パサパサした髪の毛はまとまりが悪く、ヘアスタイルもなかなか思うように決まりません。髪の毛がパサつく原因には様々なものがありますが、そのうちのひとつがドライヤーの使い方にあります。
髪の毛の一本一本は、大きく分けて三つの層から構成されています。髪の毛は、髪の中心部にある「メデュラ」、その上にある「コルテックス」、そして髪の毛の表面にある「キューティクル」という3つの組織の層からできています。
ドライヤーによって髪質は変わる?
結論からいえば、ドライヤーによって生まれもった本来の髪質が変わることはありません。
髪質は生まれつきのものなので、ドライヤーでは基本的には変えられません。
また、髪は活動を終えた細胞が押し出されることで伸びていくため、一度傷んでしまった髪を元に戻すのは基本的に不可能です。
ただし、傷んだ髪でもトリートメントで一時的に補修は行えます。また、髪の乾かし方やドライヤーの選び方次第では、髪の広がりやうねりを抑制するなどのケアも可能です。
髪の傷みを防ぎつつ見た目や手触りをよくするためには、ドライヤー選びにこだわってみてください。
髪にやさしいドライヤーの選び方4選は、以下の通りです。
・風量が強いドライヤーを選ぶ
・温度調節機能があるドライヤーを選ぶ
・ノズルを活用しやすい
・重量が重すぎない
ドライヤーで髪の毛が傷んでパサパサしてしまうのは
・ドライヤーの温度が高すぎる
・ドライヤーを長時間使いすぎている
・ドライヤーを近づけすぎている
・ドライヤー前のヘアケア不足
高級ドライヤーと普通のドライヤーの違いは?
とくに2万円以上の高額なドライヤーには、頭皮ケアはもちろんスキンケアができるものまであり、美容家電としても機能するモデルがラインナップしています。美容のプロが使うようなドライヤーを探している人は、求める機能性を備えた1台を手に入れて、サロンのような仕上がりを目指しましょう。
高級なドライヤーの選び方
高級なドライヤーを選ぶ際に必ずチェックしておきたいポイントをご紹介します。
バランス重視?機能性優先?
2~3万円台:速乾性と仕上がりのバランスを重視する人にぴったり
2~3万円台で注目したいのは、温冷自動切り替え機能を搭載したモデル。温風と冷風を自動で切り替えるので、熱による髪のダメージを軽減できます。
センサーが毛先の温度を感知したり、時間で温冷を切り替えたりとメーカーによってさまざまなため、好みに合わせてチェックしましょう。
4万円以上:ワンランク上の仕上がりを目指す人にうってつけ
速乾性だけでなく、ワンランク上の仕上がりを求めるなら、4万円以上の高額なモデルを選びましょう。根元からほどけるようなさらさらの手触りや、しっとりとした質感など自分好みの仕上がりを目指せる点が魅力。自宅でもサロン帰りのようなツヤ髪を叶えたい人におすすめです。
4万円以上では、メーカー独自の技術を採用した高性能モデルに注目しましょう。
うるツヤ髪に仕上げるブローモードや、頭皮ケアモードといった多彩なモードを搭載したものが多数。
専用のアタッチメントでスキンケアに使えるものなど、美容家電としても活躍する多機能モデルも選べます。
なかには8万円近い商品もありますが、価格に見合う機能かチェックすることが大切です。
ドライヤーを実際に使用し、仕上がりや傷みにくさを比較検証しています。
自分が求める機能を検討してみてください。
各メーカー独自のヘアケア機能をチェックしよう
高級ドライヤーを選ぶ際は、各メーカー独自のヘアケア機能に着目しましょう。ほとんどの高級ドライヤーは、マイナスイオン・ナノイオン・遠赤外線機能などを搭載していますが、各メーカーによって特徴が異なります。
たとえば、シャープの「プラズマクラスター」やパナソニックの「ナノケアー」のほかにも、髪にうるおいを与えるレプロナイザーの「バイオプログラミング」のような技術もあります。長時間の使用でもダメージを抑え、うるおいをキープしたい人におすすめです。
ただし、メーカー独自の技術は、自分の髪質や髪の状態に合わせたものを選ぶことが重要。ドライヤーの比較表や口コミ評価なども参考に、どんな髪の人に向いているかをチェックしてから選びましょう。
髪以外もケアできるプラスαの機能やアタッチメントに着目
たとえば、ヤーマンのリフトドライヤーは、突起のついた専用アタッチメントを装着することで、頭皮ケアにも使える優れもの。スキンケア効果も期待でき、美顔器としても活躍します。
ほかにも、独自の赤色LED照射技術を搭載したものや、人の指先をイメージしたアタッチメントが付属したものなどバリエーションはさまざまです。髪を乾かすついでに頭皮や肌のケアも行いたい人は、ぜひチェックしてみてください。高機能モデルはサイズや重さに注意。
扱いやすさも確認しよう
高機能な高級ドライヤーを選ぶときは、サイズや重さをチェック
軽量なドライヤーは300~500gほどが目安ですが、高級ドライヤーは700g前後のモデルが多めです。できるだけ軽いモデルがほしい人は、500g前後を目安に探しましょう。
付属品の重さを除外して表示している場合もあるので、実際に使用する状態を想定して確認することがポイントです。
また、高級ドライヤーのなかには、折りたたみできないモデルも多く販売されています。
旅行先などに持ち運んで使用したい場合は、折りたためるかどうかチェックしておきましょう。持ち運びやすく、省スペースに収納できるものがほしい場合は、コンパクトなノーズレスタイプもおすすめです。