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japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。個人店の現状整理・壁打ち相談 この相談は、 売上を伸ばす方法を教えるものではありません。 集客やSNS、広告の話もしません。 閉店・縮小・継続で迷っている個人店が、 感情ではなく、 数字・状況・体力を整理するための時間です。 一般論ではなく、 「あなたの店の場合」を一緒に言語化します。 ⸻ 対象 ・個人で飲食店を続けている方 ・一人、または少人数で経営している方 ・続けるかどうかを真剣に考え始めている方 ※営業目的・情報収集のみの相談はお受

FLコストの魔法:利益が残らない店が真っ先に削るべき「意外なもの」

「毎日こんなに忙しいのに、月末に手元に残る現金が驚くほど少ない……」

多くの飲食店オーナーが抱えるこの悩み。解決の鍵として語られるのが、食材費(Food)と人件費(Labor)を合わせた**「FLコスト」**の管理です。

一般的に、飲食店経営においてFLコストは売上の60%以下に抑えるのが鉄則とされています。利益が出ないとき、多くの経営者はこう考えます。「もっと安い食材を仕入れよう」「シフトを削って人件費を浮かせよう」。

しかし、ちょっと待ってください。

コンサルタントとして多くの現場を見てきた私から言わせれば、その「安易な削り」こそが、店を衰退させる命取りになります。

今回は、利益を劇的に改善するために、従来の常識を捨てて真っ先に削るべき**「意外なもの」**について解説します。

 

そもそも、なぜ「F」と「L」を削っても利益が出ないのか?

まず、多くのオーナーが陥る罠を整理しましょう。

1. 食材(F)を削る: 質が落ちる、ボリュームが減る → 顧客満足度が下がり、リピーターが消える。

2. 人件費(L)を削る: サービスが回らなくなる、清掃が行き届かない、スタッフが疲弊して辞める → 店の活気が消える。

これらは「必要なコスト」を削っているだけであり、経営改善ではなく「縮小生産」です。利益が出ない本当の理由は、コストの**「金額」が高いことではなく、コストが「価値」に変換されずに捨てられていること**にあります。

利益を残すために、あなたが今すぐ削るべきもの。それは「安い食材」でも「スタッフの給料」でもありません。

 

削るべき意外なもの(1):多すぎる「メニュー数」

利益が残らない店ほど、客層を広げようとしてメニューを増やしすぎる傾向があります。メニューが多いと、以下の「見えないコスト」が利益を食いつぶします。

• 食材ロス: 出番の少ないメニューのために仕入れた食材が、使われずに廃棄される。

• 仕込みの非効率: スタッフが多くの仕込みに追われ、本来注力すべき「看板商品」のクオリティが下がる。

• 在庫管理の手間: 発注作業が複雑になり、ミスや過剰在庫が発生する。

【魔法の処方箋】

思い切ってメニューを2割削ってください。出筋(売れているもの)に集中し、廃棄ロスをゼロに近づける。これが、食材費(F)を金額ベースではなく「比率」として下げる最短ルートです。

 

削るべき意外なもの(2):店主の「現場作業の時間」

「人件費を浮かせるために、自分が一番長く現場に立つ」

一見、美徳のように思えますが、これは経営的に見れば最大のロスです。

オーナーが皿洗いや調理に忙殺されている間、以下の「利益を生む仕事」が止まっています。

• 数字の分析: どのメニューが利益を生み、どこに無駄があるかの検証。

• 販促活動: SNS更新やGoogleマップの整備。

• 教育: スタッフのスキルを上げ、自分がいなくても回る仕組み作り。

【魔法の処方箋】

オーナーの役割は「作業」ではなく「経営」です。自分の時給を考えてみてください。あなたが時給1,000円の作業をしている間、店は時給1万円を稼ぐチャンスを逃しています。現場をスタッフに任せるための「教育コスト」は、将来の利益を確定させる投資です。

 

削るべき意外なもの(3):「一見客」向けの過剰なサービス

新規客を呼ぶためのクーポン、派手な広告、そして初めてのお客様にだけ愛想を振りまく接客。これらはコストパフォーマンスが非常に悪いです。

新規客を獲得するコストは、リピーターを維持するコストの5倍かかると言われています(1:5の法則)。

【魔法の処方箋】

「全員に好かれようとする努力」を削りましょう。その分、上位20%の常連客が喜ぶことにリソース(FとL)を集中させます。常連客は、過剰な値引きを求めません。彼らが求めているのは「いつもの味」と「自分の存在を認識してくれるサービス」です。

 

結論:FLコストの管理とは「集中」すること

FLコストを適正化する「魔法」とは、単なる節約ではありません。

**「価値を生まない作業と時間を削り、価値を生む場所にコストを再分配すること」**です。

• 食材費(F)は、看板商品のクオリティを上げるために使う。

• 人件費(L)は、お客様とのコミュニケーションを増やすために使う。

もし今、あなたが「利益が出ない」と悩んでいるなら、一度ペンを持って、自店のメニュー表と自分のスケジュール帳を眺めてみてください。そこに、削るべき「無駄なこだわり」や「ただの作業」が隠れているはずです。

それらを削ったとき、あなたの店には自然と「利益」という名の魔法がかかるでしょう。

次のステップ:あなたの店の「死に筋メニュー」を見つけませんか?

「メニューを削れと言われても、どれを消せばいいか分からない……」という方へ。

ABC分析という手法を使えば、数字に基づいた客観的な判断が可能です。

もしよろしければ、貴店の「メニュー数」と「売れ筋上位3つ」を教えていただけますか?それだけで、どこに改善の余地があるか、簡単なアドバイスが可能です。

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