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japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。

お漬物 21日は漬物の日

21日はお漬物日!!

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その昔、里人が土地からとれる野の初物、海辺からとれる藻塩(もしお)を初穂として、お供えしていました。しかし、せっかくの供物が腐ってしまうのを嘆いた人が、カメを供え、このなかに供物を入れてお供えしたところ、ほどよい塩漬となりました。

人々は時が経っても変わらない不思議な味を、神からの賜物として尊び、諸病免除、万病快癒の護符として、また保存食品として備蓄した、とあります。
いつの頃からか、これを「香の物」と書くようになりました。
萱津神社では、この故事に従い、毎年8月21日を「香の物祭」として祝っています。
漬物業界では、21日を「つけものの日」と定め、つけものの普及につとめています。
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以上、漬物の日から抜粋
『神からの賜物として尊び、諸病免除、万病快癒の護符として、また保存食品として備蓄した』と迷信的に語り継がれてきた背景がありますが、現代の科学により乳酸菌の効果や恩恵が明らかになってきたことを考えれば『諸病免除、万病快癒の護符』というのもあながち迷信ってこともないですね。

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沢庵は二切れが良い

理由はその昔、お侍さんがいる頃の話です。料理屋でご飯の最後にお漬物を食べるのですが、そこで皿にのっているお漬物が一切れの場合は!

 

一切れ=人を斬れ

という風に繋がってしまうので、縁起が悪く、

 

三切れだと

三切れ=身斬れ=切腹

という風に繋がってしまい、これも縁起が悪く、

 

四切れだと

四=死

という風に繋がってしまい、これも縁起が悪い。

消去法になってしまいますが、二切れが縁起が良いということになったのです^^

 

japan-eat.com

 


沢庵と沢庵和尚

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沢庵漬けは沢庵和尚が考案されたと言われています(他にも諸説あり)。
江戸時代の臨済宗の僧・沢庵宗彭です。
沢庵宗彭が創建した東海寺では、最初は名も無き漬物だったが、ある時徳川家光がここを訪れた際に食べたところ、とびきり気に入り、

『名前がないのであれば、沢庵漬けと呼ぶべし』

と言われ、沢庵漬けが誕生した。と伝えられています。
ただし、東海寺では禅師の名を呼び捨てにするのは非礼であるとして、沢庵ではなく「百本」と呼ばれています。

 

どうして百本なのかというと
樽の中に大根を百本漬けるからだそうです

 

ぬか漬け

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日本を代表する漬物『ぬか漬け
さてまずは、ぬか漬けの歴史についてお話しますが、意外にぬか漬けの歴史は塩漬けに比べると浅いのです。

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ぬか漬けが生まれたのは江戸時代だと言われています。というのもこの頃から白米として食べる習慣が根付いたからです。それまで大半の人は玄米を食べていました。
白米が一般的に広まってくると『ぬか』が余ってくるようになりました。
そこからぬかの別の利用方法が考えられるようになってきました。
そのひとつがぬか漬けなんですね。
それまで漬物といえばほとんど塩漬け一辺倒だったのですが、ぬか漬けという新しいジャンルの漬け方を確立するに至ったのです。こうしてぬか漬けは各地でされるようになっていき、今や家庭の味として定着しつつありますね。


また、ぬか漬けは健康食品としても今非常に注目されつつあります。
『ぬか』にはビタミンE、ギャバ、鉄、マグネシウム、ポリフェノール、フェルラ酸、食物繊維等のミネラルや栄養素がぎっしりと詰まっています。
さらにそこから乳酸発酵させますので、ぬかのたんぱく質が分解され天然のアミノ酸となり、発酵食品特有の後味の良いうま味に変わります。 しかもぬかは発酵の働きによって野菜には少ないビタミンB群を作り出してくれます。こういった発酵の働きによってうまみと栄養素がぐんぐん野菜に浸透していきます。 そして、ぬか漬けにされた野菜は乳酸菌の働きによって糖分からうま味成分へと変えられるので、ダブルで美味しいんですね。 ぬか漬けにすることで野菜には少ない栄養素を作り出したり、うま味成分の相乗効果によって、美味しく、健康的な漬物にすることができるのです。


すんき漬け

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長野地方で古くから伝わるお漬物で、一口でいうと菜漬けです。
特徴はなんといっても「塩」を使わないことです。
もともと内陸地方であるため「塩」そのものが貴重な調味料であったので、塩を使わない漬物が発達したと考えられています。 普通は塩を使わないと浸透圧の関係で乳酸菌が繁殖する前に雑菌や有害菌が繁殖してしまうのですが、 このすんき漬けは前年に仕上げたすんき漬の残りを種(乳酸菌の元となるもの)として漬け込み時に使うので、 乳酸菌の発酵を初期から促進させてpHを下げることで発酵を成功させます。

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漬け方はすんきの種とかぶ菜の葉と茎を交互に漬け込んでいきます。
最後にフタをして軽めの重石をのせておけばすんき漬けができます。
塩気はまったくないのですが、ほどよい酸味がとってもさっぱりしていて、酒のさかなにも喜ばれる逸品です。ただし、気温が高いと相性が悪く、茎がやわらかくなり歯ごたえも悪くなるのですが、 高冷地であれば茎の歯ごたえも良いまま仕上がるので、本当に自然の環境が大きく味に影響する昔ながらのお漬物です。


高菜漬け

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九州地方で古くから伝わるお漬物です。
九州で栽培がさかんな高菜を主原料とし、塩漬けにし乳酸発酵させて食べるのが一般的でした。近年は発酵させず調味液で浅漬けにしたものも生まれ、後者は「新高菜漬」とも呼ばれます。ただし、今では悲しいかな後者の方がポピュラーになってしまったため「新高菜漬」を単に高菜漬けと呼んでいます。

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主にどちらも細かく刻んだのち、好みにより醤油をたらして食べます。細かく刻んだ状態で売られていることも多く。高菜漬を油で炒めた「高菜炒め」も美味だが、乳酸発酵させたものを炒めた場合には独特の匂いがあり、この匂いが苦手な人も多いです。
最近ではラーメンのトッピングに辛子高菜という唐辛子を利かせた高菜漬けが使われ、人気を博しています。

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