前回は種類や、切り方等をご紹介しました。
今回は栄養効果についてです。
- ドラゴンフルーツの栄養や効能
- カリウム
- マグネシウム
- 葉酸
- ビタミンC
- ベタシアニン(レッドピタヤ)
- おいしいドラゴンフルーツの選び方
- ドラゴンフルーツの保存方法と食べ頃
- ドラゴンフルーツの歴史
- ドラゴンフルーツの花言葉
- ドラゴンフルーツスムージー
ドラゴンフルーツの栄養や効能
それではドラゴンフルーツの栄養や効能はどうでしょうか?
100gあたり50kcal、1個(約260g)あたりでは約130kcalとカロリーも低く、ヘルシーな果物にもかかわらずスーパーフードとよばれるくらい栄養が豊富です。
豊富に含まれる栄養価について主なものを見てみましょう。
マグネシウム
葉酸
ビタミンC
ベタシアニン(レッドピタヤ)
カリウム
ドラゴンフルーツのカリウムの含有量は100gあたり350mgで果物の中でもトップクラスです。カリウムはナトリウムとバランスをとり合う関係にあり、ナトリウムが過剰になるとこれを排出する作用があります。塩分の取り過ぎなどによるむくみ対策に効果的です。
マグネシウム
体の中のマグネシウムは半分が骨に存在しています。骨の主成分カルシウムとともに骨を構成する重要な成分です。また、神経の興奮を抑えたり、血管をひろげて血圧を下げたりする作用もあります。ドラゴンフルーツにはこのマグネシウムが100gあたり41mg含まれています。
葉酸
葉酸は細胞の新生に働き、胎児の発育や造血に不可欠な注目のビタミンで、ドラゴンフルーツ100gには44μg含まれています。
新たな細胞が合成される時、遺伝情報をもつDNAの合成にかかわり細胞の新生に重要な役割を担っています。この作用が胎児の発育に必要で、妊婦や妊活中の女性に必要と言われています。また新たな赤血球が正常に作り出される時にも必要な成分で「造血のビタミン」とも言われています。赤血球の合成にはビタミンB12とともに働いて貧血を防ぎます。
ビタミンC
美容のためのビタミンとしておなじみの栄養素ビタミンCはコラーゲンの生成に不可欠で、強い抗酸化作用があり、LDLコレステロールの酸化を防いで血管疾患を予防すると言われています。また、鉄の吸収を助けたり、メラニン色素の沈着を防いだりする働きがあります。先に紹介した葉酸を活性型に変換させる作用もあります。
ベタシアニン(レッドピタヤ)
ベタシアニンはレッドピタヤに含まれている赤色のアントシアニン系の色素成分です。
野菜や果物の持つ色などのパワーで注目の成分フィトケミカルであるベタシアニンは、抗酸化作用、抗がん作用、生活習慣病予防に効果が期待できます。
おいしいドラゴンフルーツの選び方
大きめのもので手で持って重みを感じるもの。また、皮に張りがありしなびていないもの、葉のような突起の幅が広く短いものを選びましょう。
ドラゴンフルーツの保存方法と食べ頃
ドラゴンフルーツは追熟をしないので、購入後なるべく早く食べるのがおすすめです。
また、乾燥しないように袋などに入れ、湿度が保たれている冷蔵庫の「野菜室」で保存してください。
食べる1時間ぐらい前に冷蔵庫に移し、冷やしすぎないようにするとおいしくいただけます。
ドラゴンフルーツは栄養満点! いろいろな食べ方を楽しみましょう!
トロピカルフルーツの見た目の華やかさや彩りに加え、栄養効果も期待できます。
旬の時期にスーパーや八百屋さんで目にしたら、ぜひ一度手に取ってみて、レシピを参考にいろいろな食べ方で楽しんでみてくださいね。
ドラゴンフルーツの歴史
ドラゴンフルーツの詳しい歴史は解明されていませんが、13世紀以降のアステカ王国時代には食用されていたようです。また、数千年前に竜の炎が変化して生まれたという古い言い伝えもあります。
「ドラゴンフルーツ」という名前の由来は果実の皮が竜のうろこのような形をしていることからで、日本だけではなく東南アジアでそのように呼ばれています。
ドラゴンフルーツの花言葉
「永遠の星」、「燃える心」の2つです。
ドラゴンフルーツの花は白い花です。しかし、こちらは一夜しか開花しません。良い香りがする白い花で、夜咲く様子はまるで夜空の星のようです。
花は大きく花径約30センチほどで、この美しい花が永遠に咲いてほしい気持ちと、夜空の星のように見えたことから「永遠の星」という花言葉になったのでしょう。
一夜しか咲かず、その限られた時間に咲き誇ること、さらに真っ赤な果実から「燃える心」という花言葉になったと考えられます。
ドラゴンフルーツスムージー
レモンの絞り汁 小さじ1
作り方
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1、ドラゴンフルーツの皮を剥き、1/4をミキサーに入れる。
2、さらに、レモンの搾り汁、牛乳、新味料、にがりを入れてミキサーで攪拌する。
ポイント
ドラゴンフルーツは白と赤があるが赤を使用しましょう。赤い色素の抗酸化作用が期待できます。牛乳の代わりにヨーグルトや豆乳を使用しても良いです。