お店のコンセプト
まずはお店のコンセプトです。繁盛店とそうでないお店の大きな違いはコンセプトと言っても過言ではありません。ここに独自性があるかどうかが大きなカギとなります。
例えば、「国産和牛を使った一万円のラーメン」を売っている高級ラーメン屋さんや、「店員さんが独特の掛け声でいくらをかけるいくら丼」など、他の店舗にはないコンセプトが突き抜けていればいるほど、「変わったお店があるから行ってみよう」「インスタ映えのために行ってみたい」という形でお客様の来店を誘います。
戦略を練る
また来店を促す上で戦略を練ることは必須です。メニューが豊富すぎると材料の仕入れが多くなるため、効率よく捌けないと原価率が上がってしまいます。またターゲット層もしっかりと狙いを定めていないと集客につなげる取り組みがしずらくなります。
今来ているお客様がどういった人たちなのか?なぜ来店してくれるのか?どんなところを伸ばしていったら良いのか?効率よく利益を上げるために他にやれることはないか?といった戦略を常に練っていないと行き当たりばったりになってしまいますので注意しましょう。
認知度を向上させる
ここは集客方法にも繋がるところになりますが、認知度を向上させるということは常に頭に置いて行動しましょう。例えばショッピングモールの飲食店であれば呼び込みや入口での声かけを行うことで、まずは認知してもらえます。店舗に魅力があれば認知されたことで来店に繋がるはずなので、まずは認知されてもらうにはどうしたら良いか考えながら行動しましょう。
来店動機を作る
アンケートなどを使って来店動機を探ったことはありますか?この来店動機を作れれば来店に繋がります。例えばスタンプカードを使って頻繁にお店を利用しやすくしたり、割引の日を作ってWEBサイト等で大々的に告知したり、この動機付けがあればお客様も来店しやすくなるはずです。
ベンチマークをしよう!
ベンチマークとは、優良店の行っている優れた手法を分析したり取り入れることを言います。飲食店を経営するにあたりベンチマークは必要不可欠です。
具体的には、ベンチマークする店舗に自らがお客として行くことで分析します。以下を参考にすると良いでしょう。
- 客単価
- 滞在時間
- 席数(カウンター、テーブル)
- 混み具合
- 営業時間
- 立地(駅から徒歩何分など)
- 客の年齢層
- アルバイトの人数、接客態度
できれば曜日をわけて複数回行き、こういった情報を得ることで自店とどんなところが異なるのか、どんなところがうまくいっているのかを分析してマーケティングに生かすことができます。
リスク対策を行う
また飲食店を経営する上で、以下のようなリスクが考えられます。
- 食中毒
- SNS炎上
- 従業員の突然の退職
- 接客トラブル
自店ではそのようなトラブルは起こらないと思ってしまいがちですが、一度こういったトラブルが発生して客足が逃げてしまうと元に戻すことは並大抵の努力ではできません。
キッチンの衛生管理、従業員の管理や研修をきちんと行うことで防ぐことができるのでリスク対策はきちんと行っておきましょう。
入店率の分析
入店率を上げることは売上を増やすことに直結します。逆に言えば入店率が上がらないということは、そもそもお店の存在が知られていない、入店しにくい入口、リピーターが少ないなど多くの原因が考えられます。
入店率を分析し、改善が必要なところを積極的に対策していきましょう。
お店への口コミを分析
最近ではGoogleマイビジネスや、飲食店検索サイトに口コミを投稿できる機能があるので口コミをきちんとチェックしましょう。
もしネガティブなことが書かれていた場合、店舗で改善できるところがあれば改善し、誠実な返信を心がけましょう。誠実に返信すること他の見込み客がその口コミを見ていた場合ポジティブな印象を与えることができます。
今後の飲食店の集客には新型コロナウイルス対策が必須
さて今年は新型コロナウイルスが猛威を振るい、未曾有の事態となっています。
今後はコロナ対策をきちんと行っている店舗かどうかという点において差別化が激しくなることでしょう。
コロナ対策をPRして集客
Googleはマイビジネス上で新型コロナウイルスの影響を受けている店舗向けに機能を追加しました。
こういった情報を追加すると、店舗で実施している安全対策について顧客に周知することができます。健康と安全に関する属性には次のようなものがあります。
来店したお客様や従業員の検温、マスク着用を義務付けていることをPRすることで来店するお客様も安心できますし、営業時間が短縮になった場合でも情報を更新しておくことで信用に繋げることができます。無料で利用できる機能なので使わない手はないですね!
