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japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。

スイカの栄養と効能について

スイカの謎については前回掲載しましたので、今回はスイカの栄養と効能についてです。



スイカは

疲労回復と利尿作用がある カリウムが果肉や種子に多く含まれ、疲労回復や利尿作用があるとされています。夏の暑さで衰えた身体に優しく、夏バテに効果がある食材の一つです。

 

赤肉スイカはカロティンの宝庫

赤肉すいかの色素にはβカロテンとリコピンが大量に含まれています。βカロティンは抗発ガン作用や免疫賦活作用で知られていますが、その他にも体内でビタミンAに変換され、髪の健康維持や、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、そして、喉や肺など呼吸器系統を守る働きがあるといわれています。また、リコピンは、活性酸素を減らす働きがあり、老化予防に効果的と言われ、更に呼吸器系の免疫力を高めるともいわれています。

 

血流を改善するシトルリン

スイカには血流を改善するシトルリンという成分がふくまれているそうです。ただ、このシトルリンは200g以下の未熟果の方が2~3倍多く含まれていて、血圧抑制効果がある事が分かっています

 

ウリ科スイカ属 

原産はアフリカで、中国より西の方から伝わったウリであるため「西瓜」と呼ばれるようになったそうです。「スイカ」という名前も外来語のひとつのようなもので、中国でのサイクワァから訛ってスイカになったのだそうです。今ではすっかり日本の夏を彩る果物になっていますね。

スイカは果物?野菜?

スイカはつる性の瓜科植物なので、本来であれば野菜の扱いをされるべきなのですが、皆さんがそうであるように食べ方から見ると果物ですね。という訳で、園芸分野では野菜として扱われますが、市場や栄養学上では果物として扱われています。メロンもそうですね。

 

スイカ(西瓜/すいか)の種類

スイカには色々なタイプがあり、多くの種苗会社から様々な品種が開発され販売されています。特長によって大きく分けると下記のような違いがあり、それぞれを組み合わせた品種が栽培されています。

 

大玉と小玉

スイカにはその果実の大きさによって大玉種と呼ばれるものと小玉種と呼ばれるものがあります。小玉スイカの代表的なものには「ひとりじめ」シリーズや「うり坊」などがあります。

 

赤肉種と黄肉腫

中の果肉の色は一般的な赤いものだけでなく、黄色いものやオレンジ色のものなどもあります。

球形と長楕円型

形によって一般的な球形のものと、ラグビーボールのような長楕円形のものがあります。

 

表皮の模様

一般的にスイカといえば表皮に縦縞の模様が入っているイメージですよね。でも縞模様が分からないくらい全体に色が黒っぽい「でんすけ西瓜」で知られる黒皮種と呼ばれるものや、模様がほとんど無い緑色のもの、また、独特の細かい模様が入ったものなどがあります。 また、中が赤肉で、外皮の色が綺麗な黄色いスイカもあります。形が綺麗な球形をした「太陽」や「ミニ太陽」、「愛娘ひなた」の他、長球形の「金のたまご」などがあります。  

 

甘くて美味しい西瓜(すいか)の選び方

スイカの糖度

スイカは収穫されるとその時点で成長が止まり追熟はしないので、買う時点でしっかりと熟した甘いものを選ぶ必要があります。近年は出荷元やスーパーなどでも糖度を測って表示している所が多いので参考にすると良いでしょう。12度以上なら甘いスイカです。13度以上なら間違いなく美味しいですよ。ただし、あくまでも糖度についてです。熟しすぎの場合もあるので注意してください。

スイカは叩けば分かる!?

スイカは昔から手のひらでパンパンと叩いて、その音で見極めるとよく言われてきました。昔は甘さよりも熟し度が重視されていたからなんです。 よく完熟したスイカは叩くとボンボン(BonBon)と澄んだ音で響きます。これが未熟だとポンポン(Pon!Pon!)と高い音がします。また熟しすぎている物は低い音ですが鈍く潰れたようなボタボタという音になります。でも、これ、慣れた人にしかなかなか聞き分けられないんです。

 

ツルの付け根がくぼんでいるもの

スイカは熟すとツルの付け根の部分が少しくぼみ、その周りが盛り上がったような形になります。その部分がへこんでおらず、まるい球状の表面に軸が出ているような物はまだ未熟なものなので避けてください。ツルが付いている場合は、ツルが緑色の物にしましょう。枯れている物は鮮度が落ちています。

 

スイカの模様とその表面

くっきりとして凹凸があるもの 一般的なスイカは薄い緑の表面に濃い緑の縦模様が入っています。この模様がはっきりとしていて、さらった時にかすかにへこみ、模様の無い部分が膨らんでいます。この凹凸がはっきりしているほど良く熟し甘味が強いスイカの傾向があります。

お尻のへその部分が大き過ぎず、小さすぎないもの

お尻のへそは熟すにつれて大きくなります。小さすぎるものはまだ未熟な可能性があります。また、5円玉より大きい物は熟しすぎの可能性が高いです。  

 

美味しく食べるためのスイカの保存方法

スイカは買ったら早めに食べてください

スイカ(西瓜)は追熟せず、劣化が早いので、買ったらすぐに食べた方が良いですよ。



まるのままのスイカは冷蔵庫に入れない

スイカ(西瓜)は冷やし過ぎると甘味が弱まり美味しさが半減してしまいます。丸ままのスイカは風通しが良く、比較的涼しいところに置いておきましょう。 カットされた物は傷みが早いので冷蔵庫に入れておきますが、早めに食べましょう。 スイカは8℃から10℃位が最も美味しく感じ、それ以下の温度に下がると甘味がどんどん減ってきてしまいます。



スイカの冷凍保存

スイカは水分が多く、生食する場合は冷凍保存に向いていません。ただ、スムージーやシャーベットに使うのであれば冷凍する事が出来ます。その場合は、冷凍庫から出してすぐに使えるように、皮を切り落とし果肉だけの状態にしたうえで、ボールの中で潰して種も綺麗に取り除いたものをジップロックなどの保存袋に入れ、平たく伸ばした状態で冷凍しておくと便利です。  

西瓜(すいか)の美味しい食べ方

スイカの冷やし方

スイカは冷やし過ぎると甘味が半減し美味しくなくなってしまいます。なので、食べる直前に冷やすようにしましょう。丸のままの場合は、バケツや桶にスイカを入れ、スイカの上にタオルなどを被せて水道水を垂らすようにします。井戸水があればなおよしです。 キャンプなどではよく川にスイカを浸けておいたりしますよね。あれが一番美味しい食べ方です。スイカは8℃から10℃が最も美味しく感じる温度だそうです。冷蔵庫に入れる場合も、直前1時間ほど前に入れるようにしましょう。

 

スイカは中心部が最も甘い

スイカは中心部分が最も甘く、皮に近づくにつれ糖度が下がっていきます。切る場合は、甘い部分がみんなにいきわたるように、中心部分から放射状に切ると良いですよ。

 

全部食べられます

スイカはほとんど余すとこなく食べられます。果肉はもちろんですが、通常捨てがちな皮の部分も、昔から漬物にしたり、煮物にすれば食べられます。煮物にすると冬瓜のような味、食感になります。また、種は見たことがある人もいると思いますが、炒って塩味が付けられた物はビールのつまみになります。

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