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japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。

筍 たけのこ

タケノコとはご存知のとおり竹の芽の部分です。竹にはいくつかの種類がありますが、たけのことはすべての竹の芽の総称として使われています。竹は意外にもイネ科にあたり、温暖な地域に多く生えています。その種類も多く、70種類ほどあるといわれていますが、食用にされているものは孟宗竹をはじめ、ほんの数種類です。春の味覚を代表する食材ですね。

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名前の由来

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その名前「筍」は一旬(10日間ほど)であの「竹」までに生長してしまうからだそうです。だから、食べられる期間もほんの一瞬、土から出るかで無いかというときだけなので、目が離せません。そんなに成長が早いにもかかわらず、竹の寿命は百年以上とも言われています。不思議ですね。

 

孟宗竹(もうそうちく)

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中国江南地方の原産で筍の代表的なものです。大型で厚みがあり、実は白くて柔らかく、えぐみも少ない独特の甘味を含んだ上品な味わいと、歯ごたえがあります。 粘土質の地表にワラ敷き、土を盛って柔らかいタケノコを作る京都のものが有名。

 

淡竹(はちく)

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竹は孟宗竹より細く、粉をふいた淡い緑で大変美しい。筍は一般市場にはあまり出回っていません。

 

真竹(またけ)

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細めの筍で、皮にうぶ毛が無く、黒い斑点がああるのが特徴です。味はしっかりとしていますが、あくや苦みも強いほうです。

 

根曲がり竹/姫竹/月山竹

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東北、北海道など北日本が主な産地です。小型で細い竹。筍も太さ1~2cm程度で、山菜などと同じように売られています。身は白くて独特の風味があり、アクが少なく非常に歯ざわりがいい。

 

四方竹(シホウチク)

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東北、北海道など北日本が主な産地です。小型で細い竹。筍も太さ1~2cm程度で、山菜などと同じように売られています。身は白くて独特の風味があり、アクが少なく非常に歯ざわりがいいとか!

 

寒山竹(かんざんちく)

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大名竹(大明竹)とも呼ばれ、西南日本に広く分布しています。


緑竹(りょくちく)

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台湾辺りが原産と言われるバンブーの一種で、夏が旬という変わったタケノコです。国内では鹿児島県、宮崎県、熊本県で栽培出荷されています。

 

良い食べ合わせ

便秘予防:セロリ、大根、こんにゃく
高血圧予防:ひじき、牛蒡、ふき
スタミナ増強:オクラ、小松菜、椎茸
老化防止:さつまいも、かぼちゃ、くるみ

 

タケノコの収穫時期と食べ頃の旬

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収穫時期は地方によってかなり差が出てきます。鹿児島など早い地方では11月頃から収穫が始まるところもあり、九州や四国の「早堀たけのこ」と呼ばれるものはおおむね12月中旬からが本格的に出荷が始まります。

 

京都あたりでは2月中旬頃から始まります。

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モウソウチクが最も美味しく、安く沢山出回る食べ頃の旬は3月から4月です。ハチクやマタケはもう少し遅い4月中旬頃から6月にかけて、ネマガリタケは更に遅く5月中旬頃からが旬となります。
おおむね、春から初夏が旬と言えるでしょう。

 

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穂先が黄色で外皮の艶がいいもの
(穂先が緑のものは日光に当たてるので筋が硬く、えぐみが強い)
小ぶりでずっしりしたものが良く、切り口がみずみずしいものがよい
根元のイボが少なく、赤い斑点のないものが良い

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たけのこに皮がある理由は?

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イノシシやキツネなどの動物に食べられないように、たけのこを守るためです。

 

何日くらいで竹になる?

地表に出たたけのこは、成長過程で皮が1枚ずつ自然に剥がれ落ち、“脱皮”していくことで竹になります。すべての皮が落ちるのには、30日ほどかかります。

 

おいしいたけのこは穂先でわかる?

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穂先が茶色のものは、新芽がまだ土中にあるたけのこが掘り出されたもの。一方、緑色は日に当たっているものです。茶褐色のものに比べて、えぐみが多いので茶褐色のものを選びましょう。

 

たけのこのえぐみの正体は?

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たけのこが地表に出て日に当たるようになると、竹になるために必要な食物繊維を作り始め、同時にえぐみを作り出します。そのためえぐみの量は、日光にどれだけ当たったかに左右されます。また、えぐみのもととなる成分のひとつはシュウ酸です。

 

たけのこの選び方

生のたけのこは、選ぶ際にいくつかポイントがあります。

 

形が太く短い釣鐘型のもの

品種にもよりますが、なるべく形が綺麗で、ずんぐりとした釣鐘型のものを選びましょう。細いものよりも、太く短いものが美味しいとされています。

 

穂先が黄色っぽいもの

穂先が緑色をしているものは、なるべく避けましょう。緑色をしているものは土から頭がでて光合成をしており、えぐみが強くなってしまいます。穂先が黄色に近いものは、土から出ていない証拠でえぐみが少ないです。

全体的に色が薄いもの

たけのこはなるべく伸びすぎておらず、皮の色が薄いものが日にあたっている時間が短くおすすめです。日にあたる時間が長いものほど、皮の色が濃くなります。色の濃いたけのこはアクが強いので、全体的に色の薄いたけのこを選ぶといいでしょう。

皮が湿っていて乾燥していないもの

皮の部分がしっとりしていて乾いていないもの選びましょう。掘ったばかりのたけのこは新鮮で、皮も少し湿っています。新鮮なたけのこは、アクが少なく美味しく食べることができます。逆に、時間が経過するとアクが強まってしまうので注意しましょう。

 

切り口が白くみずみずしいもの

新鮮なたけのこは、切り口が白くみずみずしい状態です。時間が経過すると水分が抜け、切り口もアクによって茶色く変色していきます。

根もと周りにぶつぶつが少ない

根もと周りに赤いぶつぶつが少ないものを選びましょう。赤いぶつぶつが多いものはアクが強い傾向があります。また、ぶつぶつの色が薄いものもアクが少ないため、選ぶ際に参考にすると良いでしょう。

 

■たけのこのバターしょうゆ焼き

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(材料 2人前) 

・たけのこ(水煮・1本)   200g
・サラダ油  小さじ1
・バター 10g
・醤油 大さじ1
・木の芽(みじん切り)  適宜 
 

■たけのこご飯

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(材料 2人前)


・たけのこ(水煮)  100g
・油揚げ 0.5枚
・白だし 大さじ2〜3
 
 
■ たけのこと豚バラ肉のピリ辛炒め

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(材料 2人前)

  • 豚バラスライス 200g
  • たけのこ水煮 100g

    調味料
  • 料理酒 大さじ2
  • みりん 大さじ2
  • オイスターソース 大さじ2
  • 豆板醤 小さじ1
  • すりおろしにんにく 小さじ1(お好みで)
  • ごま油 大さじ1
  • 小ねぎ 適量

 

 
 
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