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japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。

お水のお話『ミネラルウォーター』 2

「日本は水に恵まれている!」と言われています。緒外国で水代わりにワインやコーヒーが飲まれるのは、水事情によるものコーヒーは味と香りが強く、水のまずさをカバーするとのことです。
日本に比べ、そのままでは飲めない「硬水」が多いようです。硬水は、マグネシウムやカルシウムを多く含んでおり、料理に使えば、タンパク質を硬くまずくします。
私たちは「軟水さん、ありがとう!」と日本の水に感謝すべきかと思い、今回はお水の紹介です。というのが、前回のお話でした。今回は炭酸水、ガス入りのお話です

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近年、愛好者が増えている炭酸水。なんだか健康によさそう、普通の水と違ってシュワシュワしていておいしいといった理由で愛飲している方も多いでしょう。特にこれからやってくる夏!にもおすすめ!ぜひお気に入りの炭酸水を見つけてくださいね!

 

二酸化炭素が溶け込んだ水が炭酸水

まず、炭酸水とはどんな水なのか!炭酸とは、炭酸ガス(二酸化炭素)のことで、この炭酸ガスが水に溶け込んだものがいわゆる『炭酸水』です。別名『発泡水』とも呼ばれていますが、シュワシュワとしたきめ細かい泡は、水に溶けきれなかった炭酸ガスが気体になったもの。この泡が口に入れたときの爽快感をもたらし、喉をうるおしてくれるのです。

 

■日本でいう炭酸飲料は『炭酸飲料品質表示基準』■
飲用に適した水に二酸化炭素を圧入したもの、これがつまり炭酸水です。
さらに、この炭酸水に甘味料、酸味料、フレーバリングなどを加えたものと定義されています。種類によっては『炭酸がきつくて飲みにくいな』というものがあるかもしれませんが、これは炭酸濃度の違いによるものです。つまり炭酸ガスの量が多ければ『炭酸がきつい』と感じるのです。ここでも炭酸飲料と呼んでもよい炭酸のガス圧(炭酸ガスの量の程度)がJSA規格で法的に決められています(温度20度のときのガス圧) 

 

炭酸には「天然」と「人工」がある

炭酸濃度の違いが飲みやすさの違いとなって表れる、とのこと。しかしひと口に炭酸水といってもいろいろな銘柄がありますが、違いは炭酸濃度だけなのでしょうか?

「そもそも炭酸は、天然炭酸と人工炭酸の2種類に分けられます。天然炭酸は、湧水としてくみ上げられるときに二酸化炭素をすでに豊富に含んでおり、天然の状態で発泡しているものです。日本では残念ながら一部の地域を除きほとんど存在しません」

一方、人工炭酸は採水後に二酸化炭素を圧入しているもので、国産の炭酸水として店頭に並んでいる多くのものは、この人工炭酸となります。
そして炭酸水の種類を複雑にしているのが、採水されている水の種類です。日本の水の多くは軟水でミネラル分が少なめですが飲みやすい水です。中硬水は、ちょうど軟水と硬水の間に位置し、ミネラル分が適度に含まれています。
硬水はヨーロッパなどに多く、マグネシウムやカルシウムなどのミネラルが豊富です。どのタイプの水に炭酸を加えるかで味も微妙に変わってくるということになります。

 

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炭酸水は血行をよくして疲労物質を取り除く!!

炭酸水の個性は、炭酸濃度とミネラル分の含有度合いが決めているんですね〜。すごい!
では、炭酸水を飲むことで体にメリットはあるのかを見て見ましょう。

 

食前に炭酸水を300~500ml飲むとおなかが満たされて、食べ過ぎ防止になります。逆に、同じく食前に炭酸水を100~150ml飲むと、胃が刺激されて食欲が出てきます。炭酸水が体に入ると血行をよくして疲労物質を取り除き、病気や老化の原因の1つとされる活性酸素の働きを抑制する効果があります!!ありがたいです。

 注)炭酸水を飲むのはいいことずくめですが、
           飲み過ぎはよくないそうです。

「炭酸水を多く飲めば、いろいろな効果をより得られると期待して、 1.5Lもの炭酸水を一気飲みすると、血中に炭酸ガスが増えすぎて『炭酸酩酊(めいてい)』といって酔っ払ったような状態に陥ることもあるので、気をつけましょう。むむむ!安くて酔った感じになれる!いやいややめましょう!

