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japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。

強炭酸?炭酸じゃだめなんですか!なぜ強炭酸なんですか!

お酒を割ったりそのまま飲んだりして楽しめる炭酸水。一口に炭酸水と言ってもその種類は様々で、使用される水や炭酸の強度によって味や刺激も異なります。

 

 

天然炭酸水

採水の時点ですでに天然の炭酸ガスが含まれている水を「天然炭酸水」といいます。火山ガスやバクテリアが化石燃料を作る際に発生するガス、変成作用によって鉱物が取り込みきれなくなったガスなど、自然界に存在するガスが水に溶け込んで天然の炭酸水が出来上がるのです。

ヨーロッパを始めとした海外産のものがほとんどで、硬度の高いものが多くみられます。ミネラルが豊富に含まれているので飲みごたえがありますが、独特な風味から飲みづらさを感じる方もいるようです。

天然炭酸水とはその名の通り、天然の炭酸ガス(二酸化炭素)を元々含んでいる地下水(ミネラルウォーター)のことです。

【火山ガス起源】

火山ガスには大量の炭酸ガスが含まれています。マグマから分離した炭酸ガスは大部分が地中にとどまっているものとみられます。その一部が地下水に溶け込んで炭酸泉をつくっています。

【地殻有機物起源】

地中にすむ微生物やバクテリアなどの生物が、化石燃料(石油・石炭など)をつくる活動によって炭酸ガスを生産します。また、堆積した岩石に含まれている動植物の遺骸が、炭酸ガスの成因となっているとも考えられています。

【変成作用起源】

岩石が地中深くに埋没したり、マグマの影響などによって高温になったりすると、岩石中の鉱物がそれまでとは異なるものに変化(変成)します。この過程で、新たに変成される鉱物に取り込まれず、余剰となったCO2の一部が、地下水に溶け込みながら地表へ運ばれていくとも考えられています。

 

人工炭酸水

天然水やろ過水、純水に後から人工的に炭酸ガスを含ませたものが「人工炭酸水」です。日本で作られている人工炭酸水は、日本人が飲み慣れている軟水のものが多くみられます。中にはさらに飲みやすいように硬度を調節した水を使用しているものもあるようです。

炭酸の強さや使用する水の種類によって風味も異なり、さまざまな商品が存在します。天然炭酸水と違ってクセが少なく、飲みやすいものが多いでしょう。

①成分

炭酸水商品の原料は主に「水+炭酸ガス」なのに対し、オリジナルの炭酸水は「水+重曹+クエン酸」。後者は原料の化学反応(中和反応)によって「クエン酸三ナトリウム」という成分が水に含まれることになります。

②味

オリジナルの炭酸水には「クエン酸三ナトリウム」が含まれているため、ほのかに塩味がします。それに対して炭酸水商品には塩味がなく、使用している原料水の味に依存します。

③効果

炭酸水は食事と一緒に飲むことで満腹感を得やすくなります。そのため、食べ過ぎ防止にはどちらの炭酸水も一定の効果が期待できます。また、炭酸水商品には「特定保健用食品」として、食後の血中中性脂肪の上昇を穏やかにする効果が認められたものもある一方、オリジナルの炭酸水には、クエン酸の働きにより疲労回復や血液サラサラなどの効果が期待できます。

④コスト

仮に容量500㎖で比較してみた場合、炭酸水商品が100円くらいで購入できるのに対し、オリジナルの炭酸水は10~20円ほどで作れてしまいます(重曹小さじ1杯+クエン酸小さじ1杯)。もちろん、比較する商品や原料(国産・海外産など)によって若干の価格差はありますが、いずれにしても価格に大きな違いがあることに変わりはないでしょう。

 

強炭酸

炭酸の強さは、飲料中の炭酸ガス含有量を示すGVによって表されます。どこからが強炭酸といった明確な基準はありませんが、一般的にGVの数値が高いものを指します。

炭酸の刺激はGV以外に泡の細かさでも判断でき、泡が大きいほどガツンとした強い刺激を感じられるでしょう。炭酸ののど越しが好きな方にはもちろん、お酒やジュースと割る方にもおすすめです。

 

微炭酸

強炭酸とは反対にGVの数値が低いものを微炭酸といいます。炭酸の泡がきめ細かいほど刺激は弱く、シュワシュワとしたさわやかな口当たりになるでしょう。果汁や乳製品が加えられているものが多いようです。

程よい刺激で清涼感を感じられるので、運動後にゴクゴク飲みたいときや食事中に好まれます。

炭酸水が入っている容器によって口当たりが変わります。

 

炭酸水の硬度の違い

硬度とは、水1リットル中に溶けているカルシウムとマグネシウムの量を表した数値のことで、簡単にいうと、この2つのミネラルの含有量が多い水を「硬水」と呼び、少ない水を「軟水」と呼びます。

 

炭酸水の種類や味の違いについて

一昔前には単に「お酒を割るためのもの」という位置づけでしかなかった炭酸水ですが、今ではそのまま飲む清涼飲料の一つとして、スーパーやコンビニなどでも様々な種類が販売されています。
しかし、炭酸水のことをよく知らない人にとっては、どの炭酸水もすべて同じように見えてしまうかもしれません。実際、炭酸水自体の見た目はどれも同じで、違いがあるとすれば「容器の形状」や「ラベルの表示」くらいではないでしょうか。

 

炭酸水の硬度の違い

天然水などに「硬水・軟水」の分類があるように、炭酸水にもその分類があります。
硬度とは、水1リットル中に溶けているカルシウムとマグネシウムの量を表した数値のことで、簡単にいうと、この2つのミネラルの含有量が多い水を「硬水」と呼び、少ない水を「軟水」と呼びます。

 

炭酸の強さの違い

つまり炭酸濃度による分類です。最近では、スーパーに並んでいる炭酸水に「強炭酸」や「ストロング」、「微炭酸」といった表示が多く見られるようになりました。これらの言葉は水に含まれている炭酸の多さ(炭酸濃度)を示している言葉です。

強炭酸の炭酸水は

刺激的な飲み口やのどごしを楽しむことができます。気分転換をはかりたい時やシャキッとしたいときなどには、目が覚めるような爽快感がある強炭酸が向いています。
また、お酒の「割り材」としてもよく使用されていて、刺激的なのどごしに加え、強い発泡による見た目も楽しむことができます。

微炭酸の炭酸水は

比較的飲み口がまろやかで飲みやすい炭酸水です。普通の水では少し物足りないときや、料理と一緒に炭酸水を楽しみたい時には、上品で適度な刺激がある微炭酸の炭酸水が向いています。また、運動後やお風呂上りなど、ゴクゴクと飲みほしたい時にも刺激の少ない微炭酸は好まれます。
このように「強炭酸・微炭酸」といった表示は、色々なシチュエーションによって飲み分けをすることができるので、大変便利な分類表示と言えます。
ただ、炭酸水における「強炭酸」や「ストロング」、「微炭酸」といった言葉には、現在のところ明確な定義は存在していません。どこからどこまでが「強炭酸」で、それ以外が「微炭酸」といった明確な分類はできていないのが現状です。

炭酸濃度の指標としては

GV(ガスボリューム:1Lの液体に1Lの炭酸ガスが溶けている状態を1GV)というものがありますが、一般的な炭酸水商品にはこの指標による値が示されていませんので、どれくらいの強さの炭酸水なのかがよくわかりません。
強炭酸や微炭酸といった表示は、あくまでも1つのメーカーで作られる炭酸飲料群の中において、相対的に使用される言葉であるということを覚えておきましょう。

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