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japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。

鶏むね肉は、冷凍保存しても品質が落ちにくい!

鶏の“むね肉”は、もも肉に比べて節約やダイエット食材のイメージが強いかと思います。
では、具体的にどのような特徴を持っているかご存知でしょうか?
また、もも肉やささみとはどこが違うのかも理解されていますでしょうか?

 

むね肉

鶏の翼の付け根から肩にかけての部位です。
脂肪が少なく、鶏肉の臭みもほとんどありません。
また、旨味成分のイノシン酸の他、抗酸化作用を持つアンセリンやカルノシン、疲労回復に効果のあるイミダペプチドなど、さまざまな成分を含んでいて、近年は健康食品としても注目されています。
ちなみに、むね肉は非常に安価な部位としても知られています。

一羽の鶏から取れるむね肉、もも肉の量はさほど変わらないにもかかわらず、なぜ価格の違いがハッキリしているのかについては、日本人がジューシーなもも肉の方を好みやすいことが理由です。
逆に、アメリカなどではヘルシー志向の高さからむね肉の方が好まれやすく、もも肉より高い価格で販売されています。

 

むね肉ともも肉は何が違う?

むね肉ともも肉は、まず見た目に違いがあります。
もも肉は白い脂肪分があり、全体的に赤みがかっているのに対し、むね肉は白い部分が少なく、薄いピンク色をしています。
また、ジューシーな味のもも肉に対しむね肉は淡泊であり、実際食べると味の違いはハッキリわかります。
その他でいうと、加熱後の硬さのも大きく異なります。
もも肉は、加熱してもそれほど硬くならないため、一般的な焼き鳥などによく使用されます。
一方、むね肉は加熱するとボソボソ、パサパサした食感になります。

 

むね肉とささみの違いは?

ささみはむね肉の一部で、肉に厚みがあり、見た目は白っぽい肌色をしています。
鶏の胸骨に沿って1本ずつ、2つの笹の葉のような形をしていることから、ささみと呼ばれています。※諸説あり
つまり、同じむね肉の中でも、一羽からわずかしか取れないのがささみ、それ以外がむね肉として販売されているということです。
ちなみに、むね肉とささみは味や食感も似通っていますが、ささみには白い筋があり、そのまま調理すると噛み切りにくく、肉も縮んでしまいます。

 

鶏むね肉が"買い"な理由

さて、ここからは鶏むね肉が本当の意味で買うべき食材である理由を見ていきましょう。

ポイント1:とにかく低価格

鶏むね肉を語る上で欠かせない1番の魅力はその価格。「トクバイ」に登録されている全国の仮にスーパーマーケットの価格平均によると、
  100gあたりの鶏胸肉の価格は55円
  鶏もも肉が105円なので
  その差は約2倍です。

1羽の鶏から取れるむね肉ともも肉の量はさほど変わらないにも関わらず、価格にここまでの違いがある理由は、日本人はジューシーな鶏もも肉を好むからだそう。逆にアメリカなどではヘルシー思考の高さから鶏むね肉の方が人気があり、鶏もも肉よりも高値で売られているそうです。

ポイント2: 低カロリーだけじゃない!鶏むね肉は栄養的にも優秀

人間の皮膚や筋肉、内臓などはたんぱく質でできています。そのたんぱく質はアミノ酸で構成されています。
アミノ酸の中には体内で生成することのできない必須アミノ酸が9種類あり、鶏むね肉にはその必須アミノ酸がバランスよく含まれています。その他にも、鶏むね肉には免疫力を高めるビタミンA 、代謝を高めるビタミンB群、骨を丈夫にするビタミンKといったビタミン類が多く含まれている特徴も。そしてアミノ酸は、ビタミンと一緒に摂ることによってその効果がアップします。

以上のことから、鶏むね肉を食べることで、人間の体を形成するために必要なアミノ酸を効率よく摂取することができると言えます。

ポイント3: 料理の汎用性が高い

淡白なので、鶏むね肉は様々な料理に使い勝手が良い食材。
近年、コンビニで販売されてすっかりおなじみになった「サラダチキン」は鶏むね肉が原料となっています。
鶏むね肉に下味をつけて、電子レンジで作れるサラダチキンのレシピなども多く見かけます。その他、炒め物、煮物、唐揚げなど和・洋・中と色々な料理に使えるのが嬉しいですね。

切り方にひと工夫

鶏むね肉は、繊維に垂直になるようにそぎ切りにしましょう。繊維を断ち切ることで食感が柔らかく感じます。そぎ切りにすると加熱時間も短く済むので、その分水分が逃げにくくしっとり仕上がります。

砂糖で下味

加熱時に水分を失うことで硬くなりやすい鶏むね肉。保湿力のある砂糖ひとつまみと酒大さじ1程度を、切った鶏むね肉にまぶしてもんでから加熱すると、水分を失いにくくなります。砂糖ひとつまみ程度なら味に影響はないのでご安心を。

加熱しすぎない

硬くなる1番の原因は加熱のしすぎ。特に電子レンジなどを使う際には、加熱時間を短めに設定し、竹串をさして濁った肉汁が出るようなら、少しずつ時間を長くするようにしてみましょう。透明な肉汁が出れば火がしっかり通っています。

ポイント4: 冷凍ストックOK! よりおいしく食べるコツ

鶏むね肉は、冷凍保存しても品質が落ちにくいところも"買い”ポイント。特売になっている時にまとめ買いし、冷凍ストックしておけば節約にもつながりますね。
冷凍保存後、よりおいしく食べるためのコツは、前述した「そぎ切り」と「砂糖と酒」。
鶏むね肉を使いやすいサイズのそぎ切りにして、砂糖と酒を揉み込んでから1回分ずつ冷凍しておけば、使いたい日に解凍してすぐに調理に取り掛かることができ、とても便利ですよ。

 

むね肉の上手な保存方法

むね肉は、ポイントさえ押さえていれば保存しやすい部位としても知られています。
冷蔵保存をする際は、まずキッチンペーパーで表面の水気を拭き取り、ラップでピッタリと包んだ後、冷蔵庫のチルド室で保存します。
このとき、水分をそのままにしておくと、臭みが出るだけでなく、旨味が逃げてしまう原因にもなるため、注意しましょう。
また、冷凍保存をする際も、基本的な手順は同じです。
ラップで包む前に少量の塩を振りかけることで、よりしっとりとした状態で保存することができます。


ちなみに、下味をつけて冷凍保存する場合は、食べやすい大きさに切った後、冷凍用保存袋にお好みの調味料を入れ、空気をしっかり抜いて保存します。

 

 

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