電子決済サービスを導入する
最近では現金のやり取りによるコロナ感染を気にする人が増えています。そんな時に電子決済サービスを導入しておけば安心ですよね。電子決済は様々なサービスがありますが比較的良く利用されているものは以下となります。
特に飲食店の場合現金を扱ったあとでいちいち手を洗うのも大変なので、業務の効率化にも繋がり、一石二鳥です。
現金のみしか使えない店舗は新規獲得の弊害にもなりますし、国もキャッシュレス決済の普及を目指しています。
出典:キャッシュレス決済を取り巻く環境の変化と本検討会で議論いただきたい点-経済産業省
こういった背景からも電子決済サービスを取り入れる店舗が増えています。他店が導入している中で自店のみ導入していないと、来店の弊害になりえるので検討してみてはいかがでしょうか。
テイクアウトを実施
コロナ禍でテイクアウトを実施した店舗は多くありました。もちろん通常営業している時と比べたら打撃は大きくなりますが、店舗を抱えて営業するしないに関わらず固定費が発生する飲食店であれば多少なりとも売上を稼ぐ他ありません。
また他店との差別化をはかりながらInstagramなどでテイクアウトを大々的にPRすることで、テイクアウトの購入から来店に繋がるケースもあるので可能であればテイクアウトも実施した方が良いでしょう。
店内の混雑状況を配信する
コロナ禍にも関わらず、お店に行ってみたら想像以上に混雑していて食事を諦めたという声も良く聞きます。そんな時には店内の混雑状況を配信すると良いでしょう。
混雑状況を配信するということはコロナウイルスを懸念するお客様のためにもなりますし、閑散時間の来店にも繋がるので一石二鳥ですね。
閑散時間の値引きで集客する
飲食店は固定費がかかっている以上、いかに閑散時間をなくしてまんべんなく来店してもらうかが重要になってきます。とはいうものの、食事のゴールデンタイム以外はなかなか来店してもらえないですよね。どうすれば良いのでしょうか?
そんな時は思い切って閑散時間に値引きをしてしまいましょう!夕方17~19時のハッピーアワービール半額という店舗もこの施策を使っていますね。少しでも売上に繋げて無駄な時間がないように工夫しましょう!
Go to Eatキャンペーンなど最新の情報を常にチェック!
Go to Eatキャンペーンなどの施策は飲食店へのメリットが多くあるので利用しない手はありません。ただ、日々状況は刻々と代わり、情報は新しくなっているので最新の状況は必ず常にチェックするようにしましょう!
コロナ禍の資金調達にはクラウドファンディングという選択肢もある
コロナ禍で閉店に追い込まれている昔ながらの店舗は多くありますが、「クラウドファンディング」という手もあります。
昔ながらの店舗はどうしても資金調達となると銀行を思い浮かべるかもしれませんが、今の時代は「クラウドファンディング」で資金調達が可能です。
飲食店として適切な集客を行ってコロナ禍を乗り切ろう!
飲食店の集客について様々な角度からご紹介してきましたが、コロナ禍ではより新しいものが生み出されているので、どんどん挑戦しないと生き残れない世の中になってきています。
https://jp.mercari.com/item/m86850294755
QSCを詳しく紹介した本ですので、色々と学べて指導も楽になります。