旅先でおいしいものに出会うのは旅行の醍醐味の一つ!日本でも海外のグルメが食べられるところが多くありますが、やっぱり海外グルメは本場で味わいたいもの。
インドネシア共和国
インドネシア料理にかかせない食材といえば、「ケチャップマニス」と「サンバル」です。「ケチャップマニス」は、あまくてとろりとしたソースで、ナシゴレンやミーゴレンなどの味付けに使います。「サンバル」は、ナシゴレンなどといっしょに出されるからい調味料で、食たくで料理に少しずつ混まぜて食べます。からいだけでなくあまみとコクもあり、インドネシアの人たちはみんな大好きです。
スペイン
スペインではほとんど全土でオリーブがさいばいされていて、オリーブオイルの生産量は世界一です。料理に使う油というだけでなく、コクを出す調味料としての役割やくわりも果たしています。
アメリカ
とうもろこしやトマト、小麦、大豆、オレンジ、りんご、牛乳ぎゅうにゅう、チーズなどさまざまな種類の農作物を作っています。牛肉は世界1位の生産量です。野菜や果物くだものなどの生産量が多い分、輸出ゆしゅつ量も多い農業大国。日本もアメリカから小麦や大豆、とうもろこしなどをたくさん輸入ゆにゅうしていますよ。
ペルー
じゃがいも、トマト、かぼちゃ、ピーナッツ、トウガラシはどれもペルーが原産地です。16世紀にスペインの植民地になったことで、スペイン人がこれらの食材を持ち帰り、世界に広めました。この歴史がなかったら、トマトのないイタリア料理、トウガラシのないインド料理になっていたといわれています。
イギリス
イギリスは紅茶こうちゃの国ともいわれ、朝にはモーニングティー、午後にはアフタヌーンティーやクリームティーなど、1日の中にお茶を楽しむ時間がいろいろあります。
3段だん重ねのトレイに盛もり付けられたサンドイッチやスコーン、いろいろなケーキやタルトを食べながら、紅茶こうちゃを飲むのが「アフタヌーンティー」です。
ニュージーランド
は、良質りょうしつなシーフードの宝庫ほうこです。身のしまったロブスター、ぷっくりとしたカキのほか、グリーンシェルマッセル(パーナ貝)と呼よばれる美しい緑色のカラを持った貝、アワビの一種のパウアなどニュージーランドならではの魚かいもあります。
イタリア
日本でも大人気の言わずと知れたイタリアを代表するグルメ「ピッツァ」。
発祥の地イタリアには個性豊かな美味しいピッツァがたくさんあります。
焼きたてサクサクの生地にアツアツのとろーりチーズがたっぷりの本場ピッツェリアのピッツァを目当てに今日も世界中の人たちが集まります。
ブラジル
ブラジルでは世界で生産されるコーヒー豆の約3割わりを作っていて、生産量は世界ナンバーワン。日本のコーヒーも約3割わりがブラジルからの輸入ゆにゅうです。国別のコーヒー消費しょうひ量でもアメリカに次いで2番目に多く、みんなコーヒーが大好きなんです。
ガーナ
ガーナはチョコレートの原料になるカカオの産地です。ラグビーボールよりひと回りほど小さい実の中に30〜50つぶのカカオ豆が入っています。ガーナは、世界第2位のカカオ生産国です。日本もガーナからたくさんのカカオを輸入ゆにゅうしていますよ。
ギリシャ
ギリシャの料理は、スペインやイタリア、モロッコなどの国々の料理とともに「地中海食」と呼よばれています。地中海沿岸えんがんの伝統でんとう的な食事は、栄養のバランスがよいため、他のヨーロッパの国々の食事に比くらべて健康的で病気にかかりにくいという研究結果も発表されています。また、大勢おおぜいの人々がいっしょにテーブルをかこんで、語り合ったり、陽気に歌ったり、おどったりしながら食事を楽しみます。
メキシコ
メキシコ料理は7000年前から伝わる伝統でんとう的な食文化が評価ひょうかされて、2010年にユネスコの世界遺産いさん(無形文化遺産いさん)に登録されました。広大な国土のため、地方ごとに手に入る食材がちがうことから、その土地ならではの郷土きょうど料理が発達したんです。
タイ
個こ性せい的な調味料に「ナンプラー」があります。日本語では「魚ぎょしょう」といい、魚を発酵はっこうさせて作った調味料です。独特どくとくな味わいがあり、スープやいため物によく使います。
フランス
歴史をふり返ってみると、14世紀のはじめに書かれた料理書には「とり肉のシナモンソース」など、今食べてもおいしそうな料理のレシピが130ものっています。現在げんざいのフランス料理の名声を築きずいたのは、19世紀のはじめのカレームという料理人です。
ハンガリー
19世紀に前半に誕生たんじょうした、羊のようにカールした長い毛を持つ特別なぶた「マンガリッツァぶた」が飼育しいくされています。マンガリッツァぶたは、1991年には200頭を切るほど減へって絶ぜつめつの危機ききにありました。しかし政府せいふがそれを救うために飼育しいくを管理し、数を増ふやすことができ、2004年には「国宝こくほう」に指定されました。
ブルガリア
ブルガリアといえば、すぐ思いうかぶのはヨーグルト。牛乳ぎゅうにゅうから作るヨーグルトがいっぱん的ですが、羊の乳ちちからも作ります。牛乳ぎゅうにゅうと羊の乳ちちを混まぜて作るヨーグルトもあって、味わいがそれぞれちがいます。
ヨーグルトはそのまま食べたり、刻きざんだきゅうりやクルミを入れた冷たいスープ「タラトル」にしたり、いろいろな料理に使うのがブルガリア流。
トルコ
トルコの人々の先祖せんぞは中央アジアあたりの遊牧民でした。じょうぶで病気になりにくい羊は遊牧に向いた動物で、人々は大昔から羊にとてもなじみがありました。そのため今でも羊を飼かい、羊肉や、羊の乳ちちのヨーグルトやチーズが大好きです。
オランダ
山羊乳やぎにゅうを使ったチーズやスモークチーズ、クミンやクローブといったスパイス入りのチーズなど、オランダ全土でさまざまなチーズが作られています。