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japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。個人店の現状整理・壁打ち相談 この相談は、 売上を伸ばす方法を教えるものではありません。 集客やSNS、広告の話もしません。 閉店・縮小・継続で迷っている個人店が、 感情ではなく、 数字・状況・体力を整理するための時間です。 一般論ではなく、 「あなたの店の場合」を一緒に言語化します。 ⸻ 対象 ・個人で飲食店を続けている方 ・一人、または少人数で経営している方 ・続けるかどうかを真剣に考え始めている方 ※営業目的・情報収集のみの相談はお受

5.利益が残る店はここを徹底している|数字管理マニュアル10選【感覚経営から脱却する仕組み】

「売上はそこそこあるのに、なぜか手元に残らない」。この悩みを抱えている飲食店経営者は多いです。

売上と利益は別物です。売上が上がっても、コストの管理ができていなければ利益は残りません。逆に売上が平均的でも、数字をしっかり管理している店は着実に利益を積み上げます。

この記事では、利益が残る店が徹底している数字管理マニュアル10選を、具体的な管理方法とともに解説します。



結論:利益が残る店は「感覚」ではなく「数字」で経営している

利益が残らない店の経営者に共通しているのは、感覚で経営していることです。

「今月は売れた気がする」「原価はまあまあだと思う」「人件費はなんとかなっている」。この「気がする」「と思う」「なんとかなっている」が、利益を消している原因です。

利益が残る店の経営者は、数字で現実を把握しています。売上・原価率・人件費率・客数・客単価。これらを定期的に確認し、異常があれば即座に手を打ちます。数字が見えている店は、問題が小さいうちに対処できます。感覚で動く店は、大きくなってから気づきます。

 

数字管理マニュアル①:日次売上管理マニュアル

数字管理の出発点は、毎日の売上を正確に把握することです。

「今日の売上はどうだったか」を翌日・翌週に確認している店では、問題への対処が遅れます。当日中に把握し・前日・先週・先月と比較することで、変化に素早く気づけます。

機能する日次売上管理マニュアルのポイント

確認する数字を絞ります。日次で確認すべき数字は、売上合計・客数・客単価の3つです。この3つを毎日同じ時刻に確認する習慣を作ります。多くの数字を見ようとすると続きません。まずこの3つから始めます。

比較の基準を設定します。前日比・前週同曜日比・先月同日比の3つを比較します。単日の数字だけでは良いのか悪いのかが判断できません。比較があって初めて「今日は先週の水曜より15%少ない」という意味のある情報になります。

異常値への対応トリガーを設けます。「前週同曜日比で20%以上落ちた場合は翌日の朝に原因を確認する」というルールを持ちます。ルールがなければ、異常値を見ても「そうか」で終わります。

 

数字管理マニュアル②:週次FLコスト管理マニュアル

飲食店の利益を左右する最重要指標がFLコスト(Food+Labor)です。

食材費と人件費の合計が売上の何%を占めているかを週次で確認することが、利益管理の核心です。このFLコストをコントロールできない店は、どれだけ売上が上がっても利益が残りません。

機能する週次FLコスト管理マニュアルのポイント

FLコストの目標値を設定します。一般的な飲食店のFLコストの目安は売上の55〜60%以内です。食材費(F):28〜32%・人件費(L):28〜32%を目標として設定します。業態・価格帯によって適正値は異なるため、自店の損益分岐点を計算した上で目標を設定します。

週次でFとLを別々に確認します。FLコスト合計だけを見ていると、FとLのどちらが問題かが見えません。食材費が高いのか・人件費が高いのかを別々に把握することで、改善の方向性が明確になります。

FLコストの週次推移をグラフで可視化します。数字を羅列するより、グラフにすることでトレンドが見えます。「先月から食材費が毎週少しずつ上がっている」という変化は、グラフなら一目でわかります。表だけでは見落とします。

 

数字管理マニュアル③:原価率管理マニュアル

食材費の管理で最も重要なのが原価率です。原価率が1%違うと、年間で数十万円の利益差になります。

機能する原価率管理マニュアルのポイント

メニュー別の原価率を計算します。「お店全体の原価率」だけでなく、メニューごとの原価率を把握します。原価率が高いメニューと低いメニューを特定することで、メニューミックスの改善につながります。売れているメニューの原価率が高ければ、売れるほど利益が減る構造になっています。

ロス率を原価率に含めて管理します。仕入れた食材が全て売上につながっているわけではありません。廃棄・食べ残し・スタッフのまかない・盗難。これらのロス率を把握せずに原価率を計算しても、実態と乖離した数字になります。

仕入れ価格の変動を定期的に確認します。食材の市場価格は変動します。同じメニューを同じレシピで作っても、仕入れ価格が上がれば原価率は上がります。月次で主要食材の仕入れ価格推移を確認し、価格変動に合わせてメニュー価格の見直しや仕入れ先の変更を検討します。

 

数字管理マニュアル④:人件費率管理マニュアル

人件費は飲食店のコストの中で最もコントロールが難しい項目です。シフトの組み方・スタッフの生産性・残業管理。これらを数字で管理できている店だけが、人件費を適正に保てます。

機能する人件費率管理マニュアルのポイント

時間帯別の売上と人員を照合します。「ランチのピーク時は売上が高くスタッフも多い」「アイドルタイムは売上が低いのにスタッフが多い」という時間帯別の売上と人員のバランスを確認します。アイドルタイムの人員削減が、人件費率の改善に最も効果的です。

スタッフ一人当たりの売上高(労働生産性)を計算します。月間売上÷総労働時間数で計算できる「一時間あたりの売上高」が、スタッフの生産性の指標になります。この数字を改善しようとすると、オペレーションの効率化・スキルアップ・シフト設計の見直しという具体的な改善アクションが見えてきます。

残業時間を週次で把握します。残業は計画外のコスト増です。残業が多いスタッフ・残業が多い曜日・残業が多い時間帯を把握し、シフト設計の見直しにつなげます。残業を「仕方ない」で済ませている店は、人件費率の改善ができません。

 

数字管理マニュアル⑤:客数・客単価分析マニュアル

売上は「客数×客単価」で決まります。売上が落ちたとき、客数が減ったのか客単価が下がったのかによって、打つべき手が全く異なります。

機能する客数・客単価分析マニュアルのポイント

客数と客単価を必ず別々に管理します。「売上が落ちた」という事実だけでは対策が打てません。「客数は変わらないが客単価が下がっている」なら追加注文を促す施策が有効です。「客単価は変わらないが客数が減っている」なら集客施策が必要です。原因に合った対策を取るために、この2つを別々に把握します。

曜日・時間帯別の客数を週次で確認します。「水曜のランチは毎週客数が少ない」「金曜の夜は客単価が高い」というパターンが見えると、シフト設計・仕込み量・販促のタイミングを最適化できます。パターンを知らないまま毎日同じ準備をしている店は、効率的な経営ができません。

新規客とリピーター客の比率を把握します。新規客とリピーター客では、集客にかかるコストが全く異なります。リピーター率が高い店は、低い集客コストで安定した売上を維持できます。ポイントカード・予約データ・アンケートなどを活用して、リピーター率の変化を追跡します。

 

数字管理マニュアル⑥:損益分岐点管理マニュアル

「今月は黒字か赤字か」を月末まで把握できない店は、問題が発覚したときには手遅れになっています。損益分岐点を把握することで、月の途中から「このままでは赤字になる」と気づき、対策を打つことができます。

機能する損益分岐点管理マニュアルのポイント

月間損益分岐点売上高を計算します。固定費÷(1−変動費率)で計算できます。例えば固定費が月150万円・変動費率が60%の場合、損益分岐点は375万円です。月間売上が375万円を超えれば黒字・下回れば赤字です。この数字を知らない経営者は、月末まで結果がわかりません。

月の途中で損益見込みを計算します。月の15日時点で「残り半月で損益分岐点に達するか」を計算します。達しそうにない場合は、残り半月でできる売上アップ策・コスト削減策を即座に検討します。月末に「やっぱり赤字だった」と気づく経営から脱却します。

固定費の見直しを年次で行います。家賃・保険・リース料・定額の外注費。これらの固定費を年に一度見直し、削減できる項目を洗い出します。固定費が下がれば損益分岐点が下がり、黒字化しやすい体質になります。

 

数字管理マニュアル⑦:メニュー別売上・利益管理マニュアル

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