Web Analytics Made Easy - Statcounter
View My Stats

japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。

アフタヌーンティー とは?特徴や時間、食べ方について!

アフタヌーンティーと似ているもので、「ハイティー」という習慣もあります。アフタヌーンティーは、食事と食事の間のおやつであるのに対し、ハイティーは肉料理なども提供される食事に近いものや、食事を兼ねたティータイムのことです。時間帯もアフタヌーンティーより少し遅い午後6時ごろからとなります。このような違いがあるのは、ハイティーは貴族ではなく労働階級の人々の習慣が起源となっているからです。

スタンドに盛りつけられたスイーツを紅茶と一緒に楽しむ「アフタヌーンティー」。一度は体験してみたいですよね。この記事では、アフタヌーンティーの特徴や時間を、食べ方やマナーとともに詳しく解説します。



アフタヌーンティーとは?

アフタヌーンティーのはじまり(歴史・起源)

発祥は19世紀、ビクトリア時代のイギリスが舞台。当時の食事は、朝食(10時頃)と夕食(20時頃)の1日2回。しかし、第7代ベッドフォード公爵夫人であるアンナ・マリアは空腹と、貴族の間で主流だった締め付けのきついコルセットに耐えかね、

16時頃にベッドルームで紅茶とパンのひとりお茶会を楽しむように。そんな優雅な時間に友人を招くようになり、華やかな貴婦人の社交の場へと発展。いつしかアフタヌーンティーと呼ばれるように。

現在のアフタヌーンティー

ビクトリア時代の後期には、ロンドンのホテルでアフタヌーンティーが楽しめるように。20世紀に入ると3段スタンドが並ぶ、今日の日本でも主流のアフタヌーンティーの形式が誕生。現在では、ホテルのラウンジやカフェ、ティーサロンなどで気軽に嗜めるようになった。

本場イギリスの上流階級の間でも、今は自らアフタヌーンティーを催すことはまれ。しかし、日本と同じようにイギリスの若者の間でもアフタヌーンティーが流行していて、ホテルやティーサロンで楽しむ人が多いのだとか。

POINT/アフタヌーンティーとハイティーの違いは?

アフタヌーンティーが貴族階級から生まれた文化であることに対して、ハイティーは労働者階級から誕生したカジュアルなお茶の時間。18時頃、家族でハイテーブルを囲み、紅茶とともに簡単な夕食を楽しむ。

お肉料理を含むことから、ミートティーとも呼ばれる。ちなみに、イギリスにはクリームティーというものもあり、こちらはフルコースのアフタヌーンティーから紅茶とスコーンだけを抜き出したアラカルトスタイルを指す。

 

アフタヌーンティーの内容

主なメニュー
ティーフーズは、セイボリー、スコーン、ペイストリー(スイーツ)の3皿。セイボリーはサンドイッチが主で、パンは薄ければ薄いほどフォーマルとされていたそう。そのため、ビクトリア時代は3cm角ほどのひと口で食べられるものが主流。
スコーンは焼きたてを、クロテッドクリームや手作りのジャム2種ほどと一緒に提供。ペイストリーは小ぶりなフランス菓子が用意され、生菓子と焼き菓子の両方が並ぶ。
主なドリンク

フォーマルなアフタヌーンティーは、シャンパンでスタート。昨今のホテルアフタヌーンティーでは、フードのテーマと合わせたウエルカムドリンクの用意があることも。その後は、プレートにあわせて紅茶をペアリングしていくとスマート。

例えば、セイボリーにはキーマン、スコーンにはウバ、ペイストリーにはアッサムなど、お好みで。ホテルやティールームなら、お店の方におすすめを聞くのもよい。

POINT/紅茶のおいしい入れ方は?

自分で紅茶を入れるときは、ティーマットの上に置いたティーポットに1/3ほどお湯を注ぎ、温めておく。温まったポットにティースプーンにこんもりの茶葉を、人数分入れる。

500円玉くらいの泡が沸くほど沸騰したお湯を、ティーポットの中央一点を目掛けて注ぐ。3分蒸らしたら、茶漉しを通しながら、1人分ならティーカップ、複数人分ならサービス用のポットに注ぎ入れて。

 

アフタヌーンティーの正しいマナー

マナーはどこまで気にするべき?
上流階級の文化である正式なアフタヌーンティーには、マナーが存在する。しかし、気軽に楽しめるようになった現在は、厳格なものではないそう。
時代が変わり、今はマナーを厳しく問われないようになりました。ですが、知っておくとアフタヌーンティーがもっと楽しくなるはず。この機会に教養として学んでおきましょう


服装ビクトリア時代はティーガウン、帽子、手袋を身に着けるのが上流階級のマナー。

しかし、装いは時代によって変化するもの。ホテルアフタヌーンティーではその場所のドレスコードを参考にし、ない場合はエレガントでスマートな装いを心がけるのがポイント。

女性

ワンピースにヒール付きのパンプスがベター。

男性

カジュアルスーツ、ジャケットやネクタイはマストではないが、シャツは襟付きを着用して。サンダルやスニーカーは避け、素足は控えると安心。

ナプキンの使い方

食事用の大きなナプキンの場合は手前1/3を、ティータイム用の小さなナプキンの場合は手前1/2を内側に折って膝の上に。

このとき、折り口がテーブル側、輪が手前になるようにする。口を拭くときは折り込んだ内側を使い、汚れが周りに見えないように配慮を。ウエイターやバトラーが広げてくれることもある。

 

食べる順番

フードは塩気があるものからいただくので、セイボリー、スコーン、ペイストリーの順番で召し上がれ。ペイストリーのなかでは、先に生菓子、その後に焼き菓子。

お店によってはスコーンの焼きたてがまず初めに出てきて「温かいうちにどうぞ」と進められることもあるので、臨機応変に対応しよう。

 

セイボリーやスイーツの食べ方

スタンドからフードを取る(※)ときは左手で。人差し指から小指までを揃えてつかむとエレガントに見える。

※本来はホストが主賓にフードの乗ったお皿を差し出し、主賓はそこから左手でフードを自分への取り皿に取る。そして主賓から隣のゲストに皿を差し出し、順番に回していく。しかしホスト不在のアフタヌーンティーなら、その必要はなし

 

スコーンの食べ方

左手でスコーンを取り、右手の親指を腹割れの部分、通称“オオカミの口”に軽く入れ、上下半分に割る。右手側のスコーンを置きナイフに持ち替え、あらかじめ取り皿にとっておいたジャム、クロテッドクリームをのせていただく。

POINT/ジャムが先?クロテッドクリームが先?
ジャムを塗った上にクロテッドクリームを乗せると、スコーンの温かさでクリームが溶けないメリットがあり、その方法でいただく人が多いそう。
ただし、地域によっても異なる。ジャムファーストはクロテッドクリームの二大産地であるコーンウォール州のスタイルで、デボン州ではその逆。
クリームが潤沢にあり、溶けることを気にせずたっぷりと使えるためなのだとか。クリームは溶けると味わいが変わるため、お好みの食べ方を選んで。
 

紅茶の飲み方

ティーカップを乗せたまま、ソーサーを左手で掴み、胸の前で持つ。カップは右手を使い、揃えた4本の指で持ち手をつまむように持つ。

慣れないとぎこちなくなってしまうが、動きがゆっくりとなることでエレガントに見える効果も。自信がなく、カップを割ってしまいそうなら、持ち手に指をかけてもOK。

スポンサーリンク