 

フルーツジュースやヨーグルトで割るのもアリ!

炭酸水をそのまま飲む以外に、おすすめの飲み方!

■炭酸水だけで飲むのはちょっと……という方には!■
100%フルーツジュースで割る、果物を入れる(甘味が足らない場合は、はちみつやシロップなどをプラス)、ヨーグルト(ドリンクタイプでもOK)で割るなどの飲み方をおすすめします。炭酸が加わるとなじみの味に変化がついておもしろいですよ。ウイスキーやウォッカ、ジンなどのアルコールを割る飲み方はおなじみですよね〜!

 

7銘柄を飲み比べ

『1』ペリエ (Perrier)

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ヨーロッパで大変有名な炭酸水

世界約140か国以上で愛されている南フランス発の炭酸水。
「ヨーロッパの大都市にペリエを置いていないカフェはない」といわれるほどポピュラーな銘柄です。
名前の由来は、ボトルとボトリング技術を開発した「ルイ・ペリエ博士」だそう。

 
  炭酸の強さ:★★☆☆☆
  炭酸の種類:天然炭酸
  水の種類:非常な硬水
  原産国:フランス

テイスティング

「炭酸水といえばペリエ」という人も多いですよね。とても有名な銘柄で、レストランやバーなどでも多く取り扱っています。
海外のミネラルウォーターではおなじみの硬水ですが、そこまで硬水特有のクセは感じないように思います。また、肝心の炭酸ですがそこまで強くありません。微炭酸と呼んでもいいくらいの印象。食卓のお供に「ちょっと風味と爽快感を足したお水」くらいの感覚で楽しめるんじゃないでしょうか。

 

『2』ゲロルシュタイナー(GEROLSTEINER)

硬度のわりにクセがない。ドイツで長らく愛されている天然炭酸水。
ほかの多くの銘柄が、天然水に炭酸ガスを充てんしているのに対し、なんとこの銘柄の炭酸は天然。炭酸とミネラルの調和がとれていて、硬度のわりにクセのない味わいが特徴です。

 
炭酸の強さ:★★★☆☆
炭酸の種類:天然炭酸
水の種類:非常な硬水
原産国:ドイツ
 

テイスティング
開ける瞬間、衝撃が中に伝わった瞬間、すごい勢いで泡が発生。こぼさないように!
こいつはかなりの強炭酸か……? と思いきや、口当たりはそこまで刺激的でもありませんでした。何より驚いたのが、硬度が大変高い(1310mg/l)わりに変な?クセがない!! 正直、軟水だといわれて渡されても気づかない人もいると思います。
ふんわりと感じる「何かの風味」はありますが、これたぶん硬度じゃなくてガスの味? 健康のために飲む人が多いと聞きますが、健康目的じゃなくても楽しく飲めそうな飲みやすさでした。

 

『3』サンペレグリノ(S.PELLEGRINO)

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個人的に大好きな水で、食事と一緒に飲まれている“イタリアの弱炭酸水”

強炭酸の流行により刺激的な炭酸水が市場を席巻する中、マイルドな口当たりを追求。
濃厚な料理やワインの口直しとしてイタリアで愛されています。

 
炭酸の強さ:★★☆☆☆
炭酸の種類:天然炭酸
水の種類:硬水
原産国:イタリア
 

テイスティング
ほかの銘柄が続々と「強炭酸」を打ち出してきている中、まさかの「弱炭酸」が印象的な銘柄でした。
「爽やかなのど越しが好きだけど、あまり刺激が強いのはちょっと」という方にいいんじゃないでしょうか。泡も細かくて、刺激が少ない。飲みやすく、喉への刺激が少ない!今日炭酸とは違い、お腹いっぱいにならないので、食事の邪魔もしない。

ただ!飲み終わる頃には炭酸が抜けて、少しカリウムみたいな味わいになるので、デメリットかな?後味は苦手な人多いと思います。早めに飲むもの???

 

『4』サンベネデット (SAN BENEDETTO)

ナチュラルスパークリングミネラルウォーター
すっきりとまろやかな風味

炭酸水市場が活発なイタリアでのサンベネデット社の活躍といえば、国内で初めてペットボトルを採用したことです。
それまでの重く割れやすい瓶と比べて、より気軽に楽しめるようにした立て役者です。
中硬水ながらクセの少ない味わいが評価され、世界約80か国で販売中。

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炭酸の強さ:★★☆☆☆
炭酸の種類:天然炭酸
水の種類:非常な硬水
原産国:イタリア
 

テイスティング
海外の炭酸水に口当たりがやわらかいものが多いのは、ミネラルと炭酸がいい感じに中和しあっているからなんでしょうかね? このサンベネデットも、やわらかな炭酸と、硬水にもかかわらずすっきりとまろやかな風味が特徴的でした。
炭酸水の消費量が多いイタリアで国内初のペットボトルを採用したというだけあって、日常生活のいろんなシーンで飲んでほしかったのでしょうか。確かに、どんなシーンにもなじみそうな、変な主張のない爽やかさを持つ炭酸水です。意外と良かった!

 

『5』ロスバッハー (Rosbacher)

パワースパークリング (POWER SPARKLING)
産地ドイツでスポーツ飲料として高評価

カルシウムとマグネシウムを、人間の体にとって理想的なミネラルバランスといわれる2:1の割合で含んだ天然水。
本場ドイツでは人気スポーツ誌「RUNNING - Das Laufmagazin」で掲載されたミネラルウォーターのテストで、「スポーツドリンク部門」と「長期消費部門」において金賞を受賞。スポーツ学校やトレーニングセンターでも愛飲されているとか、すごい水!

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炭酸の強さ:★★☆☆☆
炭酸の種類:人工炭酸
水の種類:非常な硬水
原産国:ドイツ
 

テイスティング
パッケージにあった「POWER SPARKLING」の記載があったので少し身構えてしまった!笑そこまで炭酸が強いわけではありませんでした。フフフフ!やられた!
硬度が高めだからなのか、若干舌に硬水らしさを感じます。わたしは硬水好きなのでおいしく飲みましたが、風味が苦手な人もいるかもしれませんね。ただ、炭酸でかなり緩和されているので、基本的には飲みやすい炭酸水だと思います!

 

『6』サンタンナ (Sant'Anna)

ナチュラルミネラルウォータースパークリング
欧州産には珍しい!軟水の炭酸水

標高1950mの採水地で採水されている澄みきった天然水。硬度は低く、海外の天然水では珍しい軟水です。ミネラルウォーターのほうが有名ですが、最近は炭酸水も人気沸騰中らしい。
またしてもイタリア!

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炭酸の強さ:★★☆☆☆
炭酸の種類:人工炭酸
水の種類:軟水
原産国:イタリア
 

テイスティング
一番酸味に近い風味がある。
炭酸はそこまで強いわけではなく、むしろやさしい舌ざわり。
たとえるなら、カフェなどで出てくるレモン水に微炭酸を足した感じ? なんだかおしゃれな味わいです! 軟水ベースなので、おなかが弱くて硬水だとゴロゴロしやすい方にもおすすめかと思います!

 

『7』サン ブノワ (SAINT BENOIT)

硬水初心者にもとっつきやすそう

ジャンヌ・ダルクゆかりの地、ソローニュ地方で愛されている炭酸ミネラルウォーター。 石灰岩や砂利が交互に積み重なった地層でゆっくりろ過された地下水が源泉です。 爽やかな飲み口が自慢だとか!

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炭酸の強さ:★★☆☆☆
炭酸の種類:人工炭酸
水の種類:硬水
原産国:フランス
 

テイスティング
海外のミネラルウォーターではスタンダードな硬水です。なので、ミネラル特有のクセをほとんど感じませんでした。硬水初心者の方にも自信を持っておすすめできそう。
炭酸は強すぎず、かといってそこまで弱くもない「弱炭酸」。炭酸由来の爽やかな酸味が、どことなくレモンウォーターをほうふつさせます。
酸味がマッチするという意味で、飲むお酢とかと混ぜたらおいしくいただけるかもしれませんね~。

 

japan-eat.com

 

最後に

他にも色々ご紹介したかったのですが、今回は7種類の紹介等を!
スペインにも良いお水もありますし、やはりその場所にあったお水がありますね。
そしてその土地の料理との相性も良い!なかなか面白い!面白いぜ地球!

 

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