されたり、酒の肴としてとても人気の高い食品となっている塩辛ですが、最近ではさらにアレンジしていろいろな食べ方で楽しまれている様です。
例えば、パンにのせて食べたり、パスタの味付けに使われたり・・・これまで日本食としてしか食されなかった塩辛が洋食に利用される事が多くなっているのですね。

一見びっくりするような食べ方ですが、食べてみると意外にハマる方も多い様です。
また、塩辛は日本だけでなく、お隣の韓国でも一般的な食品となっています。
韓国といえばキムチですが、このキムチを作る際にも、チョッカルと呼ばれるアミの(エビの一種)塩辛が使われているのです。
日本と同じように、そのまま食卓にも並びますが、調味料として使われる事が多くなっています。
このアミの塩辛は、韓国の他にも、中国やフィリピンなど東アジア各地で作られ、様々な料理に調味料として使用されています。

発酵させることにより栄養価が非常に高くなる

塩辛は、魚介類の身や内臓を塩漬けにして自然に発生する酵母によって発酵させた保存食です。
特に魚介の内臓には微生物によって作り出す酵素が豊富です。
塩辛としてよく食されるのはイカ、カツオ、アユなどです。
塩辛は微生物による発酵で旨みが増すだけでなく、うまみのもとであるアミノ酸が多くなり生とは違った旨みや風味が増します。
塩辛は魚の内臓なども一緒に漬け込み、また発酵をさせるので栄養価が非常に高いのも特徴です。

材料にもよりますが!

ビタミンA、アミノ酸、亜鉛、鉄などを多く含むように作られています。
平安時代には魚のみならず獣肉を用いた塩辛もあったようですが、現在は魚の塩辛が定番です。

特に!

一番おいしいとされているのがスルメイカの塩辛。
イカに含まれているアミノ酸は主にタウリンで、エビやイカがもつ旨み成分のグリシンも豊富です。
また、イカは弾力があり、多くの咀嚼をする必要があるため顔面の筋肉の強化に効果的で、たるみなどを防止します。
また、唾液には殺菌作用があるので咀嚼を多くすることは健康的だといえます。
塩辛に麹や塩麹をたして漬けるものもあります。

麹には

でんぷんやタンパク質を分解して旨みを作る効果があるのでさらに旨みが増します。
塩辛は栄養価が非常に高いですが、保存食としての役割から塩分が多いのも事実。
食べすぎには気を付ける必要があります。
塩辛が保存食としての役割を果たすためには5%程度の塩分が必要になります。

 

 

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