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japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。

大根おろしはなぜ臭い?

大根おろしが臭く思った事はありませんか?
臭い大根おろしなんて嫌ですよね。。

臭いが部屋に残るだろうし、そもそも臭いので食べる気が失せるし・・・

・どうして大根おろしは臭くなってしまうのでしょうか?

・どうやったら臭いを防げるのでしょうか?

 

大根おろしはなぜ臭くなるの?

大根おろしが臭いのは、大根の辛み成分メチルメルカプタンが原因!
メチルメルカプタンは硫黄を含んだ化合物なので臭くなります。
硫黄なので温泉地の腐った卵みたいな臭いですね・・・
ですが、ガン予防・血栓予防など体に嬉しい効果もあります。
臭いからと言って体に悪い成分じゃないんですね。

 

大根のにおいの原因

大根のにおいの原因は、「メチルメルカプタン」という成分です。
「メタンチオール」とも言い、化学式だと「CH3SH」となります。
化学が苦手だと、なんだか難しく感じますよね。

 

この化学式の中で、元素記号の「S」に注目してみましょう。
「S」は、硫黄を表しています。
硫黄は単体では無臭ですが、温泉地などに行くと「卵が腐ったようなにおい」と形容される硫黄の化合物独特のにおいがします。

なので、メチルメルカプタンが臭うことも納得できると思います。

メチルメルカプタンのにおいの例えとしてよく使われるのは、「腐った玉ねぎ」です。
それだけで、強いにおいがあることを想像できるでしょう。

 

メチルメルカプタンは、大根以外の食べ物や人体の中にもあります。
人間では、口臭やおならのにおい成分の1つです。
また、悪臭防止法や大気汚染防止法で指定されている物質でもあります。

 

こういったことを知ると、大根を食べたくなくなるかもしれません。
しかし、メチルメルカプタンには効能もあります。
主な効能は、がん予防、血栓予防、解毒作用、抗酸化作用です。
大根のにおいだけではなく、良い働きにも目を向けてみましょう。

 

大根以外にも硫黄化合物を含む野菜

 

・ユリ科 玉ネギ・ニンニク・ネギなど

・アブラナ科 ブロッコリー・キャベツ・カブ・白菜など

 

硫黄化合物を含む野菜を食べるとオナラが臭くなります。

 

 

大根おろしの臭いを防ぐ方法

紹介する方法は、どれも手軽にできるので試してみて下さい。

・すぐに食べる

これが一番簡単にできますね。
おろしたらすぐに食べるだけですから・・・。笑
大根おろしは、おろしてから10分ほど経つと急激に臭くなります。

大根をおろすことで、辛み成分が発生し臭くなるから
また、時間が経つと辛みが無くなってしまいます。

 

臭いが出て、大根おろし特有の辛み成分が無くなるので嫌です。

辛みが苦手な人は別ですが・・・

なので、おろしてから早く食べることで臭いを抑えられます。
大量に作るのではなく、使う分だけおろすのがポイントです

 

・皮を厚めに切る

私の母が言うには皮に臭みがあるようです。
大根の皮を5mmほど切ってからおろしてください。

大根を切ると、外の皮と中身の境界(年輪のような線)があります。
目安としては、そこまで皮を剥きましょう。

大根おろしを作るときは、皮を厚めに切るよう心がけると良いですね。
切った皮は、きんぴらなどに使うと捨てずに済みますよ。

 

・加熱する

大根おろしを電子レンジで加熱しましょう。
500wで一分弱を目安に加熱してください。

50度以上で加熱すると臭いの素である辛み成分が破壊され、甘い大根おろしになります。
甘い大根おろしが好きな人におススメの方法です。
しかし、熱に弱いビタミンⅭが減ってしまうので注意して下さいね。

ポイントはおろしてからすぐに加熱すること。
一度臭いが出ると加熱しても臭いが取れないから
余った大根おろしは、空気が触れないように密閉容器に入れて冷蔵保存しましょう。

保存期間は1~2日程が目安

時間が経つほど味が落ちるので早く食べるようにして下さい。

 

・ポン酢を加える

根本的な臭いは消えませんが、ポン酢を入れて臭いを誤魔化しましょう。
ポン酢の酸っぱさと大根おろしの辛みが合わさって美味しいですよ。
自分の好みに合わせてドレッシングをかけるのも良いかもしれませんね。
個人的にはマヨネーズ・ごまドレッシングがおススメです。
マイルドな味になり美味しいですよ。

 

・一度水で洗う

大根おろしをさっと水で洗い、水気を絞りましょう。
そうすることで臭いの素であるメチルメルカプタンが水に流れます。
おろして臭いが出ても、この方法で臭いを消すことができます。
ただし、洗うことで栄養も水に流されてしまうので気を付けてください。

 

・皮を厚めにむく

実は皮を5㎜くらいの厚みにむくだけでも効果があります。

しっかりと厚めにむき、むいた皮は他のお料理に使ってください。
意外と色々な料理に使えるのでおすすめです

 

・レモンや酢をかける

レモンや酢をかけてもにおいが気にならなくなります。

焼き魚にかけたり、焼き肉やとんかつなどさっぱり食べたいときにおすすめの方法です。

 

大根おろしによる期待できる効果・効能

大根おろしに含まれる栄養素には、次に挙げるような効果・効能が期待できると言われています。

 

抗酸化作用

大根おろしに含まれるイソチオシアネートには、抗酸化作用があるといわれています。老化の原因となる活性酸素を除去することによって老化予防が期待できるほか、代謝の促進、免疫力向上、脳機能の強化などさまざまな働きがあります。

 

殺菌作用

イソチオシアネートには、殺菌作用があり胃がんや胃潰瘍などの原因になるヘリコバクター・ピロリ菌に対する抗菌作用があると言われています。

 

発がん予防

イソチオシアネートを中心とする発がん抑制作用の研究から、イソチオシアネートには解毒酵素を発がん物質に誘導したり、発がん物質が活性化するのを抑える働きがあることがわかってきています。

 

胃腸の健康維持

大根おろしにはジアスターゼ(アミラーゼ)、プロテアーゼという成分も含まれており、消化を助ける働きがあります。ジアスターゼは主にでんぷんなどの分解を助け、プロテアーゼはたんぱく質の分解を促進します。ご飯やお肉を食べる際に一緒に摂取すると、消化がスムーズになるでしょう。

また、辛味成分のイソチオシアネートにも胃液の分泌促進や整腸作用の効果が期待されており、大根おろしに含まれる成分は胃腸の健康保持に役立ちます。
 
 

「大根おろし」消化を助け、胃を丈夫に

大根をおろし器ですりおろした大根おろしは、さまざまな料理の付け合わせや薬味として食べられることが多いもの。大根おろしには食材の臭みを消し、料理をさっぱりと食べられるという味に関する効果だけではなく、「大根どきの医者いらず」ということわざがあるほど、大根が持つ健康効果も期待できます。


大根には、食べ物の消化を助ける「ジアスターゼ」という消化酵素が含まれています。ジアスターゼには胸焼けや胃もたれを防ぐ効果があるので、消化不良や胃もたれ、二日酔いの時にも効果的。

その他にも、大根には美肌や老化防止効果が期待できるビタミンC、血栓予防や抗菌作用があるイソチオシアネートなど豊富な栄養が含まれています。

また、消炎作用を持つアリルイソチアシオネートが、粘膜の炎症が原因のノドの痛みやイガイガを抑えてくれるほか、はちみつと大根おろしを組み合わせれば咳止め効果も期待できます。

 

大根おろしに適した部位は?

基本的にどの部位を使っても大根おろしは作れますが、好みの味の大根おろしを作るには大根の部位別の味を知っておくのがポイントです。
大根は上の部分ほど水分量が多くて甘く、下へいくほど水分量が少なくなり辛みが増していき、真ん中の部分は辛みと甘みのバランスがよい部位です。
・辛い大根おろしを作りたいなら、先の部分にあたる下部
・甘くみずみずしい大根おろしなら葉に近い上部を使いましょう。

大根の部位ごとの特徴

①上部

もっとも甘い部分。硬く食感もよいため生食向き。
サラダや大根おろしなどに。
 

②中間部

甘みがあり、加熱により柔らかくなるため煮込み料理向き。
ふろふき大根やおでんなどの煮物に、色も形もきれいな仕上がりに。
 

③下部

辛味が強く筋っぽいため、薬味や漬物に。
薬味として辛い大根おろしがお好みの場合は下部を使って。
 

④葉

炒めものやみそ汁の具など、葉野菜として。塩ゆでして刻み、菜めし(塩味や甘辛味などにし、ごはんと混ぜたもの)にしても。
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