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japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。個人店の現状整理・壁打ち相談 この相談は、 売上を伸ばす方法を教えるものではありません。 集客やSNS、広告の話もしません。 閉店・縮小・継続で迷っている個人店が、 感情ではなく、 数字・状況・体力を整理するための時間です。 一般論ではなく、 「あなたの店の場合」を一緒に言語化します。 ⸻ 対象 ・個人で飲食店を続けている方 ・一人、または少人数で経営している方 ・続けるかどうかを真剣に考え始めている方 ※営業目的・情報収集のみの相談はお受

売上が下がったときに"やってはいけない"5つの対処|焦りが店を潰す

「今月の売上、前年比15%ダウン」——そんな報告を見た瞬間、経営者は焦ります。「何とかしなければ」と、すぐに行動を起こしたくなります。

しかし、その焦りが、最悪の選択を生むのです。

飲食店コンサルタントとして数百店舗を見てきた経験から断言できます。売上が下がった時に多くの経営者が取る「当たり前の対処」の多くが、実は間違っています。そして、その間違った対処が、さらなる売上低下を招き、店を閉店に追い込むのです。

「割引する」「メニューを増やす」「広告を出す」——これらは一見、正しい対処に見えます。しかし、タイミングや方法を間違えると、逆効果どころか、致命傷になりかねません。

本記事では、売上が下がった時に「絶対にやってはいけない5つの対処」と、その代わりに「本当にやるべきこと」を解説します。今まさに売上に悩んでいる経営者の方は、手を止めて、まずこの記事を読んでください。

 

なぜ多くの経営者は間違った対処をするのか

売上が下がった時、経営者の脳内では以下のような思考が巡ります。

焦りの思考回路

  1. 売上が下がった(事実)
  2. このままでは潰れる(恐怖)
  3. 何かしなければ(焦り)
  4. 目についた施策に飛びつく(短絡)
  5. 結果、さらに悪化(後悔)

問題は、「冷静な分析」を飛ばして、「思いつき」で行動することです。

売上低下には必ず「原因」があります。その原因を特定せずに対処しても、的外れな施策になり、効果が出ないばかりか、状況を悪化させるのです。

やってはいけない対処①:安易な値下げ・割引キャンペーン

なぜダメなのか

売上が下がると、真っ先に考えるのが「割引」です。

「30%オフなら、お客さん来るだろう」 「ランチ500円にすれば、話題になるはず」

しかし、これは最悪の一手です。

値下げの3つの罠

罠1:利益率の崩壊

例えば、原価率30%、人件費30%、その他経費30%の店が、30%割引をしたらどうなるか。

  • 通常1,000円の料理 → 利益100円(10%)
  • 30%オフで700円 → 利益マイナス200円(-28%)

つまり、売れば売るほど赤字なのです。

客数が増えても、利益は減る。これが値下げの恐ろしさです。

罠2:ブランド価値の毀損

一度値下げすると、お客様は「この店は安い店」と認識します。元の価格に戻した瞬間、「値上げした」と受け取られ、客離れが起きます。

値下げは簡単ですが、元に戻すのは極めて困難です。

罠3:「割引客」しか来なくなる

割引に釣られて来る客は、割引がなければ来ません。割引をやめた瞬間、いなくなります。

つまり、割引依存症に陥り、永遠に割引を続けるか、客を失うかの二択になるのです。

実際の失敗例

都内のイタリアンレストラン。売上低下を受けて「全品30%オフ」を1ヶ月実施。

結果

  • 客数は1.5倍に増加
  • しかし売上は1.05倍(わずか5%増)
  • 利益は60%減少
  • 割引終了後、客数は元の60%に激減
  • 半年後、閉店

本当にやるべきこと:「価値」を上げる

値下げではなく、「この値段でも行きたい」と思わせる価値を作りましょう。

具体策

  • 看板メニューの質を徹底的に上げる
  • 接客の質を向上させる
  • 店の雰囲気を改善する
  • SNSでの見せ方を工夫する

値段を下げるのではなく、価値を上げるのです。

やってはいけない対処②:むやみにメニューを増やす

なぜダメなのか

「選択肢が少ないから客が来ないのでは?」と考え、メニューを増やす経営者がいます。

しかし、これも逆効果です。

メニュー増加の4つの弊害

弊害1:オペレーションの混乱

メニューが増えれば、仕込みも調理も複雑になります。スタッフの負担が増え、ミスも増えます。

弊害2:在庫管理の悪化

食材の種類が増えれば、ロスも増えます。使い切れない食材が廃棄され、原価率が上昇します。

弊害3:「何の店か」がわからなくなる

和洋中なんでもあるメニューは、一見便利そうですが、実は「何が売り」なのかわかりません。

「専門性」のない店は、選ばれません。

弊害4:全部が中途半端になる

多くのメニューに対応しようとすると、どれも完成度が低くなります。

実際の失敗例

ラーメン店が、売上低下を受けて、餃子、チャーハン、定食、カレー、パスタまで追加。

結果

  • メニューは3倍に増加
  • しかし売上は5%しか増えず
  • スタッフは疲弊し、2人が退職
  • 肝心のラーメンの質が落ち、常連客が離れる
  • 1年後、閉店

本当にやるべきこと:メニューを「減らす」

逆説的ですが、メニューを減らすことで、売上が増えることがあります。

具体策

  • ABC分析で「死に筋メニュー」を削除
  • 看板メニュー3〜5品に集中
  • それらの完成度を極限まで高める
  • 「〇〇専門店」として専門性を打ち出す

選択肢が多いことは、必ずしも強みではありません。

 

やってはいけない対処③:闇雲に広告費を増やす

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