そんな大殿筋、つまりお尻の筋肉を鍛えることで、さまざまなメリットがあります。
「下半身の筋肉を鍛えることでダイエットに有利になるんでしょ?」となる。それだけじゃない嬉しいメリットも盛り沢山!
- 姿勢をよくし、脚を長く見せる
- お尻が引き締まり、脚長効果が得られる
- 基礎代謝の向上
- ウエストが引き締まる
- スポーツパフォーマンスの向上
- 足が疲れにくくなる
- 坐骨神経痛の症状を抑える
- 代謝が良くなる
- 美尻の為の食事方法を紹介
姿勢をよくし、脚を長く見せる
お尻は「抗重力筋」のひとつ。抗重力筋とは、立っている時に重力に負けないよう対抗して働く筋肉です。その抗重力筋が弱ると、姿勢が重力に負けて崩れることになる。
たとえば、猫背で姿勢の悪い人は、頭が前に出て、バランスを取るために腹部とお尻を前に出しがち。その姿勢ではお尻の筋肉が垂れ、脚が短く見えてしまう。
脚の長い人は姿勢がいい理由は、ここにあるのです。
お尻が引き締まり、脚長効果が得られる
お尻の筋肉の中でも、特に大きい「大臀筋」を鍛えることでヒップが引き締まり、きれいなヒップラインが手に入ります。お尻が引き締まると、後ろから見たときに脚が長く見える、下半身のシルエットが美しくなるといった効果もあります。
基礎代謝の向上
これは知っている人もいるかもしれないですが。。。
カラダ全体で見ても、大きい筋肉は下半身に集中していいる。お尻の筋肉「大臀筋」はもちろんのこと、太ももの前の筋肉「大腿四頭筋」や、ふくらはぎの筋肉「下腿三頭筋」、太ももの内側にある「内転筋」、太ももの裏の筋肉群「ハムストリングス」なども大きい筋肉。
これらすべてを鍛えることができるのがスクワットで、それ故に筋トレの王様と呼ばれています。
大きい筋肉が多いということは、トレーニングによって消費されるエネルギーも多いということ。また、トレーニングによって筋肉量が増えれば基礎代謝も高まり、太りにくく痩せやすいカラダになることができる。結果、ダイエットを効率よく進めることにつながる。
ウエストが引き締まる
先程もご紹介したお尻の大臀筋は、上半身と下半身をつなぐ重要な筋肉で、骨盤ともつながっています。大臀筋を鍛えることで骨盤も刺激されるため、ウエストの引き締めも期待できます。
スポーツパフォーマンスの向上
多くのスポーツ競技で、ジャンプ力は成績を左右する重要な能力のひとつ。そのため、「もっと高く跳べるようになりたい」と思っているアスリートは多い。
しかし、いったいどうすればジャンプ力を鍛えられるのか。それは「お尻の筋肉の強化」。
高く跳ぶためには膝の曲げ伸ばしの力よりも、股関節の曲げ伸ばしの力を使った方がはるかに強い力を発揮でき、高く跳ぶことができる。お尻の筋肉である「大臀筋」は股関節を伸ばす働きを持ち、大きな力を発揮できる筋肉なのです。
足が疲れにくくなる
お尻の筋肉は、歩行時や階段を上るとき、股関節を動かすときなど、下半身を動かすあらゆるシーンで使われます。したがって、お尻の筋肉を鍛えておくことで、足の筋肉の負担が軽減されて足が疲れにくくなります。
足が疲れやすい方は、足の筋力ではなく、お尻の筋肉が衰えている可能性も考えられるでしょう。
坐骨神経痛の症状を抑える
また、坐骨神経痛の症状にも、お尻の筋肉が関係している。お尻の奥にある梨状筋(りじょうきん)という筋肉が固まると、そのすぐ下を通っている坐骨神経を圧迫する。すると、お尻・太もも・ふくらはぎ・足先のいずれか、もしくは複数や脚全体に、痺れや痛み、張りといったような症状が出ることになる。
これがめちゃくちゃ痛い。神経に障る痛さ。長時間座っている人や運動不足の人は、梨状筋ガチガチの可能性がある。注意が必要です。
代謝が良くなる
お尻の大臀筋は、体の中で特に大きな筋肉のひとつです。そのため、鍛えれば基礎代謝がアップします。基礎代謝のうち多くのエネルギーを消費する部位が筋肉ですから、筋肉量を増やせばエネルギー消費も大きくなるということです。
大臀筋は上半身と下半身をつなぐ筋肉でもあるため、しっかりと鍛えて積極的に動かせば、全身のエネルギー消費に貢献してくれるでしょう。
美尻の為の食事方法を紹介
タンパク質を多くとる
まず最も意識したいのが、タンパク質を摂取することです。
筋肉のもとになるのがタンパク質で、その他にも皮膚や内臓など身体の多くを構成しています。
筋肉はトレーニングによって筋肉の繊維が壊れて、修復されることで徐々に大きくなりますが、この時にタンパク質を摂取しておくことでより修復が促されます。
タンパク質が多く含まれているおすすめの食材は、鶏ささみやゆで卵などです。
食事のタイミングを意識する
食事のタイミングを意識することで、より筋トレの効果を高めることができます。
筋肉には修復される時間帯は?
・トレーニング後45分以内
・就寝前
がゴールデンタイムと言われており、積極的にタンパク質を取りたい時間です。
トレーニング後45分以内は栄養素が最も吸収されやすい時間帯とされており、この時間帯にタンパク質を摂取することで効率的に筋肉を成長させることができます。
さっと摂取できるプロテインやプロテインバーなどがおすすめです。
また、就寝前は成長ホルモンが分泌されるので、寝る前にプロテインなどでタンパク質を摂取するのもおすすめですよ。
炭水化物は食物繊維の多いものを取る
炭水化物は太るイメージがありますが、筋トレをする時のエネルギーになります。
もし炭水化物が足りないとエネルギー切れになり、せっかく筋トレをしても効果が半減してしまいます。
とはいえ取り過ぎてしまい、身体に脂肪として蓄積されるのも考えものですよね。
そこで、おすすめなのが食物繊維が多く含まれる炭水化物です。
食物繊維は血糖値の急上昇を抑えてくれる作用があり、身体に余分に脂肪をため込むのを抑えれくれます。
玄米やライ麦パンなどは食物繊維が多く含まれているので、意識して取るようにしましょう。
筋肉トレーニング後は代謝が上がる
基礎代謝の内、約20%は筋肉で消費されていると言われています。
そのエネルギー代謝量は筋肉1kg当たり約13kcal/日で、「さほど多くないのでは?」と感じる人もいるかもしれません。
しかし、筋力トレーニングは、トレーニング直後~48時間程度は血流が改善され代謝がよくなることや、交感神経やホルモンの働きを活性化すると言われており、全身のエネルギー代謝を促進する効果があると考えられています。
ですので、筋肉をつけることは基礎代謝のアップにつながるのです。
日常生活に筋トレを取り入れて、カラダの悩みを解決に導きましょう。