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japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。

グラスは、ドリンクの香り・味・色などを楽しめるように、さまざまな形のものが存在します。

一般的に、アルコール度数の高いお酒を飲む場合は、いっぺんにたくさん飲んでしまわないように小さめのグラスを使います。シャンパンやスパークリングワインといった炭酸が入っているお酒を飲む場合は、気が抜けてしまわないように細長いグラスを使います。ブランデーやワインなど、香りを楽しむお酒の場合は、香りが逃げてしまわないように幅広で口の狭くなっているグラスを使用します。

 

ガラスの歴史と文化

ガラスは今から約5,000年前、メソポタミアで作られたといわれています。
日本では、弥生時代に伝わってきたとされており、実際に日本で製造されたのは飛鳥・奈良時代です。
昔はソーダ灰ではなく、天然由来の成分を使用していた時期もあり、ガラスは高級品として珍重されてきました。
その後、江戸時代には多くの庶民に使われる素材となりました。
ソーダ灰で代用可能になってからは、ガラス製造は全世界に普及し、庶民にも親しみやすいものとなったのです。
明治以降になるとガラスの近代化が進みます。機械化や技術の進歩によって特に東京の下町などには多くのガラス工場ができ、今につながる職人技も磨かれました。

 

グラスの種類

そんな長い歴史を経て現在へとつながるガラスで作られたグラス。
現在では、種類やデザインも多種多様となりました。
今回は主にお水やジュースなど日常で使用するテーブルグラス、お酒用に作られているグラスの大きく2つに分けてご紹介します。

タンブラー【お水・ジュース・お茶・ビール】

一般的に「コップ」と呼ばれる形です。
もともとは、動物の角でつくっていたともいわれています。タンブラーという言葉には「転ぶ」という意味があるそうで、のちに底を平たくした今の形となりました。
サイズのバリエーションも豊富です。
主にお水やジュース、ビールなどあらゆる飲み物に使用されるオールラウンドプレイヤー。
お手入れも簡単で、デイリーユーズには欠かせないグラスといえます。

ゾンビグラス【炭酸水・ソーダ・炭酸カクテル】

コリンズやトールグラスとも呼ばれる、円柱型のグラス。
タンブラーよりも細長い円柱方なのが特徴で、トム・コリンズというカクテルを入れるグラスとしても有名です。
タンブラーに比べて、口元が狭いため炭酸の気が抜けにくいので、炭酸水、ソーダを飲む際に適しています。

ゴブレット【お水・ジュース・お茶・ビール】

タンブラーグラスに脚(ステム)が付いた形が特徴のグラス。
容量は200~400mlと大き目のものが多く、お水やジュース、ビールなどゴクゴク飲める飲み物に適しています。

オールド【ウイスキー・梅酒・焼酎】

ロックグラス、オンザロックとも呼ばれるグラス。
120ml~180ml位の小ぶりのグラスです。
大き目の氷とお酒を注ぎ、お水やソーダで割らないタイプのグラスで、ウイスキーの他に最近では梅酒や焼酎などでも使えるグラスです。

ワイン【ワイン・お水・ソフトドリンクもOK】

一言にワイングラスといっても実は様々な種類があり、ワインの種類によってグラスを使い分けて嗜まれています。
どのワインもグラスに注ぎ空気に触れることで酸化し、香りの変化を楽しむ事ができます。
主に赤ワイン用、白ワイン用があります。品種や産地によっても使い分けられますが、冷やして飲む白ワインは小さめが、香りを楽しむ赤ワインは大きめが使われる事が多いです。
また、形だけでなく、足(ステム)の長さも様々です。
ワイングラスにこだわりたいなら、その素材にも注目。
一般的なソーダガラスより、クリスタリンという素材を選ぶと、乾杯したときに透き通った音がより長く続きます。ワインに合わせて、香りや色を引き立てるさまざまな形があります。
白ワインを飲む場合、一般的に冷やして飲むため、赤ワイン用のグラスに比べて小ぶりなグラスを使います。小ぶりのグラスのため、白ワインの香りを逃がさず、冷えたままスッキリとした味わいを楽しめます。
赤ワインを飲む場合は、複雑な味や香りを楽しめるように、大ぶりのグラスを使います。

シャンパン【シャンパン・炭酸系カクテル】

主にシャンパンなどのスパークリングワインを飲む際に使われるグラスです。
シャンパングラスにはフルート型とソーサー型があり、フルート型は縦長で口がすぼめて作られています。
フルート型は空気に触れる部分を減らすことで、炭酸の持ちをよくするために細長い形状になっています。
飲み物を入れ、飲み物の下から上に気泡が上がっていく様子も楽しめます。
シャンパン以外にも炭酸系のカクテルやソフトドリンクなどにも適しています。
ソーサー型は口が広く、横幅が広めにつくられたグラスです。
フランス語でcoupe(クープ、クーペ)などと呼ばれ、フランス貴族がマカロンなどのお菓子を浸して食べるために広い口になったという説もあります。

ピルスナー ビアグラス

その名の通りビールの飲む際による使われるグラス。
ビール自体も様々な種類があるため、製造方法によってグラスを使い分ける場合もあります。クラフト系の香り高いビールには口のすぼまったものがよりコクを感じる事ができ、背の高いくびれのあるグラスはのど越しや爽快感を引き立てます。
生ビールなどは流入量が多いジョッキなどの大きめのものが使われる事が多いです。

その他

カクテルグラス…ステムがついたカクテル専用グラス
リキュール…リキュールをストレートで楽しむグラス
ブランデー…ブランデーを大きめのグラスで少量を入れてストレートで飲むグラス
ショット…「一杯」を意味し、ウイスキーをストレートで飲むグラス

などなど様々なグラスがあり、使い分けられています。

 

グラスの選び方

グラスの種類を学んだところで、それぞれの用途が見えてきました。
しかし、食習慣や家族構成、日常的な飲み物は人それぞれ違います。

そこで、ご家庭で使うグラスの選び方を、5つのポイントで深堀りしてみましょう!

ポイント1 大きさ

グラスを選ぶ際には、用途にあった大きさを選びましょう。
多くの量を飲むためなのか、それとも少ない量で十分なのか、そのグラスに入る量を考えながら選ぶことがポイントです。
また、お酒に使用するグラスを選ぶ場合は、アルコール度数の高いものはショットグラスやリキュールグラスのような小さめのグラスを選び、度数の低いものはシャンパングラスやコリンズグラスなど、比較的多めの量が入るものを選ぶとよいでしょう。
ただし、安価なワインを大きすぎるグラスは味わいに悪影響を与える場合がありますのでほどほどに。。。

ポイント2 形

グラスを選ぶ際には、形も重要なポイントになります。なぜなら、グラスの形によって飲み物の香りや味が変わるためです。

例えば、炭酸の飲み物であればフルート型のような飲み口が小さく、縦に細いグラスが適しています。縦に長いタイプのグラスは、炭酸の気が抜けることを防ぐ効果があり、泡が浮き上がってくる様子を美しく見せてくれます。

また、底が広く、飲み口が窄んでいる形のグラスは入口に香りがたまりやすいため、ワインやブランデーなどの香りを楽しむ飲み物に適しています。

このように何を飲むかによってグラスを換えると、より一層飲み物を楽しめます。

ポイント3 色

グラスを選ぶ際には、色にも注目してみましょう。近年では、さまざまな色のついたグラスも登場してきています。

ただし、カクテルやワインなど飲み物自体の色を楽しむ場合は、無色透明のグラスが適しています。

ポイント4 製法・細工

日本の伝統工芸である切子も、とてもおしゃれなグラスです。

ガラスをカットして模様を出す手法で作られており、江戸切子や小樽切子、薩摩切子などがよく知られています。

籠目や麻の葉、菊、格子といったさまざまなカット模様に、赤や青など鮮やかな色が付いている製品もあります。

中には、熟練の職人でなければできないカットもあり、日本の伝統の奥深さを感じさせてくれるグラスです。

ポイント5 シーン

グラスは結婚式などのフォーマルなシーンや、ホームパーティなどのカジュアルなシーンなどさまざまなシーンで活躍します。

グラスを選ぶ際には、こうしたシーンの雰囲気に適しているかもよく考えてみましょう。
シーンに合わせたグラスを選ぶことで、その場の良い雰囲気を引き立たせることができます。

 

グラスの手入れ

グラスを使っているうちにくもって来ますので洗う時にお酢を入れてあらうといいです。
また、お湯の温度を高くして洗いましょう。グラスのくもりがすっきりとれます。

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