フードデリバリーの需要は年々高まっており、2020年のデリバリー市場は6264億円で前年比50%増にものぼっています。
しかし、なんとなく良いと知っていても導入に躊躇している飲食店は多いです。
そこで今回はデリバリーのメリットとデメリットを解説いたします。
デリバリーを導入するかどうかを検討ください。
飲食店がフードデリバリーを導入するメリット3つ
飲食店がデリバリーを導入するメリットは以下の3点が大きいです。
1、席数や混雑状況に関係なく売上を伸ばせる
2、知名度向上により、イートインのお客様も増やせる
3、初期費用をほとんどかけずに始められる
1、席数や混雑状況に関係なく売上を伸ばせる
料理を作ればあとは配達員に運んでもらうだけです。
店内がどんなに混雑していても売上を伸ばし続けられます。
2、知名度向上により、イートインのお客様も増やせる
広告費をかけずに自店を露出できるのはフードデリバリーならではのかなりのメリットと言えるでしょう。
3、初期費用をほとんどかけずに始められる
デリバリーサイトの多くは初期費用が1万円~5万円以内となっており、中には出前館のように初期費用無料で始められるサービスもあります。
飲食店がフードデリバリーを導入するデメリット3つ
上記では飲食店がフードデリバリーを導入するメリットを紹介しましたが、デリバリーの導入にはこのようなデメリットもあります。
1、配達トラブルのリスクがある
2、店内の雰囲気ではなく、料理の見た目や味での勝負が必要
3、サービス利用料がかかる
1、配達トラブルのリスクがある
しかし、なかには配達の質が低いサービスもあるのが事実です。配達の質が高いサービスを選ぶためには、配達員に対する研修の有無をチェックすると良いでしょう。Uber Eatsはボタン1つで誰でも配達員になれてしまうので、配達トラブルが多いですし、外国の方も多い、コミュニケーションもままならない傾向にあります。
2、店内の雰囲気ではなく、料理の見た目や味での勝負が必要
デリバリーサービスで売上を伸ばすためには、料理の見た目や味で他社との差別化を図る必要があります。
いくら店内の雰囲気や装飾がおしゃれでも、デリバリーではその良さが伝わらないからです。盛り付けの美しさや味へのこだわりだけで勝負することになります。
まずはサイトに掲載する写真でインパクトを残し、注文をいただいた後は写真通りのクオリティの料理を届けましょう。
写真だけ綺麗で、届ける料理が雑だとお客様からのイメージが悪くなってしまいます。
運んでいただいているスタッフは「時間」だけを気にしています。
一部ではありますが「届ければいい」だけです。カバンの中まではあまり気にしていません。
3、サービス利用料がかかる
デリバリーサイトを利用する限り、売上の30~40%は手数料として支払うことになります。
1,000円の商品が売れた場合、手元に残るのは600~700円です。
これに加算して人件費や減価もかかるので利益は通常より少なくなってしまいます。
とはいえ、デリバリーサイトを利用せずにデリバリー事業を成功させるのはほとんど不可能です。元々ゼロだった売上がプラスになったと考えれば、そこまでデメリットには感じづらいでしょう。
また、飲食店のほとんどがデリバリーメニューの料金を高めに設定しています。
イートインより高くても違和感は無いので、料金設定に工夫をして利益を確保してみてください。
まとめ
デリバリーを始めるメリットとデメリットを紹介しました。
フードデリバリーを導入しないよりもした方が良いと感じた方が大半ではないでしょうか。
フードデリバリーのデメリットを避けるためには、きちんと出店先を選ぶことが大切です。
失敗しないためにも利用規約等を取り寄せ必ず読むことをおすすめします。