4月に出始めるものや美味しい旬の時期にあたる果物です。この時期は3月に続き柑橘類が幅をきかせています。柑橘以外ではイチゴの他、ビワが出始め、ハウス物のアンデスメロンなども並び始めます。
- マンゴーとは (英) Mango (仏) Mangue
- 現在国内の市場に出回っているもの
- 国産マンゴーのブランド
- アーウイン種国産マンゴー
- 選び方と保存方法や美味しい食べ方
- マンゴーの美味しい食べ方
- マンゴーに含まれる栄養成分と効用
マンゴーとは (英) Mango (仏) Mangue
マンゴーはムクロジ目ウルシ科マンゴー属の常緑樹で、何千種類もあるといわれています。古くからインドを中心に栽培されてきた歴史があり、そこから他の国に広がったと言われています。 マンゴーはウルシ科の木になる果実なので、人によってはアレルギーが出てしまう可能性があるので注意が必要です。
しかし、マンゴーの味はとても美味しく、生の果肉そのものが完成されたスイーツと言っても過言ではありません。
現在国内の市場に出回っているもの
フィリピンなど、東南アジアから輸入されている、ペリカンマンゴーなどとも呼ばれているカラバオマンゴー(マニラスーパー)と、主にタイから入ってくる一回り大きなタイプ、それにメキシコやブラジルなどから輸入されていてるアップルマンゴー、さらに国内でも栽培されているアーウィンなどがあります。
北海道では温泉を活用したマンゴーの栽培がはじまり、北国で真っ赤な美味しいマンゴーが作られていると話題になっています。
国産マンゴーのブランド
宮崎県産完熟マンゴー「太陽のタマゴ」宮崎県で木成りで完熟させ、糖度15度が以上、重さ350グラム以上のものに付けられる名称。鹿児島県産 「夏姫」
マンゴーの旬は
鹿児島や宮崎、沖縄で栽培されている国産のマンゴーは主に5月から8月に収穫され出荷されています。
マハチャノ種
タイ王国から輸入されている少し赤みを帯びた黄色いマンゴー
ナンドクマイ種
タイ王国から輸入されている黄色いマンゴーで、ゴールデンマンゴーとも呼ばれています。
カラバオ種
フィリピンマンゴー、ペリカンマンゴーなどとも呼ばれているもので、主にフィリピンから輸入されているもの
カッチュー種
2015年にベトナムから生のマンゴーが輸入解禁になり日本に輸入されるようになったベトナムの品種。
ケサール種
インドからの輸入品種。アルフォンソと並ぶ人気品種で、濃厚な香りと味わいが特徴。
アーウィン種
国内で栽培されている主要品種。「完熟マンゴー」として出回っているものです。
アーウイン種国産マンゴー
金蜜種
台湾原産の黄色い品種。濃厚な甘さで知られる。国内でも沖縄で栽培出荷されている高級品。
ケント種
主にメキシコやブラジルから輸入されているアップルマンゴーの一種
ヘイデン種
主にメキシコやブラジルから輸入されているアップルマンゴーの一種
トミーアトキンス種
主にメキシコやオーストラリアから輸入されているアップルマンゴーの一種
キーツ種
沖縄県で作られている物の他、カリフォルニアから「グリーンマンゴー」として輸入されているものや、オーストラリアからは表皮が赤く色付いたものがマチルバマンゴーという名称で入って着ているものなどがあります。
ケンジントン・プライド種(ピーチマンゴー)
ピーチマンゴーという名称で知られる表皮が黄色地に薄いピンク色をしたマンゴーで、オーストラリアから入ってきます。もともとはインドから入ってきた品種が突然変異したものと言われています。
選び方と保存方法や美味しい食べ方
カラバオ(フィリピンマンゴー)やタイマンゴーの場合
黄色が鮮やかで表面がツルんとしている物を選んでください。ところどころ茶色くくなっていたり、皮にたるみがあり、しわっぽい物などは古くなっているので避けましょう。
アップルマンゴーの場合
全体に赤くなっている物の方がよく熟していて食べごろです。触った時に張りがあり、柔らかすぎないものを選んでください。
マンゴーの美味しい食べ方
マンゴーは生のまま花切りや切り分けて食べるだけでもとても美味しい果物です。
加工したものとしてはマンゴープリンが知られていますが、その他、シャーベット、アイスクリーム、ムース、スムージーなどいろいろと使えます。
花切りだけでなく、デザートとして食べやすいように盛り付けても良いでしょう。その場合、マンゴーだけだと色的に単調なので、彩りの良い他の果物と一緒に盛り付けると一層美味しそうに引き立ちます。
マンゴーに含まれる栄養成分と効用
マンゴーはビタミンCやカリウムを豊富に含んでいます。
カリウムは身体からナトリウムを出す働きがあるため、高血圧症の方によいとされています。
熟したものはベータカロテンが豊富
完熟し、濃い黄色になった果肉にはベータカロテンが含まれています。これは成人病予防に効果があり、体内で必要な分だけビタミンAに変換されます。
ちなみに、まだ青いうちはビタミンCの含有量が多く、よく熟すほどベータカロテンの量が増えるそうです。
マンゴーは消化酵素も持っています
パパイヤと同じような、消化を助ける酵素も含まれていることが分かっています。