プロテインのメリットと効率的な飲み方とは?
筋トレの効果を高めたり、効率的にボディメイクをしたりするために、プロテインを飲んでいるという方もいるはず。また、プロテインを利用してみたいけれど、どのように取り入れればいいかわからないという場合もあるでしょう。そこで今回は、プロテインの具体的な効果やメリットのほか、適切なプロテインの飲み方と選び方について紹介します。
プロテインの正しい飲み方
①水や牛乳を入れ、シェーカーでよく溶かす
水や牛乳などに加えたプロテインは、スプーンなどで混ぜただけではダマができやすくなり、飲みにくくなってしまいます。専用のシェーカーなど、蓋つきでこぼれにくいタイプの容器を使ってよく振り混ぜましょう。
プロテインの粉末は沈殿を起こしやすいため、溶かした後はすぐに飲むことをおすすめします。
②飲みにくいときは水や牛乳以外の飲み物で溶かす
プロテインを水で溶かすと本来のフレーバーを楽しむことができ、牛乳や豆乳で溶かすと腹持ちがよくなるというメリットがあります。一方で、人によっては水や牛乳といった飲料で溶かすと、飲みにくいと感じる場合があるため注意が必要です。
水や牛乳、豆乳などでは飲みにくいと感じたときには、オレンジジュースに代表される柑橘系のジュースや、スポーツドリンクなどを活用しましょう。たんぱく質以外にもクエン酸や糖分などの成分を摂取できるため、疲労感があるときにもおすすめです。
プロテインとは?
私たち人間の体の大部分は、このたんぱく質と水分によってできているといっても過言ではなく、筋肉はもちろん、骨や内臓、血液、髪の毛、皮膚、爪など、体を構成する多くの部位がたんぱく質からできています。しかし、スポーツや筋トレなど運動習慣のある方は、体を動かさない方よりもたんぱく質の損失量が多くなるため、より多くのたんぱく質が必要となるのです。そこで活躍するのがプロテイン。そもそもプロテインとは、英語で「たんぱく質」を意味する言葉ですが、現在は「プロテインパウダー」として広く認識されています。
プロテインパウダーは、水や牛乳などで溶いて飲むのが一般的です。人間の体にとって重要な栄養素であるたんぱく質を、効率的に摂取できる物として広く用いられています。
たんぱく質が不足するとどうなる?
1日にどのくらいのたんぱく質が必要?
まず、一般的な日本人が1日に必要なたんぱく質は、「摂取エネルギーの13~20%」が理想的といわれています。推奨量としては、成人男性で1日60g、成人女性は1日50gほど。また、「体重1kgに対してたんぱく質1g」という見方もあります。
一方、日常的に運動する方や筋肉をつけたい方、ボディメイクをしたい方の場合は、こうした一般的な量よりも多めにたんぱく質をとることが推奨されています。目安としては、男女ともに「体重1kgに対してたんぱく質2g」程度。例えば、体重50kgの方が筋肉をつけたい場合は、1日100gほどのたんぱく質が必要となります。
必要量のたんぱく質を摂取するには?
そこで活用したいのがプロテインです。脂質やカロリーをできるだけ抑え、食事だけでは摂取しきれないたんぱく質をプロテインで補うことが、筋肉量を増やしたりボディメイクしたりする際の基本となっています。
また、筋肉をつけるだけでなく、体をしぼりたいという場合にも、プロテインは活用されています。減量のための食事メニューでは、どうしてもたんぱく質が不足しがちとなるため、必要な筋肉も失ってしまうリスクがあります。脂肪を落としつつ、できるだけ筋肉量や代謝をキープするためにも、プロテインによるたんぱく質の摂取は有効なのです。
プロテインのメリット・デメリット
ここでは、プロテインのメリットとデメリットについて紹介します。デメリットも把握した上で、上手に日々の食事やボディメイクにプロテインを取り入れていきましょう。
- ●必要なだけのたんぱく質を、必要なときに簡単にとることができる
●カロリーや脂質を抑えやすい
●体に吸収しやすい形で商品化されている
- ●プロテインだけでは空腹感を満たすことが難しい
●複数の栄養素が含まれる商品が多く、サプリや食事との組み合わせ方によっては、栄養を過剰摂取してしまう可能性がある
プロテインの種類と選び方
ホエイプロテイン(動物性)
カゼインプロテイン(動物性)
ソイプロテイン(植物性)
プロテインを飲むタイミングと正しい飲み方
運動後30分以内にとるのがベスト
運動後に摂取するたんぱく質の量は、「20~30g(体重1kgに対して0.25~0.4g)」が推奨されています。1日分のたんぱく質の必要量を、一度にこのタイミングで摂取してしまわないようにしましょう。
短期集中型で大量のたんぱく質をとるのではなく、長い期間をかけてコンスタントに「運動×プロテインの摂取」を続けていくことが、ボディメイク成功のポイントです。
食事といっしょにとる
食事でとることのできるたんぱく質が不足している場合は、炭水化物といっしょにプロテインを飲んでみてください。これは、糖質不足によるエネルギー不足を防ぐため。体内では、糖質不足でエネルギー源がない場合、不足した分のエネルギーを補うために、たんぱく質が使われてしまいます。
つまり、せっかく筋肉をつけたくてたんぱく質を摂取しても、糖質が足りないとたんぱく質がエネルギー源として消費されて、筋肉量増加の効果が出にくくなってしまうのです。そこで、次のような糖質を加えたメニューで、プロテインを食事に取り入れてみましょう。
- 【朝食】
- ●食パン
●サラダ
●プロテイン
- 【筋トレ後の軽食】
- ●おにぎり
●プロテイン
間食としてとる
就寝前にとる