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japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。個人店の現状整理・壁打ち相談 この相談は、 売上を伸ばす方法を教えるものではありません。 集客やSNS、広告の話もしません。 閉店・縮小・継続で迷っている個人店が、 感情ではなく、 数字・状況・体力を整理するための時間です。 一般論ではなく、 「あなたの店の場合」を一緒に言語化します。 ⸻ 対象 ・個人で飲食店を続けている方 ・一人、または少人数で経営している方 ・続けるかどうかを真剣に考え始めている方 ※営業目的・情報収集のみの相談はお受

常連が増えない店ほど「ちゃんとした接客」をしている|マニュアル接客の罠

「笑顔で対応している」「言葉遣いも丁寧」「クレームもない」——それなのに、なぜかリピーターが増えない。こんな悩みを抱える飲食店は少なくありません。

実は、飲食店コンサルタントとして200店舗以上を見てきた経験から言えることがあります。それは、常連客が少ない店ほど、「ちゃんとした接客」をしているという逆説的な事実です。

「ちゃんとした接客」とは、マニュアル通りの丁寧な言葉遣い、型通りの笑顔、完璧なサービス。一見すると何の問題もないように見えます。しかし、そこには「人間味」がなく、「記憶に残らない」のです。

一方、常連客で溢れる店の接客は、時に「ちゃんとしていない」ように見えます。言葉遣いがフランクだったり、時には雑談が長かったり。でも、お客様は「また来たい」と思う。

本記事では、なぜ「ちゃんとした接客」が常連を遠ざけるのか、そして本当に常連を増やす接客とは何かを、具体例とともに解説します。

 

「ちゃんとした接客」の何が問題なのか

まず、多くの飲食店が信じている「正しい接客」を見てみましょう。

マニュアル接客の典型例

来店時 「いらっしゃいませ。何名様でしょうか」

注文時 「ご注文はお決まりでしょうか」 「かしこまりました。少々お待ちくださいませ」

料理提供時 「お待たせいたしました。〇〇でございます。ごゆっくりどうぞ」

会計時 「ありがとうございました。またのご来店をお待ちしております」

これ、完璧ですよね。丁寧で、礼儀正しく、何の問題もない。

でも、何も印象に残りません。

なぜ記憶に残らないのか

人間の脳は、「普通」を記憶しません。記憶するのは、「感情が動いた瞬間」だけです。

  • 嬉しかった
  • 驚いた
  • 笑った
  • 感動した
  • ちょっとムッとした

こうした感情の揺れがない限り、その体験は記憶に残らず、「また行きたい」とも思いません。

マニュアル通りの接客は、確かに「悪くない」。でも、「良い」でもない。つまり、無味無臭で、記憶に残らないのです。

コンビニとの差別化ができない

セルフレジ、無人店舗が増える中、「丁寧だけど機械的な接客」は、もはや人間がやる意味がありません。

お客様が飲食店に求めているのは、「人間にしかできない、温かみのある接触」なのです。

 

常連が多い店の接客は「ちゃんとしていない」

では、常連客で溢れる店の接客を見てみましょう。

実例1:新橋の焼き鳥屋「とり吉」

平日の夜、常連客で満席のこの店。店主の接客はこうです。

常連客が入ってくる 店主:「おう、山田さん!今日も来たか!」 客:「来ちゃったよ(笑)」 店主:「いつもの?」 客:「うん、頼むわ」 店主:「あ、今日は肝が良いの入ってるから、それも焼いとくわ」

注文 客:「あと、ハイボールもう一杯」 店主:「はいよー」(言葉だけで、振り向きもしない)

会計時 客:「ごちそうさん」 店主:「おう、また来いよ。気をつけて帰れよ」

実例2:下北沢のカフェ「まどか」

20代女性客が多いこの店。店員の接客は:

常連客が入る 店員:「あ、〇〇さん!お久しぶりです〜」 客:「あ、こんにちは。2週間ぶりかな」 店員:「そうですね!前回、就活の話してましたよね。どうでした?」 客:「実は内定もらって…」 店員:「えー!おめでとうございます!じゃあ今日はお祝いに、新作のケーキサービスしちゃいます!」

料理提供時 店員:「これ、サービスです。内定おめでとうございます」 客:「えっ、いいんですか!ありがとうございます!」 店員:「いえいえ、私も嬉しいです。良かったですね〜」

これらの接客の共通点

一見すると、「ちゃんとしていない」ように見えます。

  • 言葉遣いが崩れている
  • マニュアルにない対応
  • プライベートな会話
  • サービスの統一性がない

でも、お客様は確実に「また来たい」と思います。なぜか?

人間対人間の関係性があるからです。

 

「ちゃんとした接客」が常連を遠ざける5つの理由

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