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japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。

世界三大珍味『フォワグラ』って体にいいの?!

フォアグラはキャビア、トリュフとともに世界三大珍味のひとつ。赤ワインを飲みながら、口のなかに広がるフォアグラの独特の香りと食感を楽しむ美食家も多いフォアグラ。レストランで提供される高級食材のイメージがありますが、百貨店や通販でも購入できる食べ物です。

 

フォアグラ

フランス語で、フォア(foie)は「肝臓」、グラ(gras)は「脂の多い」、つまり「脂肪肝」を意味する。
脂肪肝といえば、ヒトでいえば、生活習慣病のひとつ。
国民の3人に1人が潜在的にかかっているといわれる代表的な生活習慣病。
もともと肝臓は3〜5%の脂肪を含んでいるが、脂肪が5%を超えた状態を脂肪肝と診断している。糖分や脂質、アルコールの過剰摂取により、小腸で分解・吸収された脂肪酸が、肝臓に運ばれた後に中性脂肪に変換され蓄積されることで起こる。

 

注意!脂肪肝は肝炎、肝硬変、肝臓がんの原因に

肥満や糖尿病、アルコールの飲み過ぎが、おもな脂肪肝の原因で、男性では40歳前後、女性では40代以降の中高年に多発している。
しかし肝臓は、“沈黙の臓器”と呼ばれるほど、病気になっても自覚症状が出づらい臓器です。気づかぬうちに脂肪肝になっている可能性もあるので、定期的に健診を受けることが早期発見、早期治療のために重要になる。
アルコール性の脂肪肝の場合は放置すると肝硬変に進むこともあるので注意が必要です。
最近ではアルコールを飲まない人でも脂肪肝から肝炎、肝硬変、肝臓がんへと病変が進行していくことが知られていて「非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)」と呼ばれているそうです。
脂や糖分の多いバランスを欠いた食生活や運動不足による内臓脂肪の増加が原因と考えられていますが、無理なダイエットとリバウンドを繰り返して肝臓に負担をかけている若い女性症例も増えている。

 

■ 肝臓の役割 ■

「肝心要」という言葉があるように、肝臓は人間の体にとって重要な働きをする臓器です。肝臓は、腹部臓器の中でも最大でその重量は約1500gです。右上腹部の横隔膜の下に位置しています。
主に3つの役割をもっています。

1.栄養の代謝

消化管で吸収された糖類、タンパク質、脂質をはじめとする栄養素を分解、合成、貯蔵します。糖類は腸内でブドウ糖へ分解され、ブドウ糖をグリコーゲンとして合成し肝臓で蓄えます。血中のグルコースが不足したときにはグリコーゲンを分解し、血中に放出することで血糖値の調整を行います。
そのほか、アミノ酸からアルブミン(血液中のタンパク質)を合成したり、脂肪酸から中性脂肪やコレステロールなどを合成したりするなどの働きがあります。

2.有害物質の解毒

アンモニアを尿素に変えたり、アルコールをアセトアルデヒドや酪酸に変えたりして、体外に排出する働きがあります。

3.胆汁の合成・分泌

脂質の乳化とタンパク質を分解しやすくする「胆汁」という消化液を合成し、分泌します。胆汁は胆嚢に蓄えられ、食事をとったタイミングで胆嚢が収縮し、十二指腸へ流れ出ます。

 

フォアグラに多く含まれる「栄養素」

血液中の赤血球の合成をスムーズにする働きがある、ミネラルの一種です。赤血球に含まれる鉄が不足すると貧血になることは知られていますが、銅が不足しても貧血になる可能性があります。ほかには免疫力を維持する、肌や髪の毛の健康を保つなどの働きも担っている栄養素です。

ビタミンA

肌やのど、鼻などの健康を維持し、免疫力を高める栄養素です。とくに目の健康に関わるため、ビタミンAが不足すると目が乾燥するだけでなく、夜の視力が低下する夜盲症になる恐れがあります。

老化防止でアンチエイジング

フォアグラには肌のビタミンとも言われているビタミンAが多く含まれています。

ビタミンAは皮膚細胞を活性化させる効果があり、老化を防いでアンチエイジング効果を発揮する栄養です。

ビタミンB12

赤血球には、全身へ酸素を運ぶ役割を担うヘモグロビンという成分が含まれています。ビタミンB12は、そのヘモグロビンの合成に関わる栄養素です。
目の疲れを改善する働きもあるため、ビタミンB12は目薬にも使われています。

ビタミンBは、各自にそれぞれの働きがありますが、体内ではおもに補酵素として働き酵素を助けています。
赤いビタミンと呼ばれるビタミンB12は、葉酸とともに働いて悪性貧血を防いでくれる効果があります。
葉酸は、新しい血液や細胞の形成を助ける効果があるため、妊娠初期の女性や胎児にとって積極的に取り入れたい成分です。

抗酸化作用が高いオレイン酸 - 動脈硬化や高血圧の対策に

フォアグラにはオレイン酸が多く含まれています。
オレイン酸は不飽和脂肪酸と言われ、酸化しにくいのが特徴です。悪玉コレステロール値のみを下げてくれることから、動脈硬化、高血圧、心疾患などの生活習慣病の予防に効果があります。
油脂類はカラダに悪いというイメージが大きいかと思いますが、実は脂そのものが悪いのではなく酸化してしまうことに問題があるのです。
オレイン酸のような酸化しにくい脂を適度に摂ることは、健康的なカラダを作るうえで重要です。

 

ダイエットに効果的な「摂取方法」

摂取量

フォアグラには、脂質が大変多く含まれています。
脂質は体のエネルギー源となり、生命維持に欠かせない栄養素です。
しかし必要とする量以上に摂取すると、肥満につながる恐れがあります。
ダイエット中はフォアグラを食べないことが望ましいですが、食べる場合は1日50g程度までにしておきましょう。

摂取に適した時間帯

フォアグラを食べる時間帯は、昼がおすすめです。
夜に食べると、フォアグラの多すぎる脂質やエネルギーを燃焼しきれない恐れがあります。朝は胃腸の働きが活発ではなく、脂質が多いものを食べることはおすすめしません。
昼に食べれば、午後の時間でフォアグラから摂取したエネルギーを消費できるため、体脂肪の蓄積を防げるでしょう。

フォアグラを食べる際の組み合わせ

フォアグラは、ナイアシンを多く含む食材と一緒に食べることをおすすめします。ナイアシンは、脂質をスムーズにエネルギーへ変える効果が期待できる栄養素です。ナイアシンはレバーに豊富な栄養素であるため、フォアグラ自体にも含まれています。

しかし、ナイアシンが豊富なまいたけなどのきのこ類と一緒に食べると、より効率的に脂質を燃焼できるでしょう。

 

ダイエット中に気をつけたい「ポイント」

レバーはたんぱく質やビタミン、ミネラルが多く含まれる、栄養豊富な部位です。しかし、フォアグラはそれらの栄養素よりも脂質が突出して多いため、ダイエット中はできる限り食べるのを避けてください。
脂質の摂り過ぎは肥満だけでなく、コレステロールを増加させ、健康を損ねる恐れもあります。効率よく減量し、健康を維持するために、ダイエット中のフォアグラの摂取は控えましょう。

 

 

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