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japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。個人店の現状整理・壁打ち相談 この相談は、 売上を伸ばす方法を教えるものではありません。 集客やSNS、広告の話もしません。 閉店・縮小・継続で迷っている個人店が、 感情ではなく、 数字・状況・体力を整理するための時間です。 一般論ではなく、 「あなたの店の場合」を一緒に言語化します。 ⸻ 対象 ・個人で飲食店を続けている方 ・一人、または少人数で経営している方 ・続けるかどうかを真剣に考え始めている方 ※営業目的・情報収集のみの相談はお受

経営者の休日がない店はなぜ危険なのか|休めない社長ほど店が成長しない本当の理由

「休みなんてありません。」

飲食店経営をしている方から、この言葉を聞くことは珍しくありません。

定休日でも仕込みがある。

休日でも仕入れがある。

スタッフが休めば自分が現場へ入る。

売上が心配で店を離れられない。

経営者であれば責任感が強いほど、「自分が休んではいけない」と考えがちです。

もちろん、創業当初や人手不足の時期には、休日を返上して働かなければならないこともあります。

しかし、それが何年も続いているのであれば、一度立ち止まって考える必要があります。

実は「経営者に休日がない店」は、一見すると頑張っているように見えますが、経営という視点では非常に危険な状態であることが少なくありません。

飲食店コンサルとして多くの店舗改善に携わってきた中でも、「社長が休めない店」ほど、経営上の問題を抱えているケースを数多く見てきました。

今回は、その理由をコンサル視点で解説します。

 

休めないことは美徳ではない

昔は「休まず働く経営者」が尊敬される時代がありました。

朝から晩まで働き、休日も返上する。

その姿は努力の象徴だったかもしれません。

しかし、時代は変わりました。

今の経営者に求められているのは、長時間働くことではありません。

組織が自走する仕組みを作ることです。

休めないことは頑張っている証拠ではなく、経営が仕組み化されていないサインである可能性があります。

危険な理由① 経営者しか回せない店になっている

「社長がいないと営業できない。」

この状態は非常に危険です。

経営者が病気になったらどうでしょうか。

事故に遭ったらどうでしょうか。

長期入院したらどうでしょうか。

店は止まってしまいます。

本来の飲食店経営とは、「誰か一人」に依存するものではありません。

仕組みで回る状態を目指すことが重要です。

危険な理由② 経営者が経営する時間を失っている

現場に立ち続けると、経営を考える時間がなくなります。

売上改善の計画。

集客施策の見直し。

原価管理。

新メニューの開発。

人材育成。

数字の分析。

これらは店の未来を作る重要な仕事です。

しかし、毎日ホールや厨房で働いていると、その時間を確保できません。

経営者が現場作業だけに追われるようになると、店は現状維持すら難しくなります。

危険な理由③ 人材育成が進まない

「任せるより自分がやった方が早い。」

これは多くの経営者が口にする言葉です。

確かに短期的には正しいかもしれません。

しかし、それを繰り返している限り、スタッフは育ちません。

仕事を覚える機会がない。

責任を持つ経験がない。

判断する場面がない。

これでは店長候補も育たず、いつまでも経営者が現場へ入り続けることになります。

人材育成は、未来への投資です。

危険な理由④ 判断力が落ちる

休日がない生活を続けると、疲労は確実に蓄積します。

疲れていると視野が狭くなります。

小さなミスにイライラする。

スタッフへ厳しく当たる。

冷静な判断ができなくなる。

経営では毎日、多くの決断を求められます。

だからこそ、経営者ほど休息が必要なのです。

休むことは怠けることではありません。

良い判断をするための仕事の一部です。

危険な理由⑤ 離職率が高くなる

社長が休まない店では、スタッフも休みにくくなります。

「社長が働いているのに、自分だけ休めない。」

そんな空気が生まれます。

結果として疲労が蓄積し、人が辞めていきます。

離職率が高くなると採用コストも教育コストも増加します。

店舗改善どころではなくなります。

働きやすい職場とは、休日が取りやすい職場でもあります。

その文化を作るのは経営者です。

 

コンサルが店舗改善で最初に確認すること

飲食店コンサルとして店舗へ伺う際、私は必ず経営者へ質問します。

「最後に丸一日休んだのはいつですか。」

ここで、

「思い出せません。」

という答えが返ってきた場合、多くの課題が見えてきます。

現場へ入り過ぎている。

スタッフへ任せられていない。

店長が育っていない。

業務が属人化している。

数字を見る時間がない。

このような店舗は、売上改善の前に経営の仕組みを見直す必要があります。

逆に、定期的に休みを取りながらも売上を伸ばしている経営者は、現場を信頼し、役割分担ができています。

だから店舗改善もスムーズに進みます。

 

本当に強い店は「社長がいなくても回る店」

「自分がいないと心配。」

そう思う気持ちは理解できます。

しかし、それは裏を返せば、店が経営者一人に依存しているということです。

本当に強い店とは、経営者が旅行へ行っても営業できる店です。

数日間不在でも、お客様が安心して来店できる店です。

スタッフが自信を持って判断できる店です。

そのような店は、人材育成が進み、接客レベルも高くなります。

結果としてリピート率が向上し、売上改善にもつながります。

経営者が休めることは、組織が成長した証でもあるのです。

 

「忙しい」と「儲かっている」は違う

経営者の中には、「忙しい=成功している」と考える人もいます。

しかし、忙しいことと利益が出ていることは別です。

毎日15時間働いても利益が残らなければ、経営としては成功とは言えません。

一方で、適切に休みを取りながら利益を伸ばしている経営者もいます。

違いは、本人が頑張っているかどうかではありません。

仕組みを作れているかどうかです。

飲食店経営では、経営者自身が働くことではなく、「働かなくても店が回る仕組み」を作ることが、本来の仕事と言えるでしょう。

 

まとめ

経営者の休日がない店は、一見すると熱意があり、努力しているように見えます。

しかし、経営という視点では多くのリスクを抱えています。

現場への依存。

人材育成の停滞。

判断力の低下。

離職率の上昇。

そして、店舗改善や売上改善に取り組む時間がなくなることです。

経営者の役割は、誰よりも長く働くことではありません。

店の未来を考え、組織を成長させることです。

休むことは経営を放棄することではありません。

むしろ、良い経営判断を続けるために欠かせない仕事です。

もし今、「休めないのが当たり前」になっているのであれば、一度立ち止まってみてください。

本当に改善すべきなのは、あなたの働き方ではなく、店の仕組みかもしれません。

あなたのお店では、経営者はしっかり休日を取れていますか。それとも「休みたくても休めない」状況でしょうか。休日についての考え方や経験があれば、ぜひコメントで教えてください。

 